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September 13, 2008
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カテゴリ: ミステリ(日本)

QED~ventus~熊野の残照
高田崇史
講談社ノベルス
☆☆☆☆◎
 この本とシリーズその後の神器封殺はワンセット。そのせいで、この熊野では殺人事件は起こらない。それにこの時代にそんなんアリかよって裏設定も出てくる。ただ、幸いなことに主人公の棚旗奈々をあまり鬱陶しく感じなかった。
 私も熊野には何年か前に行き、那智→新宮→本宮と回ったが、実は逆にまわるのが正しい順序でしかもその前に和歌山市内の日前神宮と国懸神宮(「国」の字は本当は旧字体)にお参りしてからまわるのが正しいそうだ。そんなこと知らなかったよ~。また、この作品自体私が熊野に行ってから何年かして刊行されているので、徐福公園なんかは記憶と違っていた。多分、私が道に迷って違う場所に踏み込んでいたわけではないと思う。そういえば、神社巡りが主だから、登場人物たちは新宮の浮島には行ってない。また私も補陀落渡海の船も補陀落山寺で見てきたが、船よりも近所のお家にいたレッドテールキャット(熱帯魚)の方が印象に残ってるし。(このお魚見てて、思いっきり、近所の人に怪しまれたのだ)ただ、(タタルの説明によると)これほど因縁の残っている神社だとは思っていなかった。そういえば、湯の峰温泉も行きたかったなあ…。水着姿で川の中の温泉に入っている人々が本宮へ向かうバスから見えたのだ。小栗判官の話も新宮の本屋で漫画を買って知った。作者の熊野参拝のためのルートの選択のしかたに対する解釈もなるほどという感じだ。
 フィクションとはいえ旅行記を読みながら、熊野三宮の解釈を読んでいると、学術書だととっつき難い内容も割と気軽に読んでしまえるのがいい。また八咫烏や猿田彦に対する解釈も面白かった。
 これを読んでいて、熊野まではタイヘンだが、和歌山の日前神宮と国懸神社(道成寺と紀三井寺も込みで)に行ってみたくなった。





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Last updated  September 16, 2008 01:08:23 AM
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