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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.11.15
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カテゴリ: 教育・子育て
​ 副題は「大先輩たちが語る生き方のヒント」。
 「不登校新聞」に掲載されたインタビュー記事をまとめた一冊ですが、
 聞き手は、不登校・ひきこもりの当事者・経験者である子ども・若手編集部、
 答えるのは、樹木希林さんをはじめとする様々な分野で活躍する20人です。

 2002年6月15日に発行された100号に掲載された横尾忠則さんから、
 2018年1月15日に発行された474号に掲載された安富歩さんまで、
 インタビューが行われた時期にも幅があり、また、答えた方の属性も実に様々。
 不登校についても、色んな捉え方、受け止め方、考え方があることに気付かされます。



  この先、あなたはなぜ自分がこんな状況になってしまったのか、
  考えるときがくるでしょう。
  でも、その原因究明はするべきじゃありません。
  原因を究明しても、誰かを悪者にして終わるだけ。
  誰も助からない。
  明日、どうやって飯を食うかのほうが、よっぽど大事です。(p.79)

これは、本著の装画も描いている西原理恵子さんの言葉。
この部分はもちろん、西原さんの言葉は全体を通じて共感できるところが多かったです。

  難しいですが基本的には
  「あなたが学校に行こうと行くまいと、私の人生に何の関係があるの」という、
  ほとんど太陽のようなあり方をしていたほうがいいと思いますね。

  その現象や症状が、病気とか、健康とか呼ばれるだけのことです。
  無難な症状だけを見せていれば健康と呼ぶわけです。
  症状だけをどうにか押さえつけたところで大きくは変わらないでしょう。(p.109)

これは「不登校の息子に親としてどう寄り添えばいいのでしょうか」という問いに、
玄侑宗久さんが答えたもので、この後にも僧侶らしい深みのある言葉が続きます。


  10代だったころは気持ちと行動がなかなか伴わないし、
  親としては子どもの今後を決めてあげないと責任を放棄している気にもなります。
  でも、親が「子どものために」と動きまわっているときは、
  「ああ、やっぱり信じてくれないんだな」と
  子どもは思ってしまうこともある。(p.161)

これは「学校に行かない子に対する大人の役割は何だと思いますか?」という問いに、
辻村深月さんが答えたもので、 『かがみの孤城』 についての問答も興味深いものでした。





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Last updated  2020.11.15 18:51:50コメント(0) | コメントを書く
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