秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

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2023.12.30
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カテゴリ: 政治
台湾の総統選挙もあと2週間となってきました。Taiwan News が報じた12/27-29の世論調査による予想獲得票の割合では、民進党の頼氏が頼氏は40.6%から41.8%、国民党の侯氏は36.7~38.5%、民衆党のコ氏は20.6%~21.7%と、一時期より頼氏が差を広げているように思います。

この選挙の結果の影響についてNHKのサイトで、法政大学法学部の福田円教授がわかりやすく解説いただいているので勉強したいと思います。台湾有事は尖閣諸島とセットで来るように思います。米大統領選挙もあり、ウクライナ情勢も含めて、2024年は激動の年になるのか。

■参考リンク


抜粋
総統選挙の結果は世界や日本にどう影響するの?
今回の選挙では、中国からの軍事的なプレッシャーも強まるなか、アメリカとの協力を中心に防衛能力をしっかりさせ、自分たちの社会を守るというところは、どの政党もあまり変わらないんです。
だけど、そのために何をするのかが大きく違います。与党の場合は今の状況を続けて、中国に対して妥協はせず、それで中国と対話ができないのであれば、それ以外の、協力できるアメリカ、日本、フィリピン、オーストラリアなどと協力して自分たちの安全を守る立場です。国民党の場合は、中国との対話や交流が重要だということを非常に強く主張しています。ですから、有権者がどの候補者を選ぶかで台湾の対外政策は少し変わってくると思いますね。
選ばれる候補者によって台湾海峡が緊張することはあるの?
あると思います。

内政や社会が大きく変わることは?
国民党の場合は中国との経済関係をこれまでと同様か、少し力を入れる形で重要視すると思います。一方で、民進党の基本的な政策は、できるだけ中国からは撤退して、リスクを分散させることなので、経済政策なども違ってくると思います。
台北
あとは選挙の争点になっている問題としては、例えば中国からの留学生を積極的に受け入れるかどうかといった、人の移動もあります。新型コロナもあって中国から台湾への人の移動は、ほぼなくなっていますが、再開された場合に台湾の社会がどう変わるのか、インパクトがあると思います。
選挙戦の勝敗のポイントって?
今回の選挙だとそこまでの中国の介入のようなものも目立ちませんし、去年に比べると台湾海峡の緊張も少し収まっています。中国は極力、台湾の選挙戦を刺激しない姿勢をとっています。
だけど、野党の協力も実現せず、民進党対国民党の対決になりましたので、やはり選挙戦の最後は中国とどう付き合い、国際社会の中で台湾がどこに立つのかということが一番大きな論点になると思います。わかりやすく言うと、民進党は「国民党政権になったら中国とまた近寄りすぎる、危険だ」と言うし、国民党は「中国と対話していない状況は危険で、民進党の候補者が当選した場合は中国をもっと刺激する」と強調すると思います。民衆党は「民進党は中国との緊張を高める、国民党は中国の言うことを聞きすぎる」と批判して、2党の中間の選択肢を訴えています。
台湾有事って?中国と台湾は戦争するの?
「台湾有事」ってよく聞くけど、何のこと?
何なんでしょうね。私自身は、あまり「台湾有事」という言葉は使いません。台湾海峡で軍事紛争が起きるという意味で使われることが多いですよね。
先生は別の言葉を使うんですか?

先生が「台湾海峡有事」という時は、何を指しているの?
台湾海峡で戦争や紛争、もしくは軍事危機が起きることですね。この時に考えなければいけないのは、中国の言い分としては統一のために戦争するということはあまり言っていないんですよね。中国は「平和統一」だと言っているわけです。中国が言っているのは、台湾が独立宣言をするなど、「統一」への希望がなくなっちゃう場合、自分たちがそれを止めるために戦争をやるということです。つまり、「有事」は台湾で何かが起きるということではなく、中国と台湾の関係の中で発生するものだということです。
中国と台湾の戦力、どっちが強いの?
これは重要な問題です。中国軍は戦争をすると言い続けてきましたが、2000年代ぐらいまでは、近代的なミサイルや戦闘機、あるいは海軍の潜水艦などの能力は台湾の方が高かったんです。だから台湾側から何かしない限りは中国が本当に戦争を始める可能性は低いと思われていました。
だけど、2000年代の後半、特に2010年代に入ってからそのバランスが一気に逆転しました。中国軍の実力がどんどん上がり、台湾軍が単独で戦ったら厳しいことが予測される状況になっています。そうなってくると、中国が戦争をはじめるハードルがすごく下がるということで、今、台湾海峡における戦争の可能性が心配されているんだと思います。

