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こんなにしずかな、うつくしい人間の顔を見たのは、はじめてでした。『猫は生きている』早乙女勝元・作、田島征三・絵理論社1973年初版(三年後の1976年6月で、第21刷)私が小学生の時は、夏休みの登校日には平和教育がありました。たぶん、その時の教材だと思います。東京大空襲の時の話。人間の主人公たちは、皆、悲惨な最期を遂げます。読んでいて、とても、きついです。体がきつくなります。「それ、キッツー。」っていうニュアンスじゃなくて、ほんとに苦しくなるの。野良猫にも優しかったお母さんの死。私、トラウマになってました。ずーっとわたしの記憶にはこの物語のお母さんの行動が記憶にはっきり残っていました。絵もすごい力で、子供の私には怖かった。だけど、手に取らずに入られない。人間の主人公。空襲の時、お母さんは長男(小1~小3ぐらいと想像)とはぐれます。お母さんは赤ちゃんを背負って、長女(5歳くらいと想像)と逃げますが、お母さんの目の前で、長女の背中に焼夷弾が刺さります。即死です。とっさにお母さんは、素手で、その焼夷弾を引き抜こうとします。手はやけどでただれます。鉄筋防火建築の工業学校の門をたたきますが、誰も開けてくれません。(関係ないかもしれないけど、関東大震災の時も、銀行や大きな建物は開かず、建物の前でたくさんの人が真っ黒にこげている写真を見たことがあります。)「赤ちゃんだけでも助けて。」火が迫ってきます。火によって、暴風も起こっています。逃げられません。お母さんは、学校の裏手に回りこんでいました。(学校の校庭の固い土を思い出してください。あれを掘るのです。)火傷した手で、必死に地面を掘ります。小さなくぼみができました。お母さんは、懐に、子猫も入れていました。そのくぼみに赤ちゃんを入れ、子猫もいれ、おっぱいを出して赤ちゃんにくわえさせ、上に伏せます。お母さんの上にも火が暴風とともに、息もできないくらいものすごい火が通過していきます。(お母さんはそのままの形でまるこげ。当然赤ちゃんも蒸し焼きで亡くなりました。)長男は、一人で必死に逃げます。途中、お母さんの懐に入っている猫の家族とあいます。最期は、猫たちを助けて力尽きてなくなります。猫たちは全員生きていました。ひげや耳は焼け焦げてしまってますけど、でも、生きていました。この話、大人になって読み返した時、こんなきつい話(可哀相とかそういう次元ではなく、心の深く深く、動物的な、生きるというか、原始的というか、そういう深い部分をものすごく刺激するこういう話、子供に教材として与えるのは、トラウマが大きすぎるよね。大人としての私はこの本を子供に与えるのを躊躇する。と思いました。だけど、話は、すごく飛ぶんですが、私のまわりに、いい年して、ほんっとに人の気持ちとかがわからないし、人の気持ちを想像するっていう感覚すらわからないって人がいるんです。この本どころか、こういう類の本、子供の時に読んだ経験がないそうなんです。受験勉強だけで、子供時代をすごし、友達の中でのリーダー、名士の子供として、田舎の跡取りとして、親はもちろん親戚からも特別扱い、なんでもあり、(だけど本人はそのプレッシャーもあるし、それなりの苦労はあるみたいなんだけど。)子供の頃から、ドストエフスキー(世界の名作を岩波文庫、つまり子供用じゃない。)とか、長じてはブコウフスキー(一種独特の退廃的な世界観の小説を書く現代作家)とかばかり読んでたそうです。ある時、その人に、色々聞いてみた。私、馬鹿だから、なんでも死ってそうなその人のこと、尊敬すらしてたことがあるんですけど、付き合いが長くなってくると人間関係における感覚などがおかしいなと思うことが多々あり。わかったこと。たくさんの”量”の本を読んでいるのは確か。だって、日本人が発音しにくいような、小難しそうな作家の名前だけは、口からぽんぽん出る。だけど、背伸びして読んでるものですから、物語の本質、ぜんぜんわかってないんです。年相応の言葉や感覚にまで下がって書いてある、でも書いてある内容は、「この世の真実」という本を読む、という経験がないんです。そんなことを思い出し、現在の「成績が良いけど(のに?)、重大な犯罪を犯してしまう子が出てしまう。(無知で、環境が悲惨で、という犯罪は調べてみれば昔からあるみたい。)」という事など、考えてみると、この本みたいな、やさしい言葉の絵本、だけど、大切なことが書いてある本、内容はとてもハードで、下手すると子供の心を深く傷つける本(私は自分のことを考えると傷になってると思う。硬い地面をみると、これを素手で掘る自分が浮かんだり、色々。)を、子供に読ませる教育っていうのは、まったくナシじゃないのかもしれない。と思いました。絵がとてもヘヴィーなので、人形劇とかならまた印象は違うかもしれませんが。
