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May 3, 2011
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カテゴリ: ミステリ(日本)

【送料無料】武家屋敷の殺人
小島正樹
講談社ノベルス 新書判並製
☆☆☆☆◎
 東京郊外の広壮な武家屋敷に起こったという奇怪な事件。それを精神に以上をきたした人物の日記から類推していくことからストーリーが始まる。たかだか20年ほどだが歴史を遡る調査は面白かった。そして、そこからさらに混沌とした謎また謎が起こっていく。
 探偵役は社会派弁護士川路と彼とはリバーカヤック仲間の邦彦。最初の依頼者は孤児院で育ったという若く美しい女性瑞希だ。彼女の実家を探すことから小説は始まるが、そこに二体のミイラなどなどと盛りだくさんの謎が起こって、まるでそれをもぐらたたきのように解決していくような印象だ。私が一番面白いと思ったのは最初の日記から家を推定していく過程。あとは、ちょっと盛り込みすぎで、ご都合主義かなぁというところもなきにしもあらず。ここまで盛り込んであると、一つ一つの謎に解決がついた時、その疑問部分にあたる伏線を覚えていなくて、なるほどという感覚が薄れてしまった。それに、邦彦の事情がもう少し詳しく書かれたほうがよかったなぁ。いかにも新本格のストーリー展開だが、もう少しエピソードを整理してくれたほうが読みやすい。ただ、読後感は結構いい。





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Last updated  May 3, 2011 10:39:42 PM
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