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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.04.26
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カテゴリ: 文芸
​ プロローグは、1954年4月の大分県、小鹿田(おんた)。
『でーれーガールズ』 の岡山弁は、何の苦も無く読み進めた私でしたが、
 この大分弁には、少々手古摺りました。
 意味は読み取れるのですが、スラスラ読み進めることは難しい……。

 それでも、第1章からは、お話の舞台が1909年4月の上野に切り替わり、
 読む速度は、ここから俄然ペースアップ。
 高村光雲や光太郎、さらには岸田劉生、武者小路実篤、志賀直哉等々、


   ***

  亀乃介は横浜で生まれ、母ひとりに育てられた。
  母は食堂で女給をしていたのだが、父親は店の常連客で、
  亀乃介を自分の息子とは認めなかった。
  母は幼子とともに店の二階に住み込みで働いていた。
  そして、亀乃介が八歳のときに病気で亡くなった。(p.79)

食堂の店主に引き取られた亀乃介は、10歳の頃からそこで働き始める。
数多く訪れる外国人客の対応をするうちに英語を習得。
そして、自ら描いたスケッチを食堂の壁に貼り出していたところ、
高村光太郎の目に留まり、それを機に高村光雲邸で書生をすることに。

その高村光雲邸に、亀乃介と同様、高村光太郎に紹介されてやって来たのが

この後、リーチは芸術家として次第に頭角を現し、
亀乃介は、彼の助手として、長きに渡って時間を共にすることになる。

   ***

バーナード・リーチは、実在の人物ですが、亀乃介は架空の人物。
そのあたりのことは、巻末の阿刀田高さんの「解説」に詳しく書かれています。

マハさんらしい、マハさんにしか書けない作品ですね。





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Last updated  2020.04.26 13:46:47コメント(0) | コメントを書く


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