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一発で希望する形にパスを引ききれば、それに越したことはありません。しかし、たいていはあとから調整する必要があります。頂点の設定には、4種類あります。「頂点の自動設定」、「頂点を中心にスムージングする」、「頂点で線分を伸ばす」、「頂点を基準にする」の4つです。曲線であれ、フリーフォームであれ、最初、頂点は全て自動設定になっています。この自動設定は、最初にパスを引くときは適当な線を引けるので良いのですが、その後編集するときに勝手に角度が変わったりと、何かと不便です。そこで、編集するときは、それ以外の3つに変更することになります。「頂点を中心にスムージングする」は、2つのハンドルが正反対の方向へ同じ大きさを保ちます。曲線の中間に配置するときに使います。「頂点で線分を伸ばす」は、2つのハンドルが正反対を保ちますが、大きさはそれぞれ任意の大きさとなります。ですから、偏りのある山の中腹に向いています。以上の2つは滑らかな曲線を引くときに使います。「頂点を基準にする」は、角を作るときに使います。2つのハンドルは、まったく別々に動き、たまたま正反対を向いたときを除いて、線が折れます。これらの頂点を使いこなせば、ほぼ全ての形を造形することが出来ます。こうして1つ1つのパーツを丹精こめて作り上げ、彩色して組み合わせれば、たいていの図形を作ることが出来るわけです。
2008.06.30
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さて、EXCELでイラストを描くには、自由自在にパスを造形できるようにならなければなりません。これが出来るようになれば、あとは組み合わせだけで、たいていのものは作画できるようになります。前回は、「線」の6つのメニューのいずれからでもパスを作れることを説明しましたが、イラストを描くことを前提とすると、直線から作るのはあまり賢い選択ではありません。使えるのは、「曲線」と「フリーフォーム」ですが、私はそれぞれのメリットを生かして使い分けています。「曲線」はその名のとおり、主に「曲線」で構成されるパスを作るときに使います。そもそも自然界には直線は存在しないといわれているくらい、曲線にあふれています。動物を描くときも、植物を描くときも曲線が多いことから「曲線」のコマンドは大変重宝します。これに対して「フリーフォーム」は、ちょんちょんクリックしていけば簡単に折れ線が引けることから、直線が多いときに向いています。建物を描くときなど、大変便利です。また作画中にドラッグすることで、一部「フリーハンド」のような使い方が出来ますが、あまり便利ではありません。両方とも最後の頂点を最初の頂点に重ねることで、簡単に面を作ることが出来ます。さて、「曲線」「フリーフォーム」いずれの場合も、Shitを押しながら作図すると15度ずつの角度を固定しながら描くことが出来ます。また、Altを押しながら作図をすると、セルの高さに合わせた線を引くことが出来ます。「曲線」は、Ctrlを押しながら作図をすると、曲線の合間に直線をはさむことが出来ます。状況に合わせて使いこなすと大変便利です。
2008.06.26
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ドロー画での線画をパスと呼び、EXCELでは、オートシェイプの「線」のメニューから作成することが出来ます。線のメニューには、直線、矢印、双方向矢印、曲線、フリーフォーム、フリーハンドの6つのメニューがありますが、そのどこからでも、パスを作成できます。例えば、直線は一見ただの線にしか見えませんが、よくよく考えれば、直線とは2つの頂点が直線で結ばれたオートシェイプです。試しに直線を引き、「右クリック → 頂点の編集」を選択してみてください。■で結ばれた直線が出来るはずです。これだけだと加工できなさそうですが、直線上で「右クリック → 頂点の追加」をやってみてください。頂点が3つになります。その頂点のいずれかをドラッグすれば折れ線になり、そこでさらに「右クリック → 閉じたパス」にするとちゃんと面になります。線から作ると最初は透明な三角形ですが、塗りつぶせば立派なオートシェイプです。さて、頂点の一つを「右クリック → 頂点を基準にする」を選ぶとハンドルが出てきます。ハンドルの一つをドラッグすると、曲線が生まれます。この状態で頂点を1つ削除してみます。すると、頂点2つで出来た面が出現します。調整すると、頂点2つだけでハートを作ることも出来ます。
2008.06.26
