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April 1, 2010
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カテゴリ: ミステリ(日本)


角川ホラー文庫
☆☆☆☆☆
 死相学探偵の第三弾。タイトルは「むこのからだ」。しかし…むこの「こ」は虫が三つに下に皿、体は躯の旧字体「区」の字のメの部分に口が三つ入る。多分むこの「こ」の字もからだの「躯」の旧字体も機種依存文字になって入力できないに違いない…。ちなみに「躯」は「むくろ」と打つと新字体は出てくる。「こ」の字は最近、「陋巷にあり」でもやたらと出てくる文字だったりする。
 第三作目になって、シリーズものらしく、新しいレギュラー候補になりそうな登場人物も出てくるし、主人公の過去を知っていそうな人物や、これからの「敵」になりそうな存在も出てくる。また、著者のもう一つのシリーズものと地名や登場人物の名前が重なっていて、これがどうなっていくのかも楽しみだ。このシリーズは割とライトノベル風の話ではあるが、夜一人で読んでいると怖くなってくる。特に今回なんて、私にはまず関係なさそうなのに…。というのも、今回は若い女性が被害者の残虐な連続殺人が起こる。これは犯人が女性達の体の一部を使って理想の女を作る、という気色の悪い話になるのだが、当然「理想」なので、私なんぞ全部から外れている。でも読んでいるとちょっと怖くなってくるのだ。それというのも、女性達が被害にあった人気のない夜の道の描写が手馴れていて怖いせいだろうか。
 また主人公と彼を取り囲む人々とのやりとりがどんどん楽しくなっていく。ガラの悪い刑事が猫が好き、とか結構楽しい。作中これまでさほど触れられていなかった、怪奇小説への造詣も登場人物の口を借りて出てき始めた。名前が出てきた"Uncle Straub's Tales of Terror"は実在しているかどうか分からないが、モンタギューおじさんの怖い話という子供向け小説(ジュブナイル?)は今ちょっと密林書店を検索しただけで出てきた。ホラー映画にはあまり興味が無いが、ホラー小説やオカルト小説は嫌いではないので、ちょっと読んでみたい。





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Last updated  April 1, 2010 12:15:07 PM
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