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February 1, 2012
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テーマ: 本日の1冊(3712)
カテゴリ: 日本の小説

【送料無料】掌の小説改版
川端康成
新潮文庫
☆☆(前半) ☆☆☆(後半)
 いや、正直、かなり面白くなかった……。本当に掌に載ってしまうような掌編小説が220編。エンタテイメント小説に慣れたアタマだと純文学はタイクツなのかもしれない。以前はそれほどでもなかったのに。年を取って私の頭が硬直してしまったのかもしれない。特に前半は時代色や女性の書き方が悪い方に気になった。どう読んでも靴下と一緒に強くなる前の書き方なのだ。それに、どうしても断片や習作といった感じも否めない。とある長編の書き出しを拾い読みしてみたが、何となく読んでいて小説に引き込まれる引力がその長編より弱いのだ。というか、引き込まれそうになったところで、ロクなオチもなく終わってしまうからかもしれないけど。ただ、後半になると面白い小説もあったし、(でも解説には異色作って書いてあったけど)第二次大戦中の描写のある小説は何となく面白かった。それで少し引き込まれたのか、それから後に掲載された小説は面白いと思ったのだ。それに、昔読んだこの著者の書いた「万葉姉妹」という少女小説は子供心に面白いと思ったんだけどなぁ。
 読書サイトの感想にもあったが、時々読み返すとまた違う印象を持つような小説なのかもしれない。でも、一気にこのだらだらと並ぶ掌編を読むのは結構骨が折れる。長編を読んで、この著者の作風に少し慣れてからの方が楽しめたのかもしれないな。





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Last updated  February 1, 2012 11:16:14 AM
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