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February 24, 2010
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カテゴリ: ミステリ(日本)

四隅の魔
三津田信三
角川ホラー文庫
☆☆☆☆☆◎
 「死相学探偵」シリーズの第二作目。このシリーズの1作目は書店の店頭で見ていたのだが、カバーのイラストがライトノベルのようでちょっと読む気がしなかった。この作品はそのシリーズだと知らずに借りたのだが、読む前に下で読んだ「赫眼」の最後にこの「死相学探偵」の紹介編のような短編があり、それも面白かったので読んでみた。
 大学の怪奇愛好サークル百怪倶楽部に入った入埜転子はこのサークルが夏休みに寮で開催した「四隅の間」に参加する。これは真っ暗闇の中、5人が正方形の部屋の周囲をリレーのように順に巡っていくうち一人が抜ける。しかし、それでも巡る動きは途絶えず、じゃあ、抜けた一人の替わりは…?という100物語などと同じようなゲームだ。そして、その最中に学生の一人が心臓麻痺で死んでしまう。さらに、一緒にゲームをした部長も転落死し、おびえた転子と友人が死相学探偵を訪ねる…というストーリー。
 これはホラーとミステリの要素が両方交じり合っている。その混じり方の著者の他の作品より分かり易いと思う。また、おそらくレギュラーであろう死相学探偵を巡る人々と猫のキャラが漫画っぽくて面白い。特に高名な霊能者である探偵の祖母と探偵のやりとりは、ノリが大阪だ。(祖父母は三津田作品で出てくる地名である奈良県の「杏羅」という所に住んでいるのだが)また、刑事と探偵のコンビも読んでいて楽しかった。このシリーズの第一作も早速図書館に予約した。





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Last updated  February 24, 2010 11:48:07 AM
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