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November 17, 2009
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カテゴリ: ミステリ(日本)

点と線
松本清張 挿画:風間完 解説:有栖川有栖
文春文庫
☆☆☆☆○
 超有名な作品。かなり期待して読んだのだが、テレビで観たことがあるためなんとな~く先が読めてしまって少々興ざめ。しかも、書かれた昭和32年当時と今では交通機関への感覚が違っており、それが致命的に白ける。当時の地方の安月給の(失礼)たたき上げ刑事さんがそういう感覚であってもおかしくはないかもしれないけど…。正直ストーリーを知らずに読んだゼロの焦点の方が面白かった。
 この小説をリアルタイムで読んだうちの母などにはさぞかし斬新で面白かったと思うのだが、もう初版から50年経っているのだ。推理小説という看板はもう引退で、もう歴史風俗小説に片足突っ込んでるかも…。ただ、この「点と線」の着想をしたに違いない登場人物像と作中のエッセイ、香椎近辺の描写は魅力的だった。行ってみたくなったが、もう埋め立てられているんだそうだ。金印の出てきた志賀島が近いんだって…。それから、内田康夫さんのテレビドラマ「信濃のコロンボ」シリーズの刑事二人のモデルはこの作品の二人の刑事なんじゃないかと思ってしまった。文句は言っているが、この二人の刑事が出てくる「時間の習俗」や歴史推理も絡み奈良も出てくる「火の路」なんかは読んでみるつもりだ。





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Last updated  November 18, 2009 01:35:17 AM
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