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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2023.11.19
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カテゴリ: 文芸

 金淑妃・麗雅や藍徳妃・芳林は、自家の序列を上げるべく陰謀を企て、
 雛女である金清佳や 藍芳春 にも、黄玲琳を引きずり落すよう圧をかける。

 初の儀が始まると、玲琳は水白粉が異物と入れ替わっていることに気付く。
 さらに、控えの場の巨大な天幕の柱が倒れ、慧月と共にその下敷きに。
 玲琳は慧月を庇い足を負傷するが、最後まで務めを果たし、淑妃と徳妃を牽制するのだった。

中の儀では、慧月が詩を書き連ねた宣紙が炎上、祈祷師に窮地に追い込まれるも、
玲琳が氷の張る泉の中に身を浸してその宣紙を拾い上げ、事を納めることに成功。

金家や藍家の策略によって玲琳はさらに平静を失い、慧月との距離は開いたまま。
冬雪や莉莉は、主人たちの喧嘩を納めようと東奔西走、尭明と景行・景彰兄弟にも協力を仰ぐ。

一方、玄歌吹は、賢妃・玄傲雪の制止を振り切って、姉・舞照を陥れた炎尋の儀の真実や、
姉が命を失った直接原因である薬草・霊麻の不足を引き起こした人物を探り続ける。
そして、玲琳のいる四阿を訪れた際、玲琳が当時から霊麻を豊富に所有していたことを知ると、
すりこぎで玲琳のこめかみのあたりを強打、古井戸の中に放り込んだのだった。

炎術で玲琳と繋がり、その窮状を知った慧月は、冬雪らと共にその居場所に辿り着くと、
瀕死の玲琳の体と自身の体とを入れ替え、玲琳らにその体を引き上げてもらったのだった。

   ***

  「筋違いのことで怒られたから不快だったんじゃない。
   友達に怒られて悲しかったんです。

   思いが伝わらなくて、悲しかったんですよ。」(p.264)

これは、莉莉が玲琳に語った言葉。
そして次は、尭明が慧月に語った言葉。

  「自分が無力なせいで、相手を危険に晒してしまう。
   そのことに惨めさを感じるのは、本当なら自分が相手を助けたいと願うからだ。


いよいよ、慧月の体と入れ替わった玲琳の反撃が始まります。
次巻では様々な謎が明らかになり、陰謀を企てた人々に天罰が下ることでしょう。





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Last updated  2023.11.19 19:49:09 コメントを書く


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