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May 22, 2009
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カテゴリ: ミステリ(日本)

警視庁神南署
今野敏
角川春樹事務所 ハルキ文庫
☆☆☆☆
 今、TBS系列で水戸黄門の枠で放映されているドラマの原作。以前にも同じシリーズの後の作品を読んだのだが、登場人物の描写が良く分からなくて、ぴんとこなかった。しかし、今度はテレビドラマのイメージがあるので、更に楽しく読めたような気がする。ただ、ちょっと薄味のような気はするんだけど、前に読んだ小説↓がアレだしな。
 渋谷付近のアホ少年達がオヤジ狩りをした。その被害者は住専絡みの不良債権の処理が仕事の銀行員。神南署の強行班係の安積の班が捜査を担当する。最初、オヤジ狩りの犯人は捕まらないと思われたが、犯人は捕まり、思わぬところから更に大きな犯罪が炙りだされる。この過程がとても面白かった。また、須田刑事がいい味出している。彼だけは、アホ少年達に結構同情的なのだ。でも、これに名前が出てくるヤクザが結構格好よかったし、マル暴の刑事さんもイイ感じなのは、この著者が他に任侠小説を書いているっぽいからなんだろうか。
 また、速水隊長がイイ。今の時点でドラマだと割と地味だし、俳優さんもガラの悪そうな人ではないのだが、暴走族相手に四輪ドリフト(今ウィキを見てみたが、テクは必要だがかなり荒っぽい運転っぽい)をやってのけ「暴走族に一目置かれてる」と自負(ヲイ)する。この人の「武勇談」の一端を読むのが結構楽しい。
 そういえば、この小説の場合、オヤジ狩りの被害者にあまり同情の余地はない。酔っ払って帰宅するときに若いアベックがいちゃついているのを覗こうとして被害に遭ったのだ…。また、堅物で安積が少々苦手にしているような描写のある村雨は、今のドラマの俳優さんのビジュアルに重ねて読んだので非常に楽しく読めた。また、気が向いたら、別の作品も読んでみよう。





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Last updated  May 22, 2009 10:50:49 AM
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