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小話  屋台その2  VOL.141


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特別編 『アリスの大豪邸』 


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.03.20
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 そこはまさに豪華なホテルでした。
なんと言うか……、お金持ちの人達が使うような場所に見えました。

 アリスはとてもお腹が減っていましたし、疲れてもいました。だけど……、ホテルの入り口の前で立ち止まってしまいました。

 そこの素敵な扉のガラスに自分の姿が映ったのです。
髪の毛はグシャグシャですし、洋服もしわくちゃになっていました。
それで「(うーーーーん、どうしようかな?……)」と、入るのを躊躇(ちゅうちょ)していたのです。すぐに扉を開ける勇気がありませんでした。



 自分がここに入るのはとても場違いな感じがしてなりませんでした。
せめて、洋服と髪の毛ぐらいちゃんとしておかないと……、入るのを断られそうな気がしたのです。

 それに自分は”子供”です。子供だけでホテルを利用するのはあまり無いように思えたのです。だから、泊めてくれるように頼んでも、子供だからとバカにされて追い返えされる事もあるかも知れません。







 そう思っていると、ガラスの扉の向こうからホテルのボーイさんが近づいて来るのが見えました。ボーイさんは扉を開けられないでいたアリス達の為に、中から扉を開けてくれました。


 そのボーイさんはスリムで、ピシッとアイロンの効いた真っ白な従業員のコスチュームを着ていました。かっこいい感じのやや細身の体系で長身でした。


 けれど……、よく見ると人形だったのです。
人とまったく同じ背の高さの人形でした。

 顔はリアルで、人間に近い作りです。綺麗で不気味さはありません。若々しくてハンサムでした。美少年……もしくは美男子……イケ面、そんな言葉も似合いそうでした。ボーイさんはニコニコと笑っていました。

ボーイ「お嬢さん方。何か御用ですか?」
アリスは思わず言葉を飲み込みました。
それは優しそうで美しい声でした。


 アリスは思わず「いえ、そのう……。すいません。来るところを間違えました……」と言ってしまいましたが、ニセアリスが胸のポケットから書簡を出し、
「あのーーー、招待状があるんです!」と頑張りました。
アリスもハッと我に返り、「あの、そうです。すいません。女王様にお会いしたくて、このお城に来たんですが……」と言いました。


それは”人形”でしたが、大人の男性に見えて、(なにより物腰がすごく丁寧で紳士的で)アリスは”女の子”として少し照れてしまいました。


アリス「今晩ここに泊めていただけないでしょうか?」



 ボーイさんはゆっくり書簡を受け取り、中を丁寧に見ました。そして書簡をニセアリスに返して、
「分かりました。当ホテルはあなた方をお待ちしておりました。どうぞ中へお入りください、お客様」と言いました。


 ニセアリスは「やったーーーーーーーー!!」と思わず大きな声。




 ウサギさんは”慣れた”手付き、サイコロを見せるとボーイさんはすぐにウサギさんも入れてくれました。
どうやらサイコロを見せるだけでもいいようです。







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Last updated  2005.12.06 05:11:32
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