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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2024.05.26
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カテゴリ: 文芸

 イスラエルの調査機関アミシャブ代表のアブラハム・ヘルマンと共に殺害された。
 海部直彦の息子である賢司・リチャーディーは、
 日本総領事館員・度会忠行から、直彦が残した暗号メッセージを受取る。

 賢司は、かつて勤めたゴールドマン・サックスで同僚だったイラージ・カーニ、
 デービッド・バロン、ウィリアム・王に協力を求め、暗号の解読作業を開始する。
 そして、賢司の母・イエナンから、暗号文の文字がアラム語であることや、
 日本と古代イスラエルには、数多くの共通点が見られるということを聞かされる。

賢司は、父のメッセージやヘルマンが残したメモの意味を解明すべく、仲間と共に日本へ。

そこで、第78代諏訪大社宮司・兼平正人から、非公開の秘祭を見せてもらう。
それは、数千年前にモリヤ山で起こったと聖書に伝わる秘話を再現するものだった。

さらに、日本ユダヤ教団では、故ラビ・コーヘンの娘ナオミ・コーヘンの手助けで、
彼が隠し持っていた木版画を発見するが、そこに現れた二人組の女に銃口を向けられる。
うち一人に7枚の絵を奪い去られるが、もう一人は倒し1枚の絵を手元に残すことに成功。
そこには、ラビ・コーヘンが殺害された理由と思われる内容が記されていた。

   ***

賢司たちが暗号の解読作業を進める中、
中国駐日本大使・郭雲雕と駐大阪総領事・周江は、諜報員を使って
ラビ・コーヘンが海部直彦から預かっているはずの版画の入手を目指していました。
また、下賀茂神社神職・小橋直樹は、なにやら不穏な動きを見せています。


  いま中国が進めている沖縄独立計画にもどんな歯止めがかかるかわからない。(中略)
  確かに、イスラエルが突然動き出したこと以外は何の確証もない。
  しかし、先を越されて致命的なダメージを受けるのはやはり中国、
  何より郭大使自身だ。(p.251)

これが、中国が必死になって木版画を入手しようとしている理由。

イスラエルの調査機関アミシャブが、旧宮家に接近しているらしいという話は次のようなもの。

  「いいか、笑わないでくれよ。
   なんと、天皇家がユダヤの血を引いているかどうかを確かめるために、
   髪の毛を採取してDNAサンプルを取ろうとしているらしい」(p.192)

そして翌日、度会はラビ・コーヘンから、次の言葉を聞いたのです。

  「王家、ユダ族が日本にやって来たということですよ……」(p.217)

聖書と日本神話の否定しがたい類似、
そして、ユダヤ人が古代日本へ渡来した可能性。
これらの謎を解き明かすべく、下巻の読書に突入します。





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Last updated  2024.05.26 10:50:07 コメントを書く


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