音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2018年04月18日
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テーマ: THE 80's(49)
特大ヒット・シングルを収めた4th作


 ベルリン(Berlin)と言えば、ドイツの都市名なわけだけれど、特にそれと関係が深いわけでもなくバンド名としたのは、アメリカはカリフォルニアの若者たち。ヨーロッパ風でエキゾチックというのが理由だったとか。ということは、“リスボン”や“ジェノヴァ”、はたまた“ヘルシンキ”や“コペンハーゲン”でもよかったのだろうか…。ともあれ、1980年のインディーズ盤を出し、やがてメジャーで売れるようになっていった。セカンド作とサード作で成功を収め、大ヒット映画『トップガン』のサントラという出番が回ってきた。

 そのようなわけで、セカンドやサードの方がアルバムとしては売れたわけだけれど、上記映画作品の挿入歌 「愛は吐息のように~トップガンLOVEテーマ~(テイク・マイ・ブレス・アウェイ)」 が特大のヒットとなり、しかも日本盤ではこれがアルバム表題にまで転用されたということもあって、本盤も目につきやすい(ただし大したセールスには結びつかなかった)。

 さて、上記ヒット曲のバラードのイメージだけでは、アルバム全体は想像しにくいだろう。そもそもこのバンドはシンセを積極的に使ったニューウェーヴ系の音楽を目指していた。その意味では、1.「愛の迷路(ウィル・アイ・エヴァー・アンダスタンド・ユー)」や3.「炎のハート・ブレイク(ライク・フレイムス)」、あるいは6.「トラッシュ」や9.「トーク・ミー(セックス・ミー、トーク・ミー)」あたりが本領を発揮しているナンバーということになるのだろう。その一方、個人的な好みという点では、2.「ユー・ドント・ノー」、10.「ピンク・アンド・ベルベット」(特にこの曲は私的には一押し)なんかもいいと思う。

 でもってこのバンド、その後はどうなったのかというと、本盤のセールスが振るわなかったことや、5.「愛は吐息のように」のヒットによる方向性をめぐり、結局は1987年に解散してしまった。さらにその10年後の1997年以降は再結成し、ゴーゴーズ再結成ライヴの前座を務めたりした。現在も活動中で2013年にアルバムを発表(筆者は未聴)、2017年には新作を準備中との報道もあった。現在、メンバーは50歳代といったところだろうが、もう一花咲かせたりという展開がひょっとしてあったりするのだろうか。


[収録曲]

1. Will I Ever Understand You
2. You Don't Know

4. Heartstrings
5. Take My Breath Away
6. Trash
7. When Love Goes to War
8. Hideaway
9. Sex Me, Talk Me
10. Pink and Velvet

1986年リリース。



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Last updated  2018年04月18日 08時03分05秒
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