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July 29, 2014
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カテゴリ: ミステリ(日本)
【送料無料】倒錯の帰結 [ 折原一 ]

【送料無料】倒錯の帰結 [ 折原一 ]
価格:1,188円(税込、送料込)



講談社ノベルス
☆☆☆☆
 本文ほぼ中央部に袋とじがあり、表紙1側・表紙4側のどちらから開いても本文が始まるようになっている仕組み。袋とじをはさんで反対側から始まる小説とは文章の天地が逆になる。二つの小説が並行している。一つは「首吊り島」もうひとつは「倒錯の帰結」である。どちら側にも奥付・カバー折り返しのコメントまであって、カバーのバーコードを除いては前後対称になっている。かなり凝った造本だ。で、双方の小説がもう一方の小説の作中作という設定で中身もかなり凝っている。「倒錯の帰結」の方は横溝正史の獄門島を思わせる内容。「首吊り島」の方は行き詰った中堅ミステリ作家が監禁されて小説を書かされ、そこから脱出する内容。残念なことに、どちらもあまり好みの書き方ではなく、最初に「首吊り島」から読んだのだが、特に読み始めがとっつきにくく感じた。また、結末も永遠のメビウスの輪のような終わり方なので、どうもスッキリしないのだ。造本も印刷・製本会社がよくやったなーというくらいの凝りようだし、内容もかなり凝った趣向なのだが、ラストでカタルシスがなかったのが、私のような単純な読者には残念。マニア受けするちょっと凝り過ぎな感じがする。





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Last updated  August 12, 2014 02:22:16 AM
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