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前回は、実際にハートを描く作業をとおして、オートシェイプを自由に描く方法を体験しました。フリーフォームで形成されるオートシェイプは、頂点の編集を開くと分かるとおり、頂点と呼ばれる点とそれを結ぶ線で構成されています。線には、直線と曲線があり、曲線は、両端にある頂点が持つハンドルの位置関係から引かます。例えば、このなんだかクマっぽいイラストの頂点の状況を確認してみると、こうなっています。5つの頂点があり、それぞれハンドルを2つずつ持っていて、ハンドルの力関係から曲線が描かれます。アレンジするとこうなります。この曲線についてもう少し詳しく解説したいと思います。例えばこの図をご覧ください。頂点が3つあり、左の頂点は右上のベクトルを、右の頂点は左下に向かうベクトルを持っています。その結果、この2つの頂点の間には「~」のような形の曲線が引かれています。このベクトルで構成される曲線を、ベジェ曲線といいます。フランスの自動車メーカーの技術者であるBezierさんが考案したことから、この名称が付いています。イラストレーターはもちろん、拡大してもギザギザにならないフォントなどにも使われています。EXCELにもこの機能が付いています。そして、このオートシェイプを使いこなすことによって、自由にドロー画を作図することが出来るのです。
2008.06.25
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今回は、ハートを作ります。最終形を確認しましょう。それでは早速、いつもどおり分解してみましょう。 ハートが1個 ハートのハイライトに白い円が1個 光の反射が3個以上です。このうち、光の反射は、前回使ったものを再利用しています。要はハートだけできれば、出来上がりです。実はEXCELの基本図形には、最初からハートが存在します。ところがこのハート…可愛くないんです。まったく可愛くないんです。マイクロソフト的には、これがハートなんでしょうか。良く見るとガクガクしているし、下段の辺りが直線なのが、とても雑に感じます。数ある図形の中からスタメンに抜擢されたはずなのに、なんだか残念ですね。そこで、自分で描くことにします。前回までは基本図形のみで作画しましたが、今回のポイントは、このように基本図形にない図形を自由に描くことです。まず、「オートシェイプ → 線 → フリーフォーム」を選択します。アイコンが細い「+」マークに変わります。この状態でクリックをすると、クリックした地点から直線が引かれ、アイコンと結ばれます。このままハートのシルエットを想像しながら、頂点をクリックしていきます。そして、最後に最初にクリックした地点に合わせてクリックをすると、ジグザグに結ばれていた線が面に生まれ変わります。出来上がった形がこちらです。えー、これのどこがハートなの? と思うかもしれません。さっきより残念じゃん、とも思うかもしれません。ところが、これからちゃんとハートに生まれ変わります。まず、図形を右クリックして頂点の編集をクリックします。すると先ほどの図形の折れ目が■に変わります。EXCELでは、これを頂点と呼びます。この頂点の編集モード(頂点が見えている状態)では、頂点をドラッグして位置を調整したり、線上に頂点を追加したり、あるいは削除することができます。これを駆使して目的の形を造形していきます。一番左の頂点を右クリックしてみましょう。すると頂点の編集メニューが表示されます。現在、頂点の自動設定にチェックが付いていると思います。この下に続く、3つのメニューが重要です。「頂点を中心にスムージングする」と「頂点で線分を伸ばす」は、非常に似ています。両方とも、その頂点で線が曲がらずに曲線になる場合に選択します。「頂点を基準にする」は、線が折れる場合に選択します。今回はハートの左側なので、折れません。なので、「頂点を中心にスムージングする」か「頂点で線分を伸ばす」のどちらかを選択するのですが、とりあえず「頂点を中心にスムージングする」にします。すると、その頂点から伸びる□が2つ出現。また、頂点をはさんで両側につながっている線が、曲線になりました。この□をハンドルといい、頂点からの位置関係から、方向と強さを示しています。向きと大きさを兼ね揃えているので、数学的に言えば、ベクトルということになります。それぞれの頂点はこのハンドルを持っていて、隣の頂点のもつハンドルとの方向と力関係から曲線が引かれるのです。試しにハンドルをドラッグしてみてください。結ばれている線がハンドルの位置によって変わるのが分かると思います。ハンドルを動かすと対になっているもう一つのハンドルが一緒に動くと思います。角度が変われば、頂点をはさんで正反対。遠くにドラッグすれば、もう一つのハンドルも遠くへ行きます。次に、一番上の頂点を編集してみましょう。右クリックしてメニューを出します。ハートの一番真上は、2つの山の谷間に位置するので、線が折れる部分になります。ですから、「頂点を基準にする」を選択します。するとまた同じようにハンドルが2つ出現します。しかし先ほどと違い、ハンドルを一つドラッグしても、もう一方のハンドルは動きません。ですから、正反対を向かない限り線は折れ、谷間を形成することが出来るのです。同様に右の頂点も左と同じ「中心にスムージング」を選択して滑らかにし、下の頂点は「基準にする」を選択して尖らせます。それぞれハンドルをドラッグして線を調整すれば…無事、ハートを作ることが出来ました。あとはグラデーションで塗り、ハイライトに白い円をのせます。それから前回作った光の反射を貼り付けて背景を塗れば…見事ハートの出来上がりです。
