混沌の本棚

混沌の本棚

PR

×

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

Keyword Search

▼キーワード検索

August 15, 2005
XML
カテゴリ: ミステリ(海外)
デイヴィッド・グーディス
ハヤカワポケットミステリ 1751
☆☆☆☆◎
 フランソワ・トリュフォー監督の映画の原作。が、この作品、本国のアメリカでは不遇だったそう。私は映画は知らない。
 一読して、アメリカで不遇だったというのは、かなり納得。舞台は'50年代のアメリカフィラデルフィアなのに、フランスの犯罪小説叢書セリ・ノワールの作品だけあってか、単純明快、勧善懲悪の「いかにもアメリカ的」な単純な作品ではない。まして、アメリカが内外で傲慢さ丸出しだった'50年代の小説だし。
 場末の酒場のピアニスト、エディはある日、数年間音信不通だった兄が飛び込んでくるのを助けてやる。この兄というのが、カタギじゃない。ゆえに、兄を追いかけていた連中に追われるハメになる。また、このエディ、女にモテる。そこそこに強い。兄絡みと女絡みのトラブルで逃避行となるのだが、その中で、彼はかつてカーネギーホールで喝采を浴びたピアニストだったことが明かされる。
最後にトラブルの元になった女も死に(この女が結構な馬鹿女だったのでちょっと胸がすっとした^^;)、警察に拘留されたあと、ボロボロになって古巣の酒場に戻る。そして、結局彼ができることはピアノを弾くことだけだった。 個人的にはこのラストが好き。でも、その演奏は… 自動演奏ピアノと変わらないだろう。やりきれなさが残る。
 雰囲気のある佳作だと思うが、本音をいうと、胸のすくような展開のミステリか、もう少し萌えられる描写てんこもりの小説が読みたくて手に取ったのだった。ちょっと誤算だったが、まあいいか。

BGM : Oboe Obsession / Allan Vogel





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 15, 2005 11:21:06 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ミステリ(海外)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: