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Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.12.30
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カテゴリ: 教育・子育て
​ 著者の山本さんは、大学卒業後、毎日新聞に入社し、
 横浜支局、東京社会部、サンデー毎日で取材に携わっていた方。
 BS11で報道番組を担当し、その後東京社会部に戻った時期に、
 都内公立小学校でPTO団長(PTA会長)を務められました。

 超多忙であったはずの著者に、PTA会長就任依頼が舞い込み、
 それを引き受けるに至った経緯は、第1章冒頭で語られます。
 その前向きな姿勢に、まずは感心させられましたが、
 その後、PTA改革を推進していく辣腕ぶりには、さらに感心させられました。


本著は、その手引書に相応しい一冊です。

   ***

  このときの経験から、改革を進めるうえで大事なことを学びました。
  その行事や担当がいつから、どのような理由で始まったのか、
  なぜやらなければいけない活動なのか-を、過去にさかのぼって調べ、
  それをわかりやすく伝え、理解してもらうことができれば、
  「前例」の壁は突破できるのです。(p.67)

これは、本当に大事なポイントだと思います。
PTA活動だけでなく、学校の様々な取り組み全般について言えることかもしれません。

  誰もが参加しやすいPTAにするには、「PTAは大変だ」という負担感や、
  不公平感をなくしていかなければなりません。

  まず1つ目は委員会の数を減らすものです。(中略)
  「すべてのPTA活動はボランティアでまわすことができる」という思い
  -PTA改革の目玉と言える案です-については、
  「委員会統廃合案」その2で紹介しました。(中略)
  ズバリ、委員会をすべて廃止します。(p.117)


「委員会をすべて廃止します」とまでは、なかなか行きつかないところ。
でも、ここに手をつけたことによって、
その先への道筋が、大きく開けたのだと感じました。

  組織の改革には時間がかかります。
  でも、躊躇していては物事は進みません。
  大きな改革はPTA規約を改正しなければならないので、
  まずは規約改正には手をつけず、できることから始めようと決めました。
  そして、次の1年間をかけて活動をすべて見直し、
  「委員会の統廃合」を中心とした抜本的な改革を進めることになります。(p.89)

これは、目から鱗が落ちる発想。
本著で最も参考になる部分かもしれません。

  そこでPTO1年目は、
  「楽しむ学校応援団A小学校PTO(A)お試し期間中!」を実施しました。
  規約を変えることなく、
  PTOとしてスタートを切るために考え抜いた「ウルトラC」です。
  この方式だと、もしボランティア制でうまくいかなかった場合、
  修正したり、元に戻したりすることも可能です。(p.178)

この「ウルトラC」は使えます!!
「修正」や「元に戻す」ことが可能なのも、とても良いですね。

  結果として1年間、「お試し」期間を設けてよかったと思います。
  新しいPTO規約も1年間かけてじっくりと作成することができました。(p.190)

恐らく、この「お試し」期間を設けたからこそ、
皆の協力体制を構築し、改革を進めることが出来たのだと感じました。





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Last updated  2020.12.30 11:51:33コメント(0) | コメントを書く
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