2008.06.24
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最後に携帯の左上に乗せている光の反射を作ります。白くて見えないので、背景のセルに色を入れました。アドビ社のイラストレーターには、フレアツールという機能が付いていて、簡単に光の反射を入れることが出来ます。元々グラフィックソフトではないEXCELにそのような便利な機能は付いていませんが、工夫してほんのちょっと近づいてみましょう。使っているオートシェイプは、4つ。星4と星32、正円が2つです。まず、「オートシェイプ → 星とリボン → 星4」と選択します。このままでは星が太すぎるので、調整ハンドル(黄色い◇)をドラッグして細い星にします。次に色を半透明にします。星4を選択した状態で、塗りつぶしの右横の▼をクリックし、「その他の色」を選択します。透過性を50%にすれば、出来上がりです。次に「オートシェイプ → 星とリボン → 星32」を選択します。星4と同様に細い星にして、半透明にします。大小2個の正円は、塗りつぶしをなしにして、線の色を白にします。残念ながら、線の色を半透明にすることは出来ません。最後に4つとも選択し、「図形の調整 → 配置/整列 → 左右中央揃え」をします。引き続き「上下中央揃え」をして、グループ化して出来上がりです!そこそこ見栄えがいいので、1回作れば、いろいろ使えて便利です。早速携帯に乗せてみましょう。省略しますが、1~#のボタンを入れて全てグループ化し、ちょっと斜めにすると冒頭に紹介した最終形の出来上がりです。基本図形だけでここまで出来ました。
2008.06.23
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次に、携帯に印字されているロゴマークを作りたいと思います。今回はワードアートを使います。まず、図形描画のメニューからワードアートを選択します。数あるレパートリーの中から適当なものを探します。今回は携帯に印字されているロゴなので、一番シンプルな左上のものを使います。ワードアートテキストの編集ウィンドウが開きますので、文字列を入力します。正直にサンプルどおり入力してもいいですし、適当な文字列でもかまいません。今回は「SAKURAGI」にしました。ワードアートでは、フォントも選べますので、もっともサンプルに近いものを選択します。ちなみに、私は「Arial Black」が大のお気に入りです。OKを押すとワードアートが出てきますので、色とサイズを調整して配置します。線の色は、「なし」がいいでしょう。塗りつぶしの色は、「50%灰色」くらいですね。次に、はめ込み画像を入れます。まず、画像を入れたいスペースに四角を配置します。次に、「塗りつぶしの色 → 塗りつぶし効果 → 図 → 図の選択」と選択していきます。ウィンドウが開きますので、埋め込みたい画像を選択。「塗りつぶしの効果」ウィンドウに戻りますので、「図の縦横比を固定する」にチェックをつけます。これを忘れると、被写体が痩せたり太ったりします。これで埋め込みが完了しました。簡単でしょ?たったこれだけのことで、ずいぶん見栄えが違います。ポイントは、写真を使いすぎないことです。なお、今回は四角形だったので、ただ単に画像を挿入しても同じことが出来ます。ただ、このやり方を覚えておくと、例えば丸い形で画像を入れたり、星型に画像を入れたり、といった応用ができますので、覚えておくと大変便利です。あとはモニタ部分のネジらしきものは正円を4つ、耳に当たる部分が光っているので四角を1つ当てれば…携帯自体がほぼ完成しました。
2008.06.22
