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February 3, 2012
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テーマ: 本日の1冊(3712)
カテゴリ: 歴史・地誌・旅行
古代史私注

古代史私注
価格:693円(税込、送料別)



講談社文庫
☆☆☆☆☆
 1981年に刊行された本が1993年に文庫化されて出版された本。コラム的に断片的に書かれているので、ちょっとぶつ切りな感じもするのだが、この人の碩学ぶりはやっぱり面白い。また、巻末には(今は改善されていると信じたい)官学への批判的な記述もある。
 しかし、体系的な思考ではないが、スポットな洞察はとても興味深い。古事記が「日本書紀別冊」だったのではとする記述や、藤原光明子の名前の読み方へ疑問を呈したり、麻についての記述、そして銅鐸が埋められていた訳に対する考察などは特に面白い。もう30年も前のエッセイだから幾つかは現在の学説で否定されたものもあるだろうが、私のような歴史好きにはやっぱり示唆に富んだ内容だと思う。
 文章もやはり今の作家とは違い、とても読みやすいのだが、難しい漢字も結構多い。この人の推理小説も何作か読んで面白かったけど、歴史について書いた本ももっと読んでみたい。





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Last updated  February 4, 2012 01:37:42 PM
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