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August 10, 2011
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カテゴリ: 日本の小説

【送料無料】カンナ(出雲の顕在)
高田崇史
講談社ノベルス
☆☆☆☆
 前巻とこの巻とで、色々大きな動きが始まる。前巻で負傷した丹波はまだ状態もよろしくなく療養中。そして、私のお気に入り、ミニチュアブルテリアのほうろくも。このコが出てこないと読んでいても寂しい。次号以降では活躍を期待する。
 今回は出雲と出雲大社の謎。焦点が当てられていたのは出雲国造と出雲大社との関係。国譲りのあたりの記述がしつこいくらいに出てくるが、ちょっと私は食傷気味。しかし、物語は風雲急を告げ、甲斐の友人竜之介は甲斐が探し求める、彼の家に伝わる古文書を持って逃走中の諒司に呼び出され、(どーも嘘臭いような気がする)彼の誘いに乗る。さらに、甲斐の婚約者の祖父の側近楯岡は、背信行為を責められて、それがとんでもない方向に……。この展開で次が楽しみにはなるが、 甲斐・貴湖・聡美の三角関係がもう少し泥沼になってもよかったんじゃないかと 正直思う。それが甲斐達が追っている日本神代の神話にリンクしたらもっと面白かったけど……。あ、でもギリシャ神話と違って恋愛絡みのドロドロって記紀神話にはなかったっけか……?
 正直、この巻は、次号へのステップにすぎないような感じで、あまり物語も濃くないと思う。次号、早く出てくれないかな。この著者は割と書くのが早そうだし、今ストーリーもクライマックスだから、筆が速まっていることを期待して、楽しみに待っていよう。





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Last updated  August 10, 2011 01:52:09 PM
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