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前回の最後で、作成中の携帯と元画像を並べてお見せしましたが、比較をするためにわざわざ横に並べたもので、横目で見ながら作業をしているのではありません。私は、いつもは重ねて作成しています。元画像の上に、オートシェイプを重ねて行き、ある程度出来上がったら、サンプル画像を最前面に移動して、また作っていきます。こうしてパーツを作っては移動、パーツを作っては移動を繰り返して、サンプル画像の裏にパーツをためていきます。最後にサンプル画像をどかして、順序や形を整えて仕上げていくのです。さて、基盤が出来上がったら、次にボタンを並べます。まず、良く観察してみましょう。1~#の12個のボタンは、同じ大きさですね。その上の通話ボタン~終了ボタンは、ちょっと大きいようです。マルチファンクションボタン(十字キー)は大小の四角で構成されていて、脇の四角4つは少し縦長で同じ大きさのようです。整然と並べられていてきれいですね。それではまず、1のボタンから作りましょう。図形描画のツールバーから四角を選択し、ドッラグして長方形を描きます。次に、2、3とコピーします。Ctrl+Shiftを押しながら横にドラッグするわけですね。目分量で並べたところ、たまたまきれいに並びましたが、目分量を信用してはいけません。そこでちゃんと整列という作業を行います。1~3を選択して、画面左下、図形描画のツールバーから「図形の調整 → 配置/整列 → 左右に整列」を選択します。すると、目分量ではなく、EXCELがきちんと計算して整列をしてくれます。次に、4~#まで作ります。1~3の3つの四角を選択し、先ほどと同様にCtrl+Shiftを押しながら下にドラッグします。これで4~6が出来ました。そのまま、あと2回繰り返せば、12個のボタンの出来上がりです。当然これも目分量なので、整列が必要です。今度はたて並びの1,4,7,*の4つのボタンを選択し、図形描画のツールバーから「図形の調整 → 配置/整列 → 上下に整列」を選択します。きれいに並びましたね!12個全てのボタンを整然と並べましょう。次に、通話ボタン~終了ボタンを作ります。1~3ボタンをCtrl+Shiftを押しながら上にドラッグしてコピーすればいいわけですが、大きさが若干違うので調整が必要です。どうやら少したてに大きいようなので、ちょっとだけ引き伸ばします。まず、3つとも選択した状態で、1つの四角の調整ハンドル(図形を取り囲んでいる白丸)の上下どちらかを引き伸ばします。これで3つとも同時に拡大できました。次に同様に上のボタンも作っていきますが、複写、調整、整列を繰り返して作っていきます。ちょっと省略しますが、こんな感じになります。次に配色を行います。元画像を最前面に移動してもう一度良く観察すると、マルチファンクションキーの外側は斜めに光っていて、ど真ん中だけは真っ黒です。それ以外の色は上下が明るくて、真ん中が暗いように見えます。そこで、そのようにグラデーションをかけるんですが、マルチファンクションキーを除く19個のボタンのグラデーションを例示しますとこんな感じですね。80%灰色を選択して、グラデーションは思いっきり暗くしました。横のグラデーションで真ん中が暗いものを選択ですね。これでボタンの配色まで終了しました。
2008.06.22
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さて、次に携帯電話を作ってみましょう。今回の最終目標は、こちらです。一気に難しくなりました(笑)。いえいえ、慣れればそんなことありません。その証拠に、私は10分くらいしかかかっていません。基本さえ抑えれば、誰でも作れるようになります。まずは、分解してみましょう。 基盤に角丸四角形が8個 ボタンに四角が21個 ロゴマークが1個 はめ込み画像に四角が1個 耳に当たる部分に四角が1個 ねじみたいな穴に丸が4個 光の反射に4個合計40個のオートシェイプで構成されています。分解して分かるとおり、基本図形ばかりで作られています。それでは、なぜこんなに上質に仕上がるのでしょうか?それは、グラデーションが質感を生むからなのです。はめ込み画像も、簡単なテクニックなのに効いていますね。では、早速描いてみましょう。とはいってもいくら私でも、何もないのにここまで精密に再現することはできません。モデル、サンプルが必要なのです。冒頭に紹介した消防車もめいすいくんも、全てサンプルあっての作画です。このサンプルの探し方ですが、インターネットで検索をかければ何でも見つかる時代になりました。便利なものですね!今回はYahoo!携帯ショップで見つけた、サムスンの820SCにしました。まずホームページのお目当ての画像を右クリックして、「画像をコピー」をクリックします。次にEXCELを開き、貼り付け(Ctrl+V)をします。これで、サンプルの取り込みが完了しました。次に画像を扱いやすいレベルまでサイズ変更をかけて、上に重ねるようにオートシェイプを重ねていきます。まずは、ベースになる本体の部分に角丸四角形を当ててみました。すると、角が丸すぎるのが分かります。そうです、一口に角丸四角形といっても、ちょっとだけ丸いのとまん丸に近い四角と、いろいろ種類があるものです。その調整をするのが「調整ハンドル」と呼ばれる、黄色い◇マークです。ドラッグすると角の強さを調節できます。ただし、基本図形の角丸四角形では、4つの角を全て同じ丸さに変更するので、1つの角だけという調整は出来ません。同じ要領で、本体の上部、つなぎ目、両肩の部分、ボタン部分の背景、ゴムパッド部分2個、全て角丸四角形で作りました。それぞれ必要に応じてグラデーションをかけています。
