混沌の本棚

混沌の本棚

PR

×

Calendar

Free Space

2010年12月1日より
読書メーター
登録しました。

琵音の今読んでる本

読書メーターに
画像がない本は
反映されないみたいです。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

Keyword Search

▼キーワード検索

August 5, 2011
XML
カテゴリ: ミステリ(日本)

【送料無料選択可!】生霊(いきだま)の如き重(だぶ)るもの (講談社ノベルス) (新書) / 三津田信三/著
三津田信三
講談社ノベルス
☆☆☆☆◎
 刀城言耶がまだ学生時代に遭遇した怪異な事件の数々、という設定の短編集。表題作の他、「死霊の如き歩くもの」「天魔の如き跳ぶもの」「屍?の如き滴るもの」「顔無の如き攫うもの」という不気味な内容。表題作(「いきだまのごとくだぶるもの」と読む)のみが中編といえる長さで、あとは短編。
 まだ作家(推理作家だったっけ、怪奇作家だったっけ?)になる前で、ノートに書きためた自作を先輩作家にみてもらったりする場面もある。また学生という設定だけあって、「昭和の名探偵」と謳われる父親への葛藤も後の作品より青臭く出てきて面白い。私が特に好きなのは表題作。 いずれの作品も結末に怪奇的な含みのある終わり方をしているが、 この作品の終わり方が特に好きだ。いま、タイトルを書いていて思ったのは、タイトルが一番怪奇なのは、「屍?の如き~」だと思うけど。大体、「重るもの」と書いて「だるぶもの」ってほぼ当て字のような気がしないでもない。調べてないけど。短い作品ばかりのせいか、怖さは薄いが、さりげなく盛り込まれた終戦直後の風俗が面白い。松本清張や内田康夫がたまに作中言及した漂泊民のことや、そのころの大阪の風景など。でもちょっと挿絵が現代的だったかもしれないけど。また、いくつかの作品には位置などの図があったのも分かりやすかった。あとは、刑事の曲矢の名は体を表す、今風の言葉でいうツンデレっぷりに、この曲矢の名前といい、時々私でも分かる地名のアナグラムといい、民俗学の少々アヤシゲな蘊蓄に、と相変わらずマニアックで好きだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 5, 2011 02:17:28 PM
コメントを書く
[ミステリ(日本)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: