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September 26, 2011
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テーマ: 本日の1冊(3712)
カテゴリ: 音楽・楽器
【送料無料】切手に見る世界の楽器

音楽之友社 A5上製
☆☆☆☆◎
 初版昭和62年。ってことは、1987年。まさに世はバブルの頃……だったせいか、カラーと白黒の見開きが交互に来る頁デザイン。実はこれ、印刷的には表面4色裏面1色の5色で印刷できないので、表面4色裏面4色で印刷しなければならない。印刷代が8色分かかるとっても不経済な印刷なのだ。全部4色にしたっていいだろうに……。更に中身にも時代色がうかがえる。表記には「ソ連」の文字があるし、古い切手も紹介しているせいで、アメリカ統治下の沖縄で発行された三線の切手も紹介されているのだ。
 楽器に関係のないことを書くのはこのくらいにして、やはり色々な民族楽器が切手になっていて楽しい。個人的にはヨーロッパの民族楽器や古楽器の切手がいい。あと楽弓欲しいかも、とか思ってしまった。また、弦楽器の紹介は比較的手薄だし、鍵盤楽器の紹介の仕方がフリーリードの頁にクラヴィコードがあって、実際の先祖の打弦楽器のサントゥールやツィンバロンなどは別頁になっていた。これ、打弦楽器の頁に入れたほうがよかったような気がするけどなぁ。今更ここでこんなこと書いても無意味だけど。他にもおなじみの楽器分類の仕方とは少々違うまとめられかたがされている。ヴァイオリン属とハーディガーディを一緒にするとかも斬新だ。これは面白いけど。
 また、各国の楽器を通じて、インド洋をはさんで、マダガスカルとマレーシアには民族に共通性があるだけでなく、楽器でもガムランに似た音楽がマダガスカルに存在しているというので興味深いし、リラやキタラといったヨーロッパの古楽器とアフリカの弦楽器の共通性なども指摘されているのも面白かった。
 ただ、少々寂しかったのは、日本の楽器があまり紹介されていないことだ。確かに楽器が切手になっているのは聞いたことがないもんなぁ。螺鈿紫檀五弦琵琶くらい切手になっていても不思議じゃないのに。





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Last updated  September 27, 2011 01:59:15 AM
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