2008.06.21
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さぁ、せっかく作ったバスなので、少し遊んでみましょう。まずは何台もバスを複写して並べてみましょう。Ctrlを押しながらドラッグすれば複写できます。車体の色を変えれば、まるで修学旅行の駐車場みたいですね。できれば、上下左右をきれいに均等に並べたいですね。全てのバスを選択して、「図形の調整→配置/整列→左右に整列」をクリックしてみてください。バラバラだったバスが、きれいに整列されましたね!同様に「上下に整列」を実行すると、上下もきれいに整列されます。このように「配置/整列」メニューからは、全て上に揃えたいとか、左右均等に、という作業が実行でき、とても便利です。遠くのバスも近くのバスも同じ大きさなので、日本画や「ウォーリーを探せ」のように遠近感を無視した構図になっています。これはこれで面白いですが、大きさを変えてみると、遠近感を表現できます。次は、色の塗り方を工夫してみたいと思います。先ほどは基本色をべた塗りしましたが、今度はグラデーションを掛けてみたいと思います。このテクニックを使いこなすだけで、グッと見栄えが良くなります。ぜひ使いこなしてください。それでは、バスのタイヤのホイールに陰をかけて見ましょう。まず、先ほどのバスのタイヤのホイールを選択します。少し作業が細かいので、ズームを利かせましょう。Ctrlを押しながらマウスのホイールを上に転がすと、みるみる拡大できます。バスをクリックして選択したあとに、もう一度タイヤを選択します。ダブルクリックをしてしまうと「オートシェイプの書式設定」のウィンドウが開いてしまうので、ちょっと間を空けてゆっくりクリックします。すると、バスが白いハンドルに囲まれ、タイヤだけが白×のハンドルに囲まれます。これは、グループ化されたオートシェイプの一部分だけ選択した、という意味です。ホイールは2個あるので、Ctrlを押したままもう一つのホイールもクリックします。これで無事、ホイール2個だけを選択できました。次に、塗りつぶしの右にある▼ボタンから「塗りつぶしの色→塗りつぶし効果」を選択します。ここからグラデーションの設定が出来ます。色は1色、白でいいでしょう。明るさのスライドが色の下にありますが、真ん中を基準に左側にスライドさせると暗く、右にスライドさせると明るくグラデーションがかかります。ちょっとだけ陰をかけたいので、真ん中からちょっとだけ左がいいでしょう。透過性は、オートシェイプを透かしたいときに使いますが、今は使いません。グラデーションの種類は、グラデーションをかける方向を選択できます。今回は、右上対角線がいいでしょう。こうすることで、右下に陰がつきます。これでOKを押してみてください。ホイールに陰が入ったのが分かりますか?なんとなーくアルミっぽくなったような気がしますね!同様にタイヤの左上に光を当ててみましょう。明るさのスライドを右(明)寄りにして、左上が明るくなるようにグラデーションをかければいいわけですね。また、車体を質感のあるものにしてみましょう。同様にグラデーションを選択していくのですが、色の設定で既定を選びます。「既定の色」の中から、そうですねー、セレブっぽく「ゴールド2」にしてみましょうか。窓もメタリックにして出来上がり!ちょっとだけ趣味が悪いですね(笑)。
2008.06.21
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次に車体を作ります。まず、オートシェイプ→基本図形→角丸四角形を選択します。角丸四角形の描き方は、楕円の描き方と同様にドッラグで行います。このときShiftを押すことで縦横同サイズの角丸四角形を描くことができます。バスは横長なので今回は使いませんが、ロゴマークを作るときなどに重宝します。さて、先ほど作ったタイヤに被せるように車体を描いてみましょう。すると、タイヤの上に車体が来てしまいます。困りましたね、目指す最終形はタイヤの方が上でなくてはなりません。そこで順序を入れ替えます。まず車体を右クリックして、「順序→最背面へ移動」を選択します。これで無事、車体の方が奥側に移動しました。ドロー画を作成する場合、この順序関係が非常に重要になります。