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February 20, 2006
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カテゴリ: ミステリ(日本)
消えたオーケストラ

講談社 四六上製
☆☆☆☆☆◎

*一部、ネタバレしているところの文字色を地色と同じにしています。この作品を読んでみようと思っている方は、誤って反転させてしまわないよう、ご注意くださいませ。

 前作「神宿る手」より格段に面白かった!!
 さまざまな設定や仕掛けが目を見張るように凝っていて、読み応えあり!。先にこちらを読んで、後から「神宿る手」を読まなくてよかったよ。。。
 タイトルの通り10型(ファーストヴァイオリン10人)2管編成のオケが忽然と本番中(中プロまでやって)姿を消すのだ。中プロはしかもハイドン「決別」。演奏される機会の少ない曲とのことだが、幸か不幸か、私は某マニアな指揮者ナシの亜麻桶(偶に某巨大匿名掲示板で自演っぽいカキコあり)の演奏で聞いたことがある。どんな曲だったか覚えてないが、演出ははっきり覚えている。その時は今は神戸にいる大学時代、専門と桶が一緒だった友人が最後から二人目でばよりんを弾いていたっけな。
 そこに美粧堂とステラ(これがどこのメーカーか今ひとつよ~ワカラン)、ハヤマとイカワという二つの異業種メーカーの競争が絡まり、さらに前作で島村夕子にいいように利用されたレコード会社の男が出てきたり、何の脈絡もなく成田離婚しそうな新婚カップルが出てきたりする。この著者、相当音楽業界に詳しいので、ハヤマとイカワの描写に笑ってしまった。また、誘拐されるオケのびよらの首席が頭師って…名前にしたかったのを分かるように言い換えただろ、と思わず苦笑。ま、この著者は前作からそれを狙いまくっているけれど。

 今回は前回主人公の蓮見さやか(男性キャラだ)はあまり出番ナシ。代わりに彼の妹で研究者の典子と検事の並木刑部といういかにも検事らしい名前のキャラが新登場。でも、やっぱり島村夕子のキャラクターは今となってはやっぱり時代遅れだなぁ…。
 が、この作品で4部作の2作目。更なる謎も提示されて、ちょっと先の作品も探してみよう。

都内から横浜くらいでハードケースは多分使わんぞ。ここも突っ込み。 もっとも、この作品の場合、使わないとストーリーが成り立たないので、仕方なく目を瞑ったのかも知れないが。 ばすひき的にはココはもちっと工夫が欲しかったかもなあ(苦笑)ああ、それにしても、この作品女性キャラがいなかったらもっと(以下は別掲)。





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Last updated  February 22, 2006 01:04:29 AM
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