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October 26, 2004
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カテゴリ: ミステリ(海外)
ジョゼフ・ハンセン
ハヤカワポケミス1346
☆☆☆☆◎
 まず、翻訳の文章が硬い(+_+)。これで、この小説の良さが減じてると思う。原書は1973年初版、日本語版は1980年初版。文章が古めかしいのは仕方ないが、ちょっと学術論文調でイマイチ。

 生命保険会社の死因調査員でゲイのデイヴ・ブランドステッターを主人公とするシリーズの第二作目。国内出版は第一作目。
 私が第一作目の「闇に消える」を読んだのは随分前。これも訳文が読みにくくてな~。多分原文も相当訳し難い美文調なんでしょうが、もう少し何とかして欲しい。訳者の日本語が不自由そうなんだもん。この内容、原書で挑戦しよう、なんて勇気私にはないからね。

*以下からは、本文の内容に触れております。できるだけネタバレしないように気をつけておりますが、勘の良い方はお気づきになってしまうかもしれません。ご注意ください。

 ストーリーは、正統派ミステリというよりは、ゲイであるというセクシャリティを持つが故に起こる悲劇を扱っている。二転三転した末の結末はやり切れないし、切ない。このシリーズ「登場人物みんなゲイ」と言われることもあるが、逆に少数派故の悲哀が浮き彫りになる。また、人々の思いの擦れ違いと誤解が取り返しのつかない悲劇を生んでいくのもやりきれない。
 メンタルなニュアンスの描写が非常に大きな役割を果たす作品なだけに、返す返すも訳文が硬いのが残念。優れた翻訳ならもっと評価されるだろうに。





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Last updated  October 27, 2004 01:58:56 AM
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