第六講-7/金属と惑星作用 テーマ解説7. 鉛は土星作用に、錫は木星作用に、鉄は火星作用に、銅は金星作用に、水銀は水星作用に、銀は月作用に関係づけられなければならない。鉛的、錫的、鉄的なものは、植物の花-種子形成と関係づけられ、銅的、水銀的、銀的なものは、植物の根形成と関係づけられる。水星的なものは、地上的なものと地上を越えたものを平衡させるが、これとは別に、太陽は霊的なものと物質的なものとを均衡させる。黄金は太陽作用に関係づけられる。 つまり、地上の物質を、地球の周囲から地球に働きかけている諸力に関係づけることができるのです。とりわけ、金属の研究がです。私はこれからの講演で皆さんにそのやりかたを暗示していくつもりですが、そういうやりかたで行なわれるなら、この研究は当に全く特定の関係を明らかにします。つまり、たとえば鉛は、おもに他のものに妨げられない土星作用に関係づけられねばなりませんし、錫は、他のものに妨げられない木星作用、鉄は他のものに妨げられない火星作用、銅は他のものに妨げられない金星作用、今日私たちが化学において水銀(Quecksilber)と呼んでいるものは、他のものに妨げられない水星作用に。ですから古代の人々は水星(der Merkur)と、水銀(das Merkur)を同じ名で呼んだのですが、それと関係づけられねばなりません。さらに私たちは、銀的なものすべて、私はここではっきり銀的なものと申し上げますが、それと妨げられない月作用との間の親和性を認識しなければなりません。今日の文献を読みますと、古代に銀と月の親和性が確立されていたのは、月が銀色に輝いて見えることと、人々がこういう外的な特性に従っていたためだとされていますが、実際にはこれはとんでもないことです。その頃なされていた個々の金属に関する研究の性質は、実際的に綿密なものであったことを知っているひとは、このような誤りに屈することはできません。とは言え、皆さんはこのことから、その他の物質についてもじゅうぶん機会が提供されていることがおわかりでしょう。なぜなら、皆さんに名前をあげました鉛、錫、鉄、銅、水銀、銀は、きわめて傑出した物質ばかりだからです。他のあらゆる惑星的作用が、暗示しました作用とまさに競合し合うことで、つまりたとえば、土星作用の系統に火星作用その他の系統が入り込んでいくことによって、他の物質に対して豊富な機会が与えられるのです。これによって副次的な金属も生じてくるわけです。しかしいずれにせよ、私たちは地球の金属世界のなかに地球外的な諸力の作用の結果を見なければなりません。これによって特定のやりかたで、私たちが金属の作用のなかに表わしたものが、私たちが植物のなかに見ているものと結びつけられるのです。なぜなら、鉛、錫、鉄の試薬のなかにあるものを考えていただければ、植物の花・種子形成、地球の外部の地表より上方で起こっている限りでの、花・種子形成と関係するすべてのなかにもあるものが、ほぼすべて一緒に得られるからです。銅的、水銀的、月的なものすべてと関係づけられなければならないのは、植物の根形成と関係しているすべてのものです。地上の物質は、地球に働きかけている星々の作用に関係しています。たとえば、金属においては、鉛は土星作用に、錫は木星作用に、鉄は火星作用に、銅は金星作用に、水銀は水星作用に、銀は月作用に関係づけられなければなりません。こうした鉛、錫、鉄、銅、水銀、銀は、きわめて傑出した物質であり、それ以外の金属は、そうした惑星作用が複合的に作用しているのだといえます。また、これを植物生成に関連させて見ていくならば、植物生成における葉、花形成においては、太陽の上位にある火星的なもの、木星的なもの、土星的なものの相互作用が働いていますから、それぞれ鉄的なもの、錫的なもの、鉛的なものに関係し、地球の下方へと向かう根形成においては、太陽の下位にある水星的なもの、金星的なもの、月的なものの相互作用が働いていますから、それぞれ、水銀的なもの、銅的なもの、銀的なものに関係しています。一方において水星的なものが一種の調停として存在するのに対し、当然のことながら皆さんは、他方において別の調停を探索せねばならないことになります。と申しますのも、水星的なものというのは、地球的なものと、いわば地球を超越しているものとの間の調停であるということはおわかりですね。けれども、この宇宙全体が、そもそも現実に霊に浸透されているのです。そしてもうひとつの両極性とでも申しますか、そういうものがここに成立しているわけです。ここに地上的なものを、さらに地上を越えたあるものを思い浮かべていただければ、地上的のものと、地上を越えたもののなかに、光と重力との対立が見出されるでしょう。けれども、これだけでは、単に地上的なものと地上を越えたものとの平衡状態を見上げる可能性があるだけです。けれども、また別の平衡状態、今や地上的なものと地上を越えたものをすべて一様に貫くものと、それら自体との平衡状態、つまり、霊的なものと、計測できないものであれ、計測できるものであれ、物質的なものとの平衡状態というものも存在するのです。物質的なもののどの一点においても、霊的なものと、この物質的なものとの均衡が保たれているのです。これは宇宙においてもそうなのです。私たちにとって、宇宙において均衡が保たれている一番近い所は、太陽自体です。太陽は、宇宙における霊的なものと、宇宙における物質的なものとの均衡を保っているのです。したがって太陽は、いわば同時に、惑星系において秩序を保っている宇宙体に応じているのですが、この秩序もまた、私たちの物質組織のなかに入り込んでくる諸力によって引き起こされるのです。先ほど特徴をお話ししましたように、個々の惑星と金属との関係を確定できるのと同様、太陽と黄金との関係も確定できます。しかし、この点についても、古代人たちは、そのアーリマン的な価値のゆえに黄金を尊重したわけではなく、黄金と太陽との関係のゆえに、霊と物質との均衡に関係しているがために黄金を尊重したのです。水銀的なプロセスは、塩的なプロセスと燐的なプロセスとを調停、平衡させるもので、水銀的なものは水星の作用と関係づけられますから水星的なものは、地上的な方向性をもち重力と関係する塩的プロセスと地上を超えたものへの方向性をもち光と関係する燐的プロセスとを調整、平衡させるといえます。この地上的なものと地上を超えたものとの平衡だけではなく、さらに、霊的なものと物質的なものを平衡させるものがあり、それは太陽であるということができます。そして、その太陽は黄金と関係しています。 第六講●解説/テーマ解説7-了 参照画:Mystical Solar System