乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2021.05.23
XML
カテゴリ: 文芸
前巻 刊行から、わずか3カ月での新刊刊行!
 ここしばらくは、ほぼ年に1度のペースだったのに何故?
 まぁ、読み手としては嬉しい限りなのですが、
 何か色々諸事情があるのではないかと、勘繰ってもしまいます……

   ***

玉鶯の孫に当たる8歳の幼女が、腸に異物が溜まって苦しんでいた。
猫猫と天祐が外科手術で救うが、それにより、玉鶯が異国人を嫌っていることが判明。
その件について猫猫が壬氏に報告していると、羅漢が突然やって来て、


林大人は元々西都の歴史に詳しく、名のある役人だった人物で、
戌の一族の族滅の際にも巻き込まれた経験を持ち、有益な情報が得られそう。
しかし、対局は長時間に及び、その間に林大人を介護していた林小人が行方をくらます。
そして、林大人が残した書類が収められていた書庫が、火事で焼失してしまったのだった。

蝗害第二波後、玉鶯は砂欧に戦を仕掛けることを壬氏と羅漢に進言するが断られる。
一方、都にいる羅半からの壬氏への手紙到達が滞る中、
羅半、姚(ヤオ)、燕燕(エンエン)から、猫猫に不可解な手紙が届く。
猫猫は羅半兄と共にその解読に成功、そこには「石炭さがせ」と記されていた。

石炭は、茘(リー)ではあまり使われないが、木材の少ない地方では貴重な燃料。
また、中央に提出された書類上では、石炭採掘はなかったことになっているが、
本当は採掘していたとなれば、不作の農民に施しを与えるだけの余裕も頷ける。


そして、蝗害発生から75日目、苦しい生活が続き不満を高めた民衆が、
壬氏の住まう館に押し寄せるが、玉鶯がそれを宥め、説き伏せる。
しかし、玉鶯は民衆の怒りの矛先を西の異民族、砂欧へと誘導し、
壬氏は、祖霊を祀る儀式である祭祀を行うことに。

後日、壬氏は、玉鶯の弟・大海に、玉鶯の宣戦布告を止めるよう依頼。

三男・大海が、砂欧宣戦反対の意を表明したその場で、
長男・玉鶯は、今上が壬氏を溺愛する理由について、自説を展開するのだった。

兄弟会議後、玉鶯の乳母の息子・拓跋が玉鶯の前に現れ、真実を語り始める。
西母は玉袁の許嫁だったが、他の部族に襲われ、乳母共々奴隷として売り払われたこと、
異国人の主人は奴隷の女に次々に手を出し、乳母が拓跋を、西母が玉鶯を身籠ったこと、
その後、玉袁が奴隷を買い取って西母を妻とし、玉鶯を実子として育てたこと等々。

拓跋は、玉鶯の本当の出自が書かれた戸籍表を林大人から奪い、手に入れていた。
玉鶯は小刀で拓跋を亡き者とするが、そこに現れた陸孫によって命を奪われてしまう。
陸孫は、玉鶯により母と姉の命を奪われ、滅ぼされてしまった戌の一族の生き残りで、
玉袁から西都を守るよう託されていたのだった。

   ***

様々な出来事の根底にあったのは、戌の一族と風読みの部族との複雑な関係性で、
陸孫の従兄妹の三姉妹の一番上が、あの白羽だったんですね。
そして、戌の一族や三姉妹を匿った玉葉后の本当の父親は?
さらに、雀さんはかなり有能な間人(スパイ)だったと判明しましたが、その上司は?

まだまだ西都でのお話は続きそうです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.07.30 09:34:46 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: