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「新幹線vs.エアライン 国内交通の覇者はどっちだ?」個人的には長い目で見ると、日本においてはエアラインの勝利だと思っている。夜の日米の空を飛び比べてみると、昔は日本は「線」、アメリカは「点」という特徴が如実に分かった。日本は鉄道や街道沿いに、人の営みが光の線となって連なり、一方アメリカは黒い大地の上に街の灯りが文字通り点在し、その他は漆黒の闇であった。ところが最近、日本は光の線が途切れているところが増え始め(つまり、田舎から人が減っているということだろう)、逆にアメリカはけっこうな距離に渡って光の線が伸び始めたような気がする。実際、アメリカは2005年頃からMegaregions of the United Statesという、複数の都市が連なった巨大都市圏出現の可能性が提唱されるようになってきた。鉄道は、遠い街と街、点と点の間を移動する乗客だけを相手にしているだけでは、つまり「道中の乗り降りの需要」がなければあれだけ「長大」なインフラを維持しながら採算合わせることが不可能なことは素人でもわかる。一方、飛行機の場合、必要なのは「点」に存在する空港というインフラだけ十分で、つまり、線から点へ衰退していくであろう日本の場合は長い目で見るとエアラインに軍配が上がるのではないかと思える。(逆に、アメリカはこれから「鉄道のような」交通機関の時代が来るかもしれない。「のような」とは、それが必ずしも今の鉄道と同じ形態ではないかもしれないという意味である。)
Oct 29, 2019
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石巻の住宅浸水1万棟 震災で地盤沈下し排水困難に東日本大震災の地殻変動で45~120センチの地盤沈下し、ただでさえ海抜が低かった地域が度々水害に襲われるようになったという話。被災者は震災後相当のお金をかけて自宅などを修繕したにも関わらず、今度は度々水害の被害にあうようになったことに対して不満を述べる。「床上浸水は3回目。家を直しても、また台風が来たら被害に遭う」「雨が降る度に浸水を心配しながら暮らすのはもうたくさんだ」今回の大雨では設置した排水ポンプでも対応しきれなかったとのことで、行政は、さらに排水ポンプを増強するとのこと。申し訳ないが、外野から見ていると波が来るたびに崩れる砂山を砂浜に作っているようにしか見えない。生まれ育った場所は離れたくないということなんだろうか。歳をとるとさらにそういう心理が働くのかもしれないが、お金のかけどころが違うように見えてならない。
Oct 28, 2019
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前回の台風の時にも似たような内容のブログを書いた。災害復旧能力を維持する体力再び台風「どうしようもない」=千葉の被災者、準備に追われる被災者の方々には大変申し訳ないが、今の日本の現状を考えれば今までの町を復旧させるのではなく、地域ごとに移転集約しコンパクトシティー化を目指すチャンスと捉えるべきなのではないかと個人的には思う。ただ今回も、再建の体力のない家は廃墟として放置される一方、かろうじて再建する体力のある家のみが歯が抜けたように建て直され、インフラ維持の観点からは非常に効率の悪い、無駄に広くスカスカな集落が再建されて終わり、というオチになるような気がしてならない。
Oct 11, 2019
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今日、日本の将来にさらなる暗い影を落とすようなニュースが2報、連続して流れた。出生数90万人割れへ 19年、推計より2年早く基調判断「悪化」に下方修正 8月の景気動向指数その上、消費税も10月1日から10%に上がった。それでもそれなりの収入を確保している人は結婚をし、子供も持つ率も高いかもしれない。しかし、そこから想像できるのはそれなりに裕福な家庭に生まれ育った子供の間の椅子取りゲームだ。その現象についてうまく分析しているブログがある。日本の若者はこれからもずっと不幸です/成功よりも「没落」の可能性のほうが高い理由(わけ)低所得者層は結婚をせず子供も作らないとなると、その空席をそれ以上の所得階層の子供が埋めることになるため、「相対的な所得階層が親より高くなる子供よりも、低くなる子供のほうが多く」なり、それが今の日本の閉塞感につながっているのではないかと考察しているが、全く同意する。言い換えれば自分の子供に希望を持たせづらい状況に陥っているということだ。多くの人が薄々それに気づいており、子供を作らなくなっている面もあるのではないだろうか。
Oct 7, 2019
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