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August 19, 2011
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カテゴリ: ミステリ(日本)

【送料無料】書物幻戯
赤城毅
講談社ノベルス
☆☆☆☆☆
 「書物狩人」シリーズ第四作目で、最初の長編。中東を壊滅させる威力のある古文書がアルカイダの手に渡ったという大事件をル・シャスールが追う。こんな本、アリかな~と思って読んでいたが、内容が明らかになると結構納得できる。この書物を追って、ル・シャスールと謎の美女(だという)レディBが各国の関係各所と会って機密書類を閲覧したり、交渉を行ったりする。しかし、ル・シャスール、何を知っているのか各国の関係各所に嫌がられ、煙たがられているけれど、自分の知っていることで彼らを脅して機密書類を閲覧していく過程は結構好きかも。また、今回、ル・シャスールの宿敵である書物偽造師ミスター・クラウンだけでなく、彼とル・シャスールの父親との確執も仄めかされていて、続巻も楽しみだ。たまに出てくるル・シャスールの表向きの仮面と思われる半井准教授の描写もあると楽しい。しかし、このル・シャルールの容姿の描写を読むたび、某国営放送のアナウンサーT氏を思い出すのは私だけだろうか?な~んかイメージが似てるんだよね。相当に丁寧で古めかしい言い方をするル・シャスールの声にそのT氏の声を当ててみると、かなりの慇懃無礼さが際立つかもしれない。
ちょっと展開や設定がライトノベルみたいだが、そのせいかこの手の世界の裏舞台の小説にありがちな血なまぐさい場面も過剰なお色気演出もないので、まあいいか。





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Last updated  August 19, 2011 02:16:07 PM
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