要はドロー画というものは、まるで貼り絵のように「いろいろなパーツを作成して、表から順番に見えるように並べれば出来上がり」なのです。そのため、この「順序」というメニューはこれから頻繁に使うことになります。あまりにも使うので、私はこのメニューを常に表示しています。オートシェイプをもう一度右クリックして「順序」メニューを表示させてみてください。すると、メニューの上に「・・・・・・・・」のようなところがあるのが分かります。ここをドラッグすると、「順序」メニューを引き離すことが出来ます。実は、「順序」に限らず、EXCELのメニューは全てこの「・・・・・・・・」のところをドラッグすれば移動できるようになっているのです。良く全体を見渡してみると、全てのメニューの左側に「・・・・」が付いていると思います。ドラッグすると場所を入れ替えることが出来ます。私は、この「順序」のメニューを右下の空いているスペースに放り込んでおいて、順序を入れ替えたいときにいつでもクリックできるようにしています。さて、次に車体の色を塗りつぶします。私は、国際興業バスをイメージして緑にしましたが、何色でもかまいません。車体の次は、窓です。白い角丸四角形を一つ配置して、「Ctrl+Shift」で横に複写します。なんとなーく運転席だと分かるように、一番右端だけ縦長にしました。選択してから、横のハンドルをドラッグすればいいわけですね。最後に全部を選択してグループ化します。タイヤを作ったときは、Shiftを押しながら選択することで複数のオートシェイプを選択しました。今度は別の方法を使いたいと思います。画面の左下のほうにポインタの形のようなマーク「オブジェクトの選択」というボタンがあるので、これをクリックしてください。すると「オブジェクトの選択」マークの色がオレンジに変わり、セルの上では通常十字マーク「+」になっているポインタが、矢印のままになります。この状態でバス全体をドラッグして選択すると、全てのオートシェイプを選択できます。この方法は、10個単位、100個単位でドロー画を作るようになると、大変便利です。ぜひ覚えておいてください。全てのオートシェイプを選択したら、右クリックをしてグループ化してください。これでバスの出来上がりです!!ちなみに、オブジェクトの選択モードは、もう一度マークをクリックしないと解除されません。オブジェクトの選択モードになっているとセルを選択できなくなるので、「おかしいなー」と思ったらオブジェクトの選択モードになっていないか確認してください。
2008.06.21
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それでは早速、EXCELを使ってドロー画を描いてみましょう。EXCELでは、オートシェイプを組み合わせることによって、ドロー画を作成することが出来ます。今回は、実際にバスを描いてみたいと思います。ちなみに、私はEXCEL2003で作成しています。バージョンが違うために、画面が異なることがありますので、ご了承ください。最初に仕上がりの最終形を確認いただきたいと思います。ご覧いただいて分かると思いますが、グリーンの車体、数枚の窓、タイヤから成り立っています。車体と窓が角丸四角(要は四隅が丸い四角)、タイヤとホイールが円で出来ています。この基本となっている1つ1つの図形のことを、オートシェイプと呼びます。つまりこのバスは、 車体が、グリーンの角丸四角のオートシェイプ1枚 窓が、白の角丸四角のオートシェイプ4枚 タイヤとホイールが、黒と白の円のオートシェイプ2枚ずつで構成されているのです。それでは、タイヤから描いてみましょう。要は白と黒の円を2枚描いて、重ねてコピーすればいいのです。まず、円を1枚描きます。円を描くには、この楕円と呼ばれるボタンをクリックするのですが、そもそもこのボタンはEXCELに表示されていますでしょうか。一般的に画面の下の方に表示されていますが、もしなければ、EXCELのコマンドメニュー(ファイル(F)とか編集(E)とか)の辺りで右クリックをして、図形描画をクリックしてください。これからたくさん使いますので、常に表示しておくと良いでしょう。楕円をクリックしたら、シートの中の楕円を置きたい場所をクリックしてそのまま指を離さずにマウスをずらします(ドラッグと言います)。すると、楕円が出てきてポインタ(矢印)の動きに合わせて変形すると思います。そして、狙いを定めてエイヤッと指を離すと、無事楕円が出来上がります。このときにShiftを押しながらドラッグすると、正円が描けます。また、Ctrlを押しながらドラッグすると、円の中心から外側に引っ張るように円が描けます。組み合わせで、Ctrl+Shiftを押しながらドラッグすると、円の中心から半径を引っ張るように正円が描けます。大きさや形が気に入らなかったら、図形を選択すると8方に出てくる白丸(ハンドルといいます)をドラッグすると、形を調整することが出来ます。