Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年09月01日
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カテゴリ: 霊魂論
「四次元/Die Vierte Dimension」数学と現実
第二部 質疑応答 ドルナッハ 1920年10月15日 答弁前半部:コペルニクス3法則
記(参照):ケプラーが発見した惑星の運動に関する三つの法則。 第一法則は、惑星の軌道は楕円でその焦点の一つに太陽がある。 第二法則は、惑星と太陽を結ぶ動径は等時間に等面積を描く。 第三法則は、惑星の太陽からの平均距離の3乗と公転周期の2乗の比は一定である。
質問:コペルニクスの3法則についての質問ーー
 このような短い時間の中でコペルニクスの3法則についてお話しすることはできません。ですから、ただその歴史についてコメントさせていただきます。古いプトレマイオスの体系をひどく揺るがし、天体に関する私たちの見方を革命的に変えたコペルニクスの基本的な仕事を見てみるならば、それが三つの法則を含んでいるということがお分かりになるでしょう。これら三つの法則の最初のものは、太陽の周りを測心円状に回る地球の年周期について語り、第二のものは地球の自軸上の回転、第三のものは季節と歳差運動に関連した地球の年周期について語ります。天文学は発達しましたが、コペルニクスの3法則をその全体性において考察することはできないままです。事実、コペルニクスの後継者達はそれを上手に取り除いているのです。この法則について云えることはそれだけです。それについて包括的な描写を行うとすれば、私たちはここに真夜中までとどまることになるでしょう。彼が手に入れることができた現象に基づいて、コペルニクスは、最初、太陽を巡る地球の周回運動から生じる日々の変化を、彼の3法則が包含する季節、年、そして、より長周期の変化を考慮することなく計算しました。そして、彼は、もし、地球の位置にいて、日々の変化や太陽を巡る地球の周回運動に依存する変化を他の天体との関係で考察するならば、結果として、地球が太陽を周回しているという観点が得られると結論づけました。この観点は季節や歳差運動のような他の現象とは相容れないものであり、そのことは、実際、地球が太陽の周りを回っているという仮定を無効にするものです。地球と他の天体との相互作用を定量化し計算することを可能にするために、私たちはそれを簡略化し、単に一年以上あるいは何世紀以上にも亘って観察することができる変化については無視するのですが、その理由はこれらの変化が太陽を周回する地球の運動に依存する日周変化を複雑にするからです。コペルニクスがその第一及び第二法則の中で表現した仮定に基づいて日周変化を計算すると、地球が太陽の周りを一年で周回しているという結果が得られます。コペルニクス自身が言っているように、もし、私たちが私たちの計算に第三法則を含めるならば、日周運動の計算のために用いた第一法則、つまり、地球の一年の動きを導き出した第一法則の中に含まれる要素を帳消しにし、そのような年周運動を殆んど排除してしまいます。いずれにしても、コペルニクスの3法則は無視されてしまいました。人々は安易に、地球は24時間で自軸上を回転し、その間に、一年で太陽の周りを動くという仕方で前進すると仮定する方を好んだのです。この解決法が容易なのは、太陽は全く動かないというコペルニクスの仮定に教条的にしがみつく限りにおいてです。けれども、私たちはずっと以前に、この仮定を放棄するように強いられました。そして、コペルニクスの3法則は復権させられなければならなかったのです。この課題についてはただ簡単に概略を述べることができるだけですが、申しましたように詳細な数学的、幾何学的な説明をしようとすれば数時間かかってしまうでしょう。もし、私たちがコペルニクスの3法則を本気で取り上げるならば、地球が太陽の周りを回っているという結論にはならないのです。太陽が動いているのです。つまり、もし、地球が太陽の周りを単に回転しているのだとすれば、太陽は地球を追い越してしまうでしょう。地球は太陽の周りを巡ることはできません。何故なら、その間に太陽は地球から遠ざかってしまうでしょうから。現実には、太陽が動き続けているのであって、地球やその他の惑星はそれを追いかけているのです。それはスクリューの軌跡のような線で、一方には太陽があり、別の端には地球があります。私たちが地球と太陽、そして、それらの前進するスクリュー状の動きに二重の焦点を当てることによって、地球が太陽の周りを回っているという幻想が生じるのです。このすべてにおいて興味深い点は、コペルニクスが今日の我々よりももっと進んでいたということです。彼の3法則はコペルニクス以後の天文学上の発展から抜け落ちてしまいました。私たちが地球に関して計算する太陽を巡る年周期を無効にしてしまうようなその他の現象について記述するこの3法則なしに、私たちの天文学は発達してきました。コペルニクスを正当に評価するために、この法則は再び導入されなければなりません。このテーマはそれほど大きな興味を引くことはありません。何故なら、もし、私たちが天文学に対して真に現象論的なアプローチを取るとすれば、私たちは第一に、そして、とりわけ、ブリーデ博士が既に触れたように、私たちが極端に複雑な動きを扱っているのだということに気づかなければならないからです。そして、これらの動きを記述しようとするときに私たちが用いる幾何学上の構成は、単純な幾何学的な過程の記述にのみ適っているということにも気づくことになります。天体はそのような単純な過程には従っていません。ですから、いつも障害が出現し、そして、私たちはさらなる仮定を付け加えることによって補償しなければならなくなります。私たちがそのような仮定を越えていくとき、天文学は全く異なって見えるようになるでしょう。



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最終更新日  2023年09月01日 06時10分07秒
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