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こんにちは。
土日は、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。
本日は、運動がどうして体にいいのか、考えてみようか、と …
。
ダイエットが目的で、ジョギングなど運動をされている方は多いと思います。
ただ、運動しているからとカロリーの高いものを同時に食べていては決してやせません。
体重を1kg減らすためには、約7,000kcalのエネルギーを消費しないといけませんが、そのためには35時間も歩き続ける必要があるくらい人間は省エネ体質だからです。
やせるための効率を考えれば食事が中心になりますが、運動は健康の維持に欠かせません。肥満を防ぐだけではなく、運動は心肺機能や筋肉、骨を鍛えて体力が向上します。
また骨粗しょう症や認知症の予防、それからストレス解消にも効果があることをご存知でしょうか。また、血糖値が高い人には、インスリンの力を借りずにブドウ糖が細胞の中に取り込まれるメリットがあります。
つまり、インスリンを節約しながら血糖値を下げることができるのです。
運動によって筋肉がつけば、基礎代謝が増えて太りにくい体質にもなります。
筋肉を車のエンジンにたとえてみましょう。
一般に、エンジンの排気量が大きくなるほど、ガソリン、すなわちエネルギーをたくさん必要とします。
だから同じカロリーの食事を摂っても、筋肉の多い人のほうが大量にエネルギーを消費する、つまり太りにくいのです。
また運動には、末梢血管の血液の循環を良くしたり、血圧を下げたりする効果があり、悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールを増やす効果もあると報告されています。
このように、運動はダイエットだけではなく、生活習慣病に克つ薬でもあるのです。
さて、運動で上記のようなメリットが得たいと思ったら、有酸素運動をお勧めします。
有酸素運動は、簡単にいえば息を吸いながら行う運動で、歩いたり、自転車で走ったり、ゆっくり泳いだりも皆、有酸素運動です。
ただ、月1回程度では効果は期待できません。運動の効果は、2~3日からせいぜい1週間で、それ以降はほとんどなくなってしまうのです。
最低でも週3日以上、1回に30分以上は行うようにしましょう。
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