2005年09月30日
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アルナーチャラムさん、掲示板へのアドバイスありがとうございます。ブログのことについてのアドバイスも、ありがたく、方向性を考える上で、かなり楽になりました。まだまだ慣れていなくて、まとまった時間がないと更新できない不器用さです。だけど、チョコチョコ時間しかとれないというだけで、何か日常に事件があるわけではないです。そのチョコチョコ時間で、なつかし本、読んでます。本日の1人料理教室↓
2005年09月29日
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中学生の頃、海外の新曲チェックの方法のひとつはNHK「海外ウィークリー 」でした。野中ともよオフィシャルホームページ
2005年09月24日
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揺さぶられっ子症候群で「保育ママ」逮捕。赤ちゃんの取り扱いで、ちょっとしたことですが、知らない方もいらっしゃると思うので、小さいながらもできるだけ目にいれることができる場を提供したいと思い取り上げました。赤ちゃんを、首がカックンカックンなるように強く揺さぶると、脳の内側に出血が起こります。上下の動きでも危険らしいです。死亡しなくても、失明や重い脳障害が残る場合もあります。脳は水に浮いている豆腐みたいなものです。頭蓋骨という密封容器に、水を入れて豆腐をいれたというイメージを思い浮かべていただきたい。強く振れば、豆腐は器に当たり、ダメージを受けます。そんなイメージを私は持っています。(私は素人です。)・プロの説明・PIFA:前橋育英高等学校の生徒を中心としたボランティアグループの説明グーグルの画像から調べるときのために。・脊椎関係は大事なものです。・赤ちゃんはまだ柔らかい生き物です。この二つを意識してるだけでも違うと思うんだけどいかがでしょう、、。
2005年09月24日
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国際版少年少女世界伝記全集 第15巻 トルストイ・平賀源内小学館版昭和57年1月10日 初版第1刷発行定価1350円((消費税なし)親戚の家(今は気軽に行くことができない)に全巻あって、とても懐かしくて手に取りました。小学館の『世界の童話』シリーズ に、装丁とか絵の感じとか似ているなと思ったら、やっぱり小学館だった。今、こんな立派な装丁の子供の本って見かけませんよね。昔は百科事典を居間や応接間に飾ったりするのが流行りましたよね。そういう時代に出された本なのでしょうね。『世界の童話』シリーズみたいに、金の箱入りなんてないし。この装丁の絵も金色です。そして箱入り。テーブルで読むのが前提の大きな本。割と小さ目の字に、全部仮名が振ってあるので、背伸びしても読めるし、漢字もいつの間にか覚えたりして、私は漢字にルビ付き、賛成派です。(昔そんな議論もあったか、、、。いや、大昔。)さて、内容です。本文に説明はありませんが、このシーンは何のシーンか、先に米川版『トルストイ』を読んでいたのでわかりました。他のエピソードの取り方も似ているなと思ったら、参考文献の中にありました。米川哲夫著 『トルストイ』 国土社 世界伝記文庫21(文庫といいつつ文庫版ではない、いわゆる本義の文庫でしょう)初版1刷発行1980年1月10日のP158。トルストイの結婚式当日の夜のシーン。「どうしたのだね。さあ、主婦の仕事だよ、お茶をついでおくれ」と、トルストイはやさしく妻に声をかけました。これが、クレムリンを出発してからトルストイが妻に話しかけた、ほとんど最初の言葉でした。