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March 29, 2008
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カテゴリ: ミステリ(海外)

ダルジールの死
レジナルド・ヒル
ハヤカワポケットミステリ1810
☆☆☆☆☆

Attention : ストーリーの結末は明記していませんが、ネタバレの危険性がかなり高いと思われる所は背景色と同色の文字色になっています。読む予定のある方はご注意ください。

 パスコーとダルジールは捜査中、爆発に巻き込まれ、ダルジールが昏睡状態となる…という冒頭はショッキングだったが、途中までは現代風なアレンジこそしてあるものの、冷戦時代のスパイものの二番煎じかいな、と思わないでもなかったのだが…。やっぱりヒルは違った。
 今回のパスコーはダルジールが乗り移ったかのような言動を取る。しかも、スパイ…公安部門に出向になったし。そして、ウィールディの出番が減った。しかし、プライベートが描写されたのは結構珍しいのではないだろうか?やっぱり、これは出番が少ないという読者からのクレーム封じの描写だろうか、という妄想にも近い感想を抱いてしまった。
 また、動物の描写が実にツボ。パスコー家のわんこティッグといい、ウィールディが引き取ったおサル(多分リスザルだった)モンティといい、読んでいてとても和む。また人物描写も秀逸なので、二番煎じかと疑いつつもつい引き込まれて読んでしまう。キャップ・マーヴェルと イーディー・ホッジの対決 なんて次作で見られないだろうか。 また彼女の息子といい、パスコーの出向先の面々といい、次作以降で出てきそうな雰囲気なので楽しみだ。それにあの重要登場人物の行動の結末はいつ明かされるのだろうか…。とにかく、これから先も気になって仕方がない。 そう思っていたら、後書きによると次回作はもう上梓されているらしい。楽しみだ。ウィールディの描写が増えるとさらに嬉しいな。





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Last updated  March 30, 2008 02:46:54 AM
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