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その直後、イスラエルは、ガザ北部への援助物資ルートを一時的に開放すると発表した。これらの展開からいやでも導き出される結論は
(1)アメリカの兵器と支援が可能にした軍事作戦の開始から半年で3万3千を超えたパレスチナ人死者や200人近い援助関係者の犠牲はやり過ごせたバイデン氏にとっても、国内で批判されるであろう1人の米国人の死は重いということ
(2)イスラエル支援を見直すという警告ひとつで頑ななネタニヤフ首相に物資搬入の拡大を認めさせることができるのに、餓死者が出てもそれをしなかったバイデン政権の責任はとてつもなく重いということ。それに歩調を合わせた「同盟国」たちの責任も。そして「同盟国」政府の立場を改めさせることができずにいる私たちの責任も。
この惨状は、もっと早く、電話一つで止められるはずだった。
改めて、自らガザに赴き、命懸けで援助にあたる人々に、敬意と感謝を捧げたい。
(文筆家)
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