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February 22, 2010
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カテゴリ: ミステリ(日本)

千一夜の館の殺人
芦辺拓
光文社 カッパノベルズ 新書判並製
☆☆☆☆☆
 かつて画期的なパソコンのOSを無料で提供しようとした日本人学者が渡米した後死亡。その遺産を巡っての連続殺人。莫大な遺産はお金とそして、おそらく学者の研究内容から新型コンピュータではないかと思われるDVD。その学者の妹と弟の家にはアラビアンナイトに取材した絵が飾られている。作中各所にアラビアンナイトから採られた場面もちりばめられている。
 そして、主人公森江春策はこの遺言の執行人となり、東京にオフィスを提供されて任にあたるが、そこに思いがけない人物が現れて…。名探偵森江はあまり登場せず、その思いがけない人物(そのDVDの関係者である若い女性)と学者の妹の孫にあたる少年の推理と冒険(?)になる。このタイトルの館の設定も眼から鱗が落ちるような気がして面白かったが、複雑な系図、莫大な財産、 隠された血脈 と本格推理の定番がこれでもかとちりばめられているが、名探偵の登場が少なく、事件に巻き込まれていく若い女性と少年のサスペンス色の方が強い。名探偵がもっと出ずっぱりのほうが好みかな。





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Last updated  February 23, 2010 01:40:00 AM
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