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昨日、辛島航投手が契約更改を終えた様です。
22年オフに年俸8000万円の3年契約を結んだので、3年目となる来季の年俸も現状維持の8000万円です。まあ複数年契約なので記事にもなりませんでしたが。
昨季は『貴重な先発左腕』ということで、1軍で10試合の登板がありましたが、今季は1軍に上がることは有りませんでした。
では2軍ではどうだったのかというと、
15試合に登板して4勝6敗66.2回で被安打59防御率2.43と、2軍とは言えまずまずの投球だったんですが、それでも1軍には呼ばれなかったんです。
直近6年間の彼の成績と年俸を見てみます。
防御率 試合 勝 負 HLD 回数 被安 被本 与四 被打率 WHIP 年俸万円
2024 ---- 1軍登板なし ---- 8000
2023 4.56 10 1 5 0 51.3 57 7 16 .279 1.42 8000
2022 3.40 17 6 4 0 90 86 10 24 .258 1.22 4000
2021 ---- 1軍登板なし ---- 5100
2020 4.93 19 1 3 2 38.1 43 6 15 .289 1.51 6200
2019 4.14 27 9 6 2 117.1 119 14 57 .268 1.50 5000
通算 3.97 208 56 72 1000.2
そして今季は1軍登板なし。
複数年契約を交わした2年前は、楽天で活躍していた左腕は松井裕樹くらいで、早川(5勝9敗)、藤井(1勝)や鈴木翔天は覚醒すらしていませんでしたから、かなりの左腕不足と言っていい状態でした。なので、当時は先発左腕としての希少価値から複数年契約(FA宣言無し残留)と年俸倍増が実現したと思います。
しかし今季は早川と藤井がローテをしっかり守ってどちらも11勝を挙げ、新人左腕古謝もローテに食い込んだし、救援では鈴木翔天が勝ちパタ―ンの一角を占めるなど、ベテラン左腕辛島の1軍での需要、必要性は無くなってしまいました。年度別の成績からもわかるように、辛島のパフォーマンスは決していいわけではありませんでしたから、1軍に呼ばれなかったのも当然かもしれません。
彼の存在すらも忘れ去られてしまったかもしれません。
ハッキリ言ってしまえば、昨季と今季の彼のパフォーマンスは年俸に見合うものとはなっていません。来季も1軍に呼ばれなければ、間違いなく戦力外通告を受けると思います。だって2年後には36歳になっている訳で、その年に23年以上の結果を残せるなんて可能性は殆ど無いのですから、例え年俸を半額にしたとしても雇い続ける余裕は球団には無いと思います。
昨年12月3日のこのブログで、辛島選手の契約更改について書きました。
改めて読んで見ると、書いている自分が少々いらだっているのが分かります。契約更改後の会見で言っていることが、他人事過ぎて…
。
彼の場合はまず1軍に呼ばれないと話になりませんから、キャンプから飛ばしてオープン戦で活躍して、開幕1軍を掴む気持ちで臨まないと来季1軍での出番はないでしょう。それ程切羽詰まった状態だと思いますよ。
まあ、成績に関係なく3年間で2億4千万円稼げるわけ(来季は3年契約の3年目)ですから、「必死になってやれ」といっても無駄かもしれませんが。
2008年ドラ6で入団した彼も、来年はプロ17年目の35歳になります。来季は彼の『気持ち』『本気度』が試される年になりそうです。
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