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奥田 拓壽@ Re:ヴォーチ・アミーケ 日本の心を歌う~永友博信の世界(10