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October 9, 2004
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カテゴリ: 海外の小説
ジョアン・ハリス
角川書店 四六並製
☆☆☆☆◎
 以前原書で読んで、粗筋以外まぁ~ったく分からなかったので、日本語で再読。というのもあるが、原書と間違って注文してしまったのだった(^_^;)。
 大体、粗筋は覚えていた通り。が、結構日本語でも読みでがあった。細かい描写が非常に綺麗だと思う。困ったことに私は原書で大事なエピソードを一つか二つ読み取れてなかった(自爆)。

 キリスト教暦に疎いので、よく分からないが、クリスマスについで大切な祝祭が謝肉祭から復活祭までだと思った。ということで、辞書を引いてみる…。謝肉祭は四旬節の前のお祭り騒ぎ、四旬節は復活祭までの身を引き締めて節制・節食する期間…でいいのか?。主の日を除く、復活祭前の40日間のことらしい。だから、神父はず~っと拒食症じみた断食をしてるワケだ。で、主の復活を待つってことらしい。
 そして、この舞台になるフランスの村は、日曜日ごとに村人は協会に通い、昔ながらの伝統と因習に従って暮らしている。そういう村にそれも四旬節にお菓子屋さんを開くわけだからね。神父もピリピリするわけだ。そこに新風を吹き込んだのがヒロインのヴィアンヌ・ロシェと彼女の娘。
 まあ、結末は…、原書だとフランス語で意味のわからなかった詩の訳が載っててよかったが、やっぱり私の誤読ぢゃないなぁ…。あの結末だけはやっぱりひっかかる…(^_^;)。
 この小説は、キリスト教圏の年中行事とそれが持つ意味に通じてないと、結構分からないね。著者は英仏ハーフ。曾祖母は民間療法や薬草に通じて魔女と呼ばれていたそう。作品が捧げられている祖母はキャンディショップを開いていたそうな。ネイティヴだとこうした背景もピンとくるのかもしれないが、私らにゃわからん。意外と一筋縄ではいかない作品だったらしい。でも、自作の「ブラックベリーワイン」も原書で読みたいなぁ…(懲りてない…)





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Last updated  October 9, 2004 10:15:15 PM
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