この本はとてもすばらしいです。こんなに良い本なのにもう発行されてないなんて、もったいなすぎると思います。これも振り仮名たくさん。でも入門にはこれほど優れた本はあるでしょうかってなもんです。ふざけた言い方しましたけど本気です。--------------『少年少女~伝記~』のいいところは他にもあります。「目で見るしりょう室」というカラーページが本文の後に10ページほど。その後に年表があるのです。 これが良い!トルストイの場合はそのうちの2ページが作品紹介です。それから巻末の解説。大学の名誉教授や文学者がポイントを抑えてしかも平易な言い回しで書いています。この本の良いところもう1つ。当然絵がいいです。実在の人物を扱う伝記などは、私は、リアルな絵のほうが好きです。知らない外国やその時代の風俗も一緒に味わいたいからです。----------------平賀源内。「このせいしつは、死ぬまで、なおりませんでした。」博物館でその作品やノートなど、見たことがあります。イメージ崩れました。それもまた良し。子供に読ませる伝記、なにか偉人の聖典みたいなそらぞらしい良いことばかり書いてあるのは違和感を感じるのです。-----------------■米川版は論文みたいです。読みやすい。エピソードの取り方が面白い。この方の話を聞くのは面白いだろうなっておもいます。この本は大好き。すばらしいです。■子供に媚びた文章でなく、字も大きくなくて良く、ルビが全部の感じに打ってあり、字が大きくない分、きちんと時代考証した美しい絵がある子供の本はとてもいいと思う。空想世界の物語とかは別で、伝記ものなどは特にそういう本が好きです。良い”教材”だと思います。■子供の本はやはり、読む姿勢のこともあるなあと。今まではソファーやベッドに寝転んで気軽に読める本がいいと思っていましたが、(これは子供時代の経験上、楽に読みたいよ~と思ってたと思うので。)きちんと座って姿勢良く(絵が細かいけど大きいので全体を見渡すのに姿勢をよくする必要がある)読む習慣にはこの本のようなスタイルは子供の本として見直してもいいと思う。立派な装丁なので大事にするし。私や他の子(お客さんの子供やいとこたち)はといえば、自宅でも親戚のうちでも、おとなしくしておかなくてはいけないときは大人たちが応接セットでお茶を飲んだり談笑しているときに、ソファーの後ろの大きな本箱からこの手の本を取り出して読んだりしてた記憶があります。こんなこと、今まで思い出しもしなかったけど、子供の本を読み出してから、(このブログをたちあげるほんの数週間前から)そんな昔のシーンを思い出すようになって楽しい。
2005年09月23日
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ひとり料理教室。本日は鶏肉のしょうゆ煮(シーヤウルーカイ)です。梁李恵桃さんのレシピです。梁李恵桃さんとは誰か。検索したら、コチラしか出てきませんでした。レシピについて。しょうゆカップ2/3でしたが、カップを180ccと勝手に変更。その2/3で、120ccですが、大幅にカットで、50ccに。これでも、煮汁は真っ黒です。とっても良い匂いでした。ラーメンのスープ系の匂い。にんにくが、とろとろで、とてもおいしかったので、この残りの汁で、にんにくをまるごと煮てみようかと思います。鶏肉の処理、御存じですか?肉を洗うの?って思われるかも知れませんが、スーパーのパック入りを買うと、殺菌用のアルコールが吹き付けてあったりするみたいですね。だから私は洗います。1.皮をざっと水で洗い、 残った羽の根などがあれば抜きます。2.皮の下の脂をできるだけとり、3.皮の表面に塩を塗り、ほんの少し置いて(この間にやかんに水を入れてコンロにかける)こすって洗います。不必要なドリップが出ます。臭み取りです。4、熱湯をかけます。よけいな脂と臭み取りです。それからやっと調理です。これはあまり本に載ってない鶏の下処理の方法です。デパート等のお肉やさんのお肉はボールに張った水の中に入れてもカスのようなクズ脂もついてなくて水はきれいなままなのですが、デイリーなスーパーwのパック入りのお肉を水に入れてみると、ぶわーっと脂が浮いてきたりします。酸化した脂をできるだけとる方が臭みも無くなるような気がします。