ベルギ-永住ミステリー小僧のブログ

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2023.08.11
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カテゴリ: ベルギ-の日常


昨日、動物園に行ってきました。
孫の3歳の誕生日の時に、今度は動物園につれて行ってあげると、動物好きの孫に約束したからです。それから3か月ほど経ってしまった昨日、やっと実現した訳です。


朝8時半、昨晩作っておいたサンドウィッチと水のペットボトルをバッグに入れて、カミサンと私は娘夫婦のアパ-トへ向かいました。そこで娘と孫2人(年下の長女は8か月)と合流し車2台で出発。娘の旦那は仕事のためお留守番(在宅勤務)である。

4人であれば普通は車1台で十分乗れるが、赤ちゃんが2人居るとなれば赤ちゃんシ-トが一人一人に必要であり、車1台では大人一人がはみ出してしまうので2台で行くことになりました。問題は3歳の孫をどちらの車に乗せるかでした。

出発前に訊くと私らと一緒にいたいというのでこちらの車に乗せたが、走り出して暫くすると今度はマモン、マモン(ママのことです)と泣き出してしまって困った困った。
装着した赤ちゃんシ-トのシステム上、後ろ向きに座るので先導するマモンの赤い車が見えないので心配しているのだとわかる。

仕方が無いので娘に電話して、後ろを走るように頼むことに。

行先はブリュッセルの南東にあるAthという小さな町の近くに位置する Pairi Daiza という名の動物園。リングと一般道で75分程度。
高速を降りるとそこは全くの田舎でした。3本羽の風力発電風車も見える。
トウモロコシやジャガイモ畑がそこかしこに点在している、これこそがザ田舎というべき一帯の一本道で、前を走る車が渋滞し始めた。目指す ​Pairi Daiza が近づいてきたようだ。
時刻は10時半。娘によれば
Pairi Daiza ​はかなりよく知られた場所で、ベルギ-は元よりお隣のフランスからも観光客が来るとか。

広大な駐車場の一角に駐車して、動物園の正面入り口に向かう道は凄い人波である。
そして入り口についてびっくり。雰囲気は動物園というより遊園地あるいはディズニーランドに近い印象びっくり


             正面入り口の広場

                  右側

正面のドーム状アーケ-ドに入ると、こんな感じ。両側はブティックが並んでいる。


入り口で入手した地図を見てみると園内はかなり広い様で少したじろいでしまう。
娘によれば、園内をくまなくめぐると1日はかかるという。




60代後半で昨晩は4時間くらいしか眠れなかったので(子供のように興奮して寝つきが悪かった)、朝からバテ気味で体が怠いのに、これからの過酷な道のりを思うと落ち込んでしまいそうだ号泣


園内のことを話す前に、我々の荷物について一言触れておこう。
まず赤ん坊2人であるからベビ-カ―(プセット)は2台必要。それにまだ体力が回復していないカミサン用に車いすを薬局で借りた(1日1ユ-ロと激安びっくり)。彼女は車いすなど外で使ったことが無いので、誰か押手が必要となる。つまり私と娘で車椅子とベビ-カ―2台を押さなくてはならないという、ちょっと厳しい旅となるのですしょんぼり
大丈夫かなぁ。あたしは心配症なんです。

しかし、こういう過酷の中でも落ち着き払ってテキパキと物事をこなしていくのが我が娘である。
2台のベビ-カ―を平行に連結してスイスイと押していく。そういう手があったのか。

まず初めに訪問したのは、地図左手手前の〈The Middle Kingdom〉というゾーンで、木立の間に中国風の建物が点在しており、その中の一つに入ると長い曲がりくねった回廊を廻りながら、中央の広い空き地にいる動物を見て回ることになる。
動物が良く見える場所には人と
ベビ-カ― が群がっており、なかなか前に進まないので何とももどかしい。人気のパンダはこのゾ―ンの最も奥となる。



