音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2020年05月22日
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個人的な思い入れも含めて、これまでのところ最良の盤


 1998年にデビューしたスペイン人女性シンガーのマルー(Malú)にとって8枚目のスタジオ盤となったのが、2010年発表の『ゲラ・フリーア(Guerra fría)』である。個人的には思い入れの強い作品で、筆者が1枚通して聴いたものとしては最初の彼女のスタジオ盤だった。そんなこともあって、愛着が強く、繰り返し聴いている。先に結論を述べてしまうと、今のところ、マルーのアルバムの中では最良の出来と言っていいのではないだろうかと思っている。

 2009年の 『ビベ』 (これもかなりのお薦め盤)はスペインで初登場2位だったのだけれど、本盤『ゲラ・フリーア』は、それを上回り、初登場1位となった。その後のアルバム作品もスペインチャートの1位を連続して記録しており、その人気はとどまることを知らない。

 本盤の一押しは何と言っても、2. 「アオラ・トゥ」 。さらに、これ以外にも、お勧めの好曲が目白押しである。ノリのいいポップからしっとりしたバラードまで曲調にバリエーションがあるのも、通して聴いて飽きさせない点と言えるだろう。

 筆者のお勧めとしては、まずは、1.「ボイ・ア・ケマールロ・トド」。ポップでありながら、抑揚が効いていて、冒頭で聴き手を一気に惹きつける。比較的ノリのよいナンバーとしては、7.「ベルティゴ」もいい。上記の2.と並ぶ叙情系バラードとしては、5.「ニ・ウン・セグンド」があり、こちらもまたマルーの本領発揮のナンバーである。さらに、ややしっとり気味のバラード調の4.「ブランコ・イ・ネグロ」も筆者のお気に入りだったりする。ついでにもう1曲付け加えておくと、表題曲の9.「ゲラ・フリーア」もハスキーな声と歌唱力が生かされた実に好ナンバーだと思う。

 上で述べたように、マルーのアルバム作品の中で、個人的には本作がこれまでのところベストの盤だと思う。まだ未体験で関心のあるという方は、ぜひこの辺を入口に聴いてみていただきたい。


[収録曲]


2. Ahora tú
3. Quién
4. Blanco y negro
5. Ni un segundo
6. Libérame
7. Vértigo
8. Búscame
9. Guerra fría
10. El apagón
11. Así lo haré


2010年リリース。




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Last updated  2020年05月22日 05時30分51秒
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