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October 11, 2004
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カテゴリ: ミステリ(海外)
ロバート・ファン・ヒューリック
ハヤカワミステリ1729
☆☆☆☆◎
 台風直撃後、読み始めた。最初はなかなか臨場感があった(^_^;)。
 狄判事(以下ディー判事)シリーズ第二弾。って、前作を読んだのは随分前だけど。
 日本でいうと時代は白村江が終わった頃、7世紀の終わり頃だろうか?。でも、雰囲気はそれより700年くらい後っぽいんだけどね(苦笑)。
 嵐で足止めを食ったディー判事が3人の奥方とともに、道観(道教の寺)に一夜の宿を求める。その道観ではかつて3人の娘が変死しており、ディー判事も怪しい光景を目にする…。儒教を奉じるディー判事の道教・仏教批判が面白い(^_^)。

 謎を解いていきながらも、グロテスクな道観の様子や旅芸人、有閑夫人などが出てきて、登場人物が皆非常に怪しげ。挿絵も著者(ヒューリック氏)が16世紀の木版画を模して描いたそうな。そのせいで、風俗考証は唐代というより明代である、と後書きで断ってる(^_^;)。とはいえ欧米の読者は勿論、日本人が読んでもエキゾティックだ。ちょっとエログロ入るけど(苦笑)。
 昔の紳士のための娯楽小説、といった感じがする。なんだかんだと上品なので。






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Last updated  October 11, 2004 11:52:42 PM
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