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August 11, 2014
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カテゴリ: ミステリ(海外)

【楽天ブックスならいつでも送料無料】バッハ死のカンタータ [ セバスティアン・クナウアー ]
セバスティアン・クナウアー
大成出版 四六並製
☆☆☆☆
 ドイツのバッハ縁の地で多数の未発表の楽譜が発見され、美人のヴァイオリン・ヴィオリスト、それを独占しようとするアメリカの大富豪(と強面のボディガード)や腹に一物アリのイギリス人オークション会社社員、探偵、頑固そうだが実直な教会の用務員(?)さん、コンピュータの専門家(つまりはハッカー)など、多彩な人物が登場する。舞台もケーテン、ライプツィヒなどバッハ縁の地に加え、オークションが開催されるロンドン(サザビーズがモデルっぽい)、大富豪のお屋敷のあるサンタモニカなど各地の風光も興味深い。もちろん、バッハ縁のドイツの町の描写やバッハの未発表の楽譜にまつわり作曲家の知られざる交友などいろいろ盛り込まれて、バッハ好きには楽しめる内容。なんとなくドイツが舞台の二時間サスペンスのような感じもする。小説で読むと冒頭部分の本文の内容が色々飛ぶのでなかなか読み進まなかったのだが、この小説、映像化したら、ライプツィヒやケーテン、ロンドンのオフィスやサンタモニカの豪邸など視覚的にも楽しめそうな情景が多く楽しめそうだ。
 また、バッハの楽譜にはかなりの点数の散逸があるらしいことが今読んでいる「マタイ受難曲」に書いてあったので、このバッハの楽譜が大量に発見されるというクラシック音楽界的には結構衝撃的な設定にも結構リアリティがあるのだ。でもやっぱりそういう経緯で発見された楽譜を独り占めしちゃいけないと思う。





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Last updated  August 15, 2014 10:43:37 PM
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