上下のハンドルなら高さを、横のハンドルなら横幅を、斜めのハンドルなら縦横同時に大きさを変えることが出来ますが、このときもShiftを押しながらドラッグすると縦横の比率を壊さないまま大きさを変えることが出来ます。次に、この円を黒に塗りたいと思います。楕円の少し右側、あるいは画面上方にペンキをこぼしたようなマークがありませんか?「塗りつぶしの色(*)」というもので、オートシェイプ(ここでは円)を選択した状態でこのマークをクリックすると、(*)のところに表示されている色に塗りつぶします。それ以外の色で塗りつぶしたいときは、マークの右側にさりげなく付いている▼ボタンをクリックすると、塗りつぶす色を選択できます。それでは黒に塗りつぶしましょう。次にホイールを作ります。先ほどと同様に正円を描きますが、黒よりも少し小さい円を描きます。白い円が出来たら、黒い円のちょうど真ん中に来るように重ねます。おめでとうございます、これでタイヤ1組の出来上がりです。タイヤが出来たら、次にグループ化という作業をします。現在このタイヤは2枚の円のオートシェイプで構成されていますが、このタイヤを移動しようとしてドラッグすると、円が離れてしまいます。まだ2枚なので両方ちゃんと選択すれば良いわけですが、これからこれが10枚とか100枚とか、たくさんのオートシェイプを扱うようになります。その度ごとに1枚1枚選択していると、不便で仕方がありません。そこで、グループ化という作業が必要になるのです。まず両方の円を選択します。方法は、1つの円をクリックし、Shiftボタンを押しながらもう1つの円をクリックするのです。2枚とも選択したら、右クリックして「グループ化」の中の「グループ化」をクリックします。これで試しにドラッグしてみてください。一心同体、離れないはずです。次にタイヤをもう一組作ります。要はコピーすればいいので、「右クリックしてコピー→右クリックして貼り付け」でも「Ctrl+C→Ctrl+V」でもいいのですが、最も覚えて欲しい方法は「Ctrlを押しながらドラッグする」という方法です。タイヤの高さを揃えたいからです。「Ctrlを押しながらドラッグする」方法は、先ほどの組み合わせ技と同じように、Shiftを加えれば、同じ高さをキープしたまま複写できるのです。これは便利です、早速やってみてください。つまり、Ctrl+Shiftを押しながら横にドラッグするのです。これで、無事にタイヤが2組出来ました。
2008.06.21
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なぜEXCELは「ハイパフォーマンスなデザインソフトである」と言えるのでしょうか。それは、「EXCELはドロー画を作ることが出来るから」です。パソコンで作成するイラストには、大きく2種類に分けることができます。1つは「ピクセル画」、もう一つは「ドロー画」です。ピクセル画とは、点の集まりで出来た画像のことです。高画質のBMP、目の錯覚を利用して容量を抑えたJPEG(写真の保存に最適)、256色に絞って容量を抑えたGIF(良くホームページで使われる)などは、全てピクセル画です。これに対してドロー画とは、パスの組み合わせで出来た画像のことです。Adobe社のIllustratorが一番有名ですが、EXCELもオートシェイプの組み合わせを活用することによって、このドロー画を作成することが出来ます。ピクセル画は点の集まりで出来ているので、点の数が多ければ大きいほど、サイズも画質も大きくなります。これに対してドロー画はパスの組み合わせで出来ていますので、パスが多ければ多いほどサイズは大きくなりますが、画像自体の大きさは無関係です。例えばポスター大のハートマークを作るとします。ピクセル画で作成すると、点の数が少なければギザギザになってしまうので、かなりの点の数が必要になります。すると当然容量も膨らみます。ところがドロー画で作成すると、パスは一つで済みますし、しかも単純です。印刷対象の大きさは容量に無関係なので、容量は相当小さくなります。この関係をご理解いただくために、具体的な例を紹介したいと思います。私は以前選挙管理委員会に所属していましたが、その当時、選挙の啓発のためにポスターを作ることになりました。明るい選挙のイメージキャラクターとして、「選挙のめいすいくん」がいますが、早速、(財)明るい選挙推進協議会に「啓発に使いたいのでデータが欲しい」と依頼したところ、「ないのでホームページに掲載されているものを使ってください」との回答。そこで、ホームページを拝見させていただいたところ、125ピクセル程度のキャラクターでした。参考までに、著作権法第三十二条に基づいて引用させていただきますと、これです。