来園前は写真を撮りまくるぞ、と勇んでいましたが、車いすやベビ-カ-を押すのに追われて写真どころではありませんでした。残念。

パンダに行く前にすでにガス切れでランチタイムとなりました。
私とカミサンは昨晩作っておいたバゲットのサンドウィッチを食べたが、一晩おいたバゲットは硬くはなっていなかったが、まるでゴムのように嚙み切れない。噛んでいるうちに顎と歯が痛くなってきた。やはり当日に買ったバゲットじゃあないと食べれないことを痛感。

ランチ後、パンダを見に行ったが、パンダは20mほど離れた所に背中とお尻を向けて寝っ転がっているだけで、身動き一つしない。遠い所をやって来たのに扱いが冷たいので、早々に次のゾーンに移動することにする。

その後は、敷地中央にある巨大な池を時計回りに回りながら、多くの動物を見て回りました。それで気付いたことがいくつかあります。
箇条書きにすると。

1. 標識や矢印の類が殆どない。私にとっては必要不可欠の地図標識が全くないのには呆れた。どうもスマホでQRコードを読み取ったアプリで確認しろという事らしい。道に迷うたびに娘は当然のようにそうしていた。

2. ベビ-カーや車いすを押していて、突然前方に階段が現れると困惑するし腹が立つ。何の標識、説明、矢印が無いこともよく分からない。要は事前にアプリの地図でよく確認して行動しろ、と言われているようで面白くない。

3. 園内はどこも坂が多く、
ベビ-カーや車いすを押すのは時にはかなりハードな仕事となる。

4. 園内は石畳の道が多く、 ベビ-カーや車いすの押手や乗り手(乗客)に優しい道とは言えない。

5. 動物の種類は多いが、頭数はそれほど多くない。特にニホンザルは石の山に1頭しか見えず(つまり〈群れ〉が見当たらない)、拍子抜けというか寂しい感じがした。猿は群れを見ないと面白さが分からないと思うので。

結構ネガティブな感想ばかり書いてしまったが、勿論面白かったところも多かった。特にペンギンのいた洞窟の中は長袖は元より、上に何か羽織らないと寒いほど中は冷房が効いていた。その寒さの中で、巨大なつららが下がり氷におおわれている洞窟の中のペンギンを見ていると、何か南極に来たような錯覚さえ感じたものです。

生後8か月の赤ん坊がいれば当然お腹が空けば泣き出す。
ミルクだと温めたり場所によっては出来ないので、娘は簡単な授乳を選んだようです。
ただ簡単とはいえ人前でお乳をあげるので、隠すところは隠して
手際よく 自然にすることが必要です。必要以上に人前を気にしていたら、逆に目立ってしまうでしょう。



上の写真は授乳している時のものですが、後姿からはそうは見えませんよね。
このようにして園内で3回授乳しました。


まあそれでも子供たちにとっては、動物園は特別である。遊園地とはまた違った魅力があるし、園内は十分広いし、汽車(勿論乗れる)も走っているし、何しろ多くの種類の動物を見れる喜びは何事にも代えられないだろう。ただ、動物園に来るのは5歳以上が良いと思う。2歳ではちょっと早すぎた感がありました。

ちょっと端折ってしまったが、今回の動物園探検(私にとってはそう感じた)はとても疲れました。もう二度と来ることは無いとは思いますが。
これが60代シニアである私の探検記でした。

因みに入園料は、大人42ユーロ(65歳以上は40)、子供は36ユ-ロかだが3歳未満は無料。駐車料金は1日10ユ-ロ、とまあこんな感じです。
季節や曜日で違うので、興味のある方は事前にホームパ-ジで確認した方が無難です。なおオンラインで予約すると割安になるようです。
来園前は高い、と感じていましたが、これだけ広いし見どころは多いから元は十分取れそうですね。



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最終更新日  2023.08.11 03:27:39
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