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今朝、カミサンを車で病院に送るため、8時15分前に家を出ました。
道は混み始めていましたが、渋滞にはまだ間がある様です。
しかし歩道には通学の生徒や学生の歩く姿がそこかしこに見えるし、自転車も数多く見かけます。
その混み始めた車道を走っていて、今更ながら気づいたことがありました。
私の車の動きだけが、他の車や自転車や歩く人たちとは違ったリズムを刻んでいるような錯覚に陥ったのです。同じ速度で走っている車でも、私が運転する車とそれ以外では、車から発せられる熱量が違うというか、もしサーモ何とかという特殊カメラで表面温度を測定することが出来るのなら、私の車だけ温度が低いブル-だったりして…。
今思い返すと、まだ朝が明けたばかりの薄暗がりの中、長く続く車列の中で眠い目を瞬かせながら車のハンドルを握っていた頃の私の車も、本人が気づかぬまま熱量を放っていたんですね。もしかしてそれは、「殺気」と言い換えてもいいかもしれません。
そうなんですよ、今朝運転していて他の車からは何となく「殺気」を感じたものでした。1分1秒でも早く職場に学校に着きたい、それを好むと好まざるに拘わらず、体が気持ちが急かしているのでしょうか。車の速度やロータリ-での回転速度、ブレ-キや発進までも、キュッキュっという音が聞こえるのでは、と思うくらい俊敏できびきびしています。でも、もう私には怖すぎてそんな運転は出来そうもありません。
第一、そんなに急いでどこかに行く必要もないし、誰かに急かされることも無いのですから。
帰り道は予想していた通りに、信号は2,3回待ち、横断歩道は横断する人や生徒でひっきりなし…。私には彼らは一人一人違うのに、同じリズムで動くゼンマイ仕掛けの人形のように見えました。
私はもう彼らの中には入れないなぁ、そう感じざるを得ない気持ちになりました。
それは、そうなれない自分に寂しい様でもあり、もうそうする必要が無い自分にホッとしているようでもある、何とも表現するのが厄介で奇妙な思いでした。
ハッキリしているのは、なるべくならこの時間帯には運転を控えたほうが良い、という気持ちでしょうか。私は間違いなく「よそ者」なのですから。
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