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February 13, 2008
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カテゴリ: 日本の小説

夢見る黄金地球儀
海堂尊
東京創元社 四六簡易上製(仮フランス)
☆☆☆☆☆
 「チームバチスタの栄光」の著者のコンゲーム小説。
 読んでいてとても楽しい。また、舞台はチームバチスタ以下のシリーズと同じ桜宮市なので、バチスタからナイチンゲール~、ジェネラル・ルージュ~、螺鈿~あたりを読んでいると、思わずニヤりとする名前が頻出する。ただ、舞台が2013年なので、お馴染みの人々は殆んど出てこないが、ナイチンゲールの「あの二人」のその後が読める。私もこれでこの本を買ったようなものなのだ。
 この黄金地球儀とは、桜宮市の名物(迷物?)。読んで字の如し、といいたいところだが、実物のスペックはちと違う。1988年、最後かブービーの共通一次試験が行われた年、「ふるさと創生資金」として一億円が地方自治体に大盤振る舞いされた。バブル全盛期の頃のことだ。その一億円で桜宮市は黄金地球儀を作ったのだ。プロローグはこのあたりの顛末で、徹底的におちゃらけて書いているので、結構楽しい。
 主人公はこの黄金地球儀の黄金をいただこう、と学生時代の悪友に唆されてそれを実行に移すことになるのだ。が、その過程もなんともユーモラスで楽しい。そうそう、忘れていた、この黄金地球儀は桜宮市の水族館の別館に安置されているのだが、そこに一緒に展示されている生物2種(他は剥製)の名前がまたすっとぼけている。

 正直チームバチスタより、こっちを映像化した方が私は好みだ。





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Last updated  February 14, 2008 01:04:53 AM
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