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2024年04月30日
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テーマ: ニュース(99592)
カテゴリ: ニュース
イスラエルによるパレスチナ人大虐殺を無条件で支援してきたアメリカのバイデン大統領は、調子に乗ったイスラエル軍がガザに食料支援をするアメリカ人を殺害したことに激怒して、ネタニヤフに「いい加減にしないとアメリカからの支援は打ち切るぞ」とどやしつけたところ、翌日にイスラエル政府は「ガザ北部への援助物資ルートを一時的に開放する」と発表したのであった。そのことについて、文筆家の師岡カリーマ氏は13日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 その直後、イスラエルは、ガザ北部への援助物資ルートを一時的に開放すると発表した。これらの展開からいやでも導き出される結論は

(1)アメリカの兵器と支援が可能にした軍事作戦の開始から半年で3万3千を超えたパレスチナ人死者や200人近い援助関係者の犠牲はやり過ごせたバイデン氏にとっても、国内で批判されるであろう1人の米国人の死は重いということ
(2)イスラエル支援を見直すという警告ひとつで頑ななネタニヤフ首相に物資搬入の拡大を認めさせることができるのに、餓死者が出てもそれをしなかったバイデン政権の責任はとてつもなく重いということ。それに歩調を合わせた「同盟国」たちの責任も。そして「同盟国」政府の立場を改めさせることができずにいる私たちの責任も。

この惨状は、もっと早く、電話一つで止められるはずだった。

 改めて、自らガザに赴き、命懸けで援助にあたる人々に、敬意と感謝を捧げたい。
(文筆家)


2024年4月13日 東京新聞朝刊 11版 21ページ 「本音のコラム-その血は誰の手に」から引用

 第二次世界大戦が終わる頃に西欧諸国の首脳がシオニズム運動に結集したユダヤ人がパレスチナに建国することを承認しようという議論をしていた時、パレスチナを植民地支配していたイギリスのチャーチル首相(当時)は,パレスチナにユダヤ人の国を建設すると言っても、今そこに住んでいる人々のことはどうするんだ、という質問に対して「昔からそこに犬が住んでいたとしても、犬に先住権を認める必要はない」と、パレスチナ人を犬呼ばわりして先住権を認める必要はないと公言したのであった。欧米にはいまだにアラブやアフリカ、アジアを見下す習慣が根強く残っていて、今もなお、ユダヤ人のパレスチナ・ホロコーストを批判すると「そのような反ユダヤ主義は認められない」と、批判される始末である。どこに「ボタンのかけ違い」があったのか、実に不思議な話である。





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最終更新日  2024年04月30日 01時00分09秒


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