牛肉など、水で血抜きをすると、まあまあのお肉でも割とあっさりできます。なんとなくいつもしていることで、自己流です。真似してお肉、ダメになっても責任はとれませんけど、ダメな仕上がりになった事はないです。鶏肉で、皮に塩を塗ったまま、放置して塩辛くなった事はありました、そういえば。そのくらいです。血が抜け過ぎて、白っぽくなった牛肉も、肉じゃがなど味をつけて煮るものだとおいしいです。友達に話すと、「え~!?お肉、洗うの~?!」と。ま、当然の反応でしょう。お肉をそのまま焼くだけみたいな調理法の場合はしませんけど。お魚も、煮魚の時は、調理の前に熱湯をさーっとかけます。お魚の場合は、本にも出てますよね。
2005年09月22日
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「はたらかないものは、たべなくても いいのだ。」すごいなあ。幼年伝記ものがたり5『レーニン』伊集院俊隆・文鈴木琢磨・え小峰書店昭和47年3月31日 第1刷発行昭和54年6月15日 第8刷発行背表紙はこんな感じ。この本は、鈴木琢磨さんの絵 が懐かしくて、図書館で借りました。中味は幼年用だけあって、もの足りませんが、専門用語をあえて使っている感じがして、(たとえば、皇帝はツアーリと、1回解説が入った後はすべて”ツアーリ”のみの表記。)次につながる(もう少し大きくなって、習ったり調べたりしたとき「ああ!」って思ってね。って感じだろうな)感じを感じました。(高校歴史教科書~おなじみ山川出版社~には、「ツァーリ」って出ています。それから、ソ連の都市の名前につく、グラードとは「町」って意味らしいというのは、この本でわかりました。いぐざんぽう~レニングラード(レーニンの町?)、スターリングラード(スターリンの町?)。(追記:次の本を探しているとき「ウラー。ウラー。」と叫びながら兵士が飛び出してきた。という記述のある本があった。ドイツとソ連の戦争、第二次世界大戦の話だろうけど何の説明もなかったらどういう気持ちの叫びかわかんないところだったけど、この『レーニン』に「ウラー。ウラー。(ばんざい。ばんざい。)とあるのを思い出せた。)------------------アウシュビッツとか、ヒトラーとか、レーニンとか、最近見ます。中学生のときの教科書とか、高校の世界史の本とかで、改めて、確認しました。ヒトラー・最期の12日間映画館で見ました。良かったです。私はesも、すごいなーと思ったクチです。同じ監督?だったか、、。ま、それはさておき、この反対側から描いたヒトラーも見るべきでしょう。アドルフ・ヒトラー/最後の10日間 パンフレット。映画のパンフレット、隅々まで読んだの初めてです。それでも足りずに、本屋さんに直行しました。
2005年09月22日
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今日はひとり料理教室です。私は「ひとり料理教室」と称し、レシピ通りに計量し、温度や時間を計るべきものは計り、盛り付けがあるものはその通りに作ってみます。料理経験はある方なので、経験から、「こうしたい。」と思う事も、あえてレシピ通りに再現して楽しむのです。本日のメニューは『NHKきょうの料理 カラー版ポケットシリーズ7 手早くできるおかず』の「小えびの揚げもの(スウザシアレン)」でございます。陳健民さんのレシピです。この衣はおいしいので、他にも使えそうです。海老次第で、また、卵白の量でおいしさが決まると思いました。卵白を海老にもみ込むのは、プリプリ感を出すためだと思われますが、これをつけ過ぎると固くなるみたいです。初めて作った時は、国産海老で、卵白も分量通り。(写真)2度目は外国産で。卵白も多めで作ってみてそうおもいました。レシピではケチャップをつけて食べるとあるのですが、ルール違反ですが塩をつけて食べたりもしてみました。多めに作ってお弁当のおかずに良さそうです。甘いトマトがよく合いました。私にとっては新しい発見です。いつもの私なら、レタスにしたと思います。昭和のレシピはグリンピース、パセリをよく使うと思います。今はハーブ類も野菜も多くなってたんだよなって、改めて感じます。
2005年09月21日
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