GIF形式(ピクセル画)で保存されていますので、このままではポスターに使用しようとして拡大すると、ギザギザになってしまいます。そこで、EXCELでドロー画に変換しました。変換というか、要はEXCELで模写したんです。私はこの作業を、「偽造」と呼んでいます(笑)。その結果仕上がったものが、これです。大変良く描けているでしょう?これはドロー画で描いたものなので、いくら引き伸ばしても、線がギザギザになりません。これがドロー画の強みなのです。また、EXCELで描いた時点で、偽造にとどまらず、いくらでもアレンジが出来ます。その結果、作成した一例が、これです。七福神をイメージしてアレンジしてみました。(本当はもっと凝ったものを作ったのですが、作りこみが複雑すぎてGIF形式に変換してしまうと荒れてしまうので、こちらにしました)また、南区選挙管理委員会では、このギザギザにならないデータを使って、サンバイザーを作りました。頭の上に「めいすいくん」がぴょっこり乗っている姿がなんとも可愛らしく、大変良い啓発になったようです。いかがでしょうか。このように、一度ドロー画で作成してしまえば、大きく引き伸ばすことが出来る上、さらに後々そのときのデータを元に、容易にアレンジできるのです。ですから、EXCELはハイパフォーマンスなデザインソフトであると言えるのです。
2008.06.21
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EXCELでアートと聞いて、皆さんどう思いますか。たぶん、皆さんの中には、EXCELは表計算ソフトであり、集計をするためにあるものだと決め込んでいる方も多いと思います。イラストを描くなら他のソフトにゆだねるべきだ、とも思うかもしれません。確かにEXCELは、皆さんご存知のとおり、表計算ソフトです。しかし、その高機能さは、2つの点で、単なる表計算ソフトの域をはるかに超越しているのです。1つ目は、高性能なプログラムソフトである点2つ目は、ハイパフォーマンスなデザインソフトである点1つ目のプログラムソフトである点ですが、EXCELは、一連の動作を自動化するために、マクロという機能を備えています。これは、VBAと呼ばれるプログラム言語で記録され、使いようによって他のプログラム言語にも匹敵する処理ができるのです。EXCELでスーパーマリオを再現した人もいます(笑)大変面白い使い方ですね。私も数多くのプログラムを作り、仕事に活用し、あるいは楽しんでいます。次に、デザインソフトの側面ですが、チラシをEXCELで作られる方も多いと思います。画像をスキャナで取り込んで、文字を自由に組み込んで、ちょっとしたイラストにはクリップアート。ページものの出力には、他にもWORDがありますが、使い慣れればその差は一目瞭然。断然EXCELの方が使い勝手がいいです。しかし、EXCELの醍醐味は、それでは終わらないのです。画像をスキャナで取り込むだけではなく、オブジェクトを組み合わせることによって、アドビ・イラストレーターばりの高品質なイラストを作成することも出来るのです。まずは実物をご覧いただきたいと思います。どうですか?EXCELを使えば、こんなイラストを自由に描けるのです。しかも、イラストレーターと同様、ドロー画なので、引き伸ばしてもギザギザになりません。ですから、A3のポスターにしても、実に滑らかな曲線のイラストを載せられるのです。(ここで載せている画像は GIF に変換したものなのでギザギザになります)次は、さいたま市立尾間木小学校です。慣れれば、本当に何でも描けます。もちろん年賀状なんかも、毎年自分で描いたイラストを載せています。私は数年来、EXCELをイラストソフトとして重宝してきました。こうしたものが作れると、職場でいろいろなものを作るように指示されるようになり、ここ数年の間にいろいろなものを作りました。チラシやポスター、地図にパンフレット。シールやチケットを作ったこともあります。いつも凝りに凝って、いつも楽しかったです。その後、我が職場でもイラストレーターを導入していただく機会に恵まれましたが、EXCELの使い易さを捨てがたく、今でもEXCELの方を使うことの方が多いです。それぐらい使いやすく、決して機能も劣っていないのです。しかしながら、EXCELのこうした機能はあまり知られていません。それどころか、解説書もなぜか存在しないのです??本屋に足を運ぶたびに一応目を通すのですが、適当なものが本当に見当たりません。そこで、自分でブログに書き残していくことにしました。それは、一人でも多くの方に、この楽しさを味わっていただきたいという思いからと、私の職場の同僚たちに、私がやってきた仕事を引き継ぐためにでもあります。
2008.06.19
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