台湾海峡で有事が起きたら日本や世界への影響は?
すごく大きな影響を受けることになります。日本の場合は国内に米軍基地があるので攻撃される可能性があると考えるべきです。
沖縄のアメリカ軍嘉手納基地
日本の基地が攻撃されないとしても、おそらく米軍は介入することが予想されます。その場合、日本は日米同盟の規定や協議に則って、何らかの形でその戦争に関わることが求められます。もちろん軍事面だけではなく、ウクライナの戦争を見ればわかるように、アメリカや日本は経済面での制裁を行う可能性も高く、日本は中国と間接的に戦うことになるわけです。
中国にいる日本のビジネスマンや企業はどうなるのかという問題も出てきます。それ以外にも周りの海峡が封鎖される可能性もあり、そうなれば日本の物流も大きな影響を受けることになると思います。
このように、あらゆる面で大きな影響が出るため、どの国も戦争の勃発を防がなければいけないと思っています。中国としては、戦争をすると言い続け、それに向けた準備も続けなければいけない状況ですが、実際に戦争となると中国自身も大きな痛み負うことを覚悟しなければならず、そのハードルは非常に高いんですね。
中国軍はこれまで台湾にどういう行動をとってきたの?
冷戦期であれば、台湾の離島で中国大陸に近いところにある金門島や馬祖列島を砲撃したことがあります。
1958年に中国軍から激しい砲撃を受けた金門島
冷戦後は、1996年の台湾海峡危機※がありました。2022年には、アメリカの下院議長だったペロシ氏が台湾を訪問したあと、中国軍は人がいない海域にミサイルを試射したり、台湾の周りの海域や空域でさまざまな統合軍事演習をしたりしました。その内容は、台湾の主要な港などを封鎖できる能力、それから封鎖した後に上陸できる能力を示すものになっています。それ以外にも、最近は台湾海峡の中間線を越える形で軍機や軍艦が不定期に入って、自分たちの行動範囲を台湾側の領域に少しずつ広げていく形で演習が行われています。その度に、台湾軍はスクランブル発進をするなど、一つ一つ対応しなければいけなくなっています。
※1996年の台湾海峡危機
1996年に台湾で行われた、住民の直接投票による初めての総統選挙に影響を与えようと、中国がミサイル演習を実施。その際、アメリカが空母2隻を派遣し、台湾海峡の緊張が高まった。
アメリカは台湾を助けるの?
アメリカは台湾との外交関係を断絶した後、議会が台湾関係法というものを作りました。これにより、武力や強制的な方法で台湾の将来が決定される可能性に「関心」を示し、台湾に防衛的な兵器を売り続けています。中国からの攻撃によって戦争が起きるのだとすれば、この基本的な立場から考えて、ほぼ確実に台湾を支援すると思います。
「台湾の半導体」ってよく聞くけど、なぜ注目されているの?
半導体はいろんな産業製品を作るときの一番重要な部分を占めます。今、台湾のTSMCという会社が非常に精密な半導体を作ることができ、その需要が高まっています。半導体がないとスマートフォンや車も作れなくなってしまうので、どの国も有事の際でも半導体を確保したいということで、まずは現状として技術を持っているTSMCに注目が集まっているんだと思います。

台湾が世界の安全保障の鍵握る-総統選で最有力候補の頼氏:ブルームバーグCindy

米国は台湾にとって「最も重要な同盟国」-与党・民進党の頼副総統
バイデン米大統領、台湾の防衛能力強化盛り込む国防権限法案に署名
以下略

Taiwan News:My Formosa poll puts Lai 11% ahead in Taiwan presidential raceSurvey estimates Lai, Hou will each receive more than 5 million votesBy Matthew Strong, Taiwan News, Staff Writer2023/12/30 20:27
Google翻訳
私のフォルモサ世論調査では、台湾総統選挙で頼氏が11%リードしている
調査では頼氏と侯氏がそれぞれ500万票以上を獲得すると予想している
マシュー・ストロング著、台湾ニュース、スタッフライター
2023/12/30 20:27
台北(台湾ニュース)-第101回美麗島世論調査では、民進党(民進党)の頼清徳候補(賴清德)が11.1%でリードを維持したと12月30日土曜日(土曜日)に報じられた。
現職副総統の得票率は39.6%、国民​​党(国民党)の侯友宜候補は28.5%、台湾人民党(TPP)の柯文哲候補は1.3%増の18.9%だった。調査は12月27日から29日、土曜日午後にキャンペーンの唯一の生放送テレビ討論会の前に実施され、1,253の有効サンプルが得られ、誤差は2.8%であった。
マイ・フォルモサはまた、3候補者が1月13日に獲得する可能性のある票数を計算した。2016年と2020年の平均投票率に基づいて、頼氏は40.6%から41.8%、または559万票から576万票を獲得する可能性がある。 2024 年の有権者の数。
侯氏は総得票数が505万~530万票で、36.7~38.5%を獲得する可能性がある。コ氏の得票率は20.6%~21.7%、つまり284万票~299万票となる。
リバティ・タイムズ紙によると、ライ氏はこの試算に反応して、自身の目標はまだ達成されていないと述べた。彼は有権者の半数以上を説得し、立法院で民進党が絶対多数を維持することを望んでいた。






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Last updated  2023.12.31 02:36:14


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