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楽天の昨年ドラフト1位古謝樹投手は、今季は 勝敗というルーキ-イヤ-としてはまずまずの成績だったんではないでしょうか。その昨年のドラフトでは、古謝をはじめとした大学生の即戦力投手の当たり年と言われ、8投手がドラ1で指名されて入団しました。
その中で最も活躍したのは、西武のドラ1夏武内夏暉投手であるのは間違いないでしょう。
その一方で、1軍のマウンドに上がれなかった投手も何人かいた様です。契約更改の時期のせいでしょうか、ここ最近、ひじの故障や肘の手術で無念のシーズンを送った投手の記事を、頻繁に目にするようになりました。どうも3人以上いるみたいです。
今まで新人投手でこんなに肘を故障して手術をした選手がいた年はないのでは?、と気になったので、昨年のドラ1大学生投手の今季と現在について、パリ-グは勿論のこと、セリ-グについても調べて見ることにしました。
まず昨年のドラフト1位の中から投手だけを抜き出して、今季の成績をみてみます。
《セリ-グ》
阪神 下村海翔
(青学大)
1軍登板なし。 4月に 右肘のトミ-・ジョン手術
を受けリハビリに専念。
広島 常広羽也斗
(青学大)
2試合に先発し11回15被安打の防御率2.45(2軍では12試合2勝6敗63.2回防御率3.96)
1軍登板では走者を背負うことが多く、大学時代の安定した投球は見られませんでした。
巨人 西舘勇陽
(中大)
28試合、主に救援で
登板。
30.2回で1勝3敗20ホールド防御率3.82と大活躍
ヤクルト 西舘昂汰
(専大)
1軍登板なし。1月の新人合同自主トレ中に右肘痛を発症。9月に
4月に 右肘のトミ-・ジョン手術
中日 草加勝
(亜大)
1軍登板なし。1月の新人合同自主トレ中に右肘違和感。2月に
右肘のトミ-・ジョン手術
を受けた。
《パリ-グ》
ソフトバンク 前田悠伍
(大阪桐蔭高)
1試合3回 0勝0敗 防御率18.00(2軍では65回防御率1.94)
楽天 古謝樹
(桐蔭横浜大)
15試合83.1回
5勝8敗
防御率4.32
西武 武内夏暉
(国学院大)
21試合145.1回 10勝6敗
防御率2.17
日本ハム 細野晴希
(東洋大)
2試合9.1回
0勝0敗 防御率3.86(
2軍では
8試合28.1回 被安打15 防御率1.27)
7月に左肩故障
で約3か月離脱。
ドラフト1位投手9人(前田以外は大卒)のうち、1軍でそこそこ以上活躍したのは、 巨人西舘勇陽、楽天古謝樹、西武武内夏暉
の3投手しかいませんでした。
残り6投手のうち、阪神下村海翔、ヤクルト西舘昂汰、中日草加勝の3人は、開幕前に肘痛を発症して2月から4月の間に手術を受け、今季はリハビリに専念することになってしまいました。
肩の故障を発症した
日本ハム細野晴希を含めると、9人中4人が戦力とはならなかったことになります。
本人は辛かっただろうが、チ-ムとしても即戦力として期待していただけに離脱は痛かったに違いない。
昨年のドラフト上位の投手は、いわゆるパワ-ピッチャ-、完投型のタフな投手が多かったと聞いていたので、今季開幕前の自主トレやキャンプ中に発症や手術ということで、本番で投げる前に既にリタイヤしてしまったので、ちょっと驚いてしまいました。どんなに前評判が良くても、故障してしまったらそれ迄ですね。『無事これ名馬』とはよく言ったものです。
ただ、今年駄目だからと言っても来年頑張ればいいわけで、スタ-トが遅れたことを気にする必要は無いでしょう。
1年目に活躍して期待された2年目に、体調不良や故障で活躍できなかった荘司君の例もあるので、
我らが古謝クンも体調管理には十分気を付けて、来季も頑張って欲しいものです。
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