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July 16, 2010
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テーマ: 本日の1冊(3712)
カテゴリ: 歴史・地誌・旅行
国立歴史民俗博物館編集・発行 隔月刊
A4変型(275x210)中綴じ本文4色32ページ
☆☆☆☆☆
 いつも書籍ばかりの読書録だが、今日は隔月刊誌のバックナンバー。特集は「前方後円墳」。古代史は大好きだし、おととしの夏は仁徳天皇陵などの百舌鳥古墳群と応神天皇陵のある古市古墳群を見学してきたのだ。(ちなみにこの二つの古墳、国道で一本道で行ける。タクシーで30分かからない)国立民俗博物館は千葉県佐倉市にある。残念ながら私は行ったことがない。この雑誌は近所の図書館で借りてきたのだ。
 特集は4つの記事になっていて、総括的な記事(畿内中心)、東北地方の前方後円墳、九州地方の前方後円墳、朝鮮半島の前方後円墳だ。その他に特集に関連したコラム記事がある。知らなかったが、前方後円墳って北海道と沖縄を除く日本国内で5200くらいあるそうだ。そんなにあったんだ。畿内の記事については、およそ見当の付く内容だったが、東北・九州・朝鮮半島の記事については今まであまり読んだことがなかったので、興味深く感じた。ただ、どの地域でも共通しているように思えたのは、前方後円墳が盛んに造られたのは、上記全ての地域(朝鮮半島含めて)共通で古墳時代最盛期のような気がする。また、その時期に畿内では仁徳陵をはじめとする巨大古墳が造営されているが、他の地域でも最も大きい古墳はこの時期なのか?また、東北地方では、弥生文化と続縄文文化が混在した時期であり、この後になると、続縄文文化に属する人々は「蝦夷」と呼ばれるようになるが、この時期ではまだ並存していたようだ。また、朝鮮半島の一部でも前方後円墳は見られるそうだが、その副葬品には倭・百済・伽耶など様々な王権との関わりを示しているそうだ。ふと思ったが、この前方後円墳が造られた時代は比較的どこも平和な時代だったのかもしれない。
 また、今は小山のように草木に覆われている古墳だが、かつては埴輪に取り囲まれていた。その様子を復元した古墳も最近造られているそうで写真が掲載されていた。今のコンクリートに目が慣れた人間には今ひとつピンとこないが、当時の人から見れば、超高層ビルの林立を目にするような感覚だったのだろうか。特に前方後円墳は視覚的なインパクトを強調された墳墓だったというし。そう思うと誌中では触れられていないが、多くの古墳では宮内庁が禁止しているせいで発掘調査ができない。それが残念かも。
 他の記事は館内の展示の案内や映像ライブラリーの紹介。それも偶然奈良の興福寺や薬師寺の行法や祭祀を代々支えてきた周囲の家の人々の仕事。あと一つは万年筆の職人技を同じように映像化したという紹介だった。どちらも面白そうだ。
 この博物館、存在は知っていたが自宅からだと少々遠いのだ。でも今ヒマだから行ってみようかな。





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Last updated  July 16, 2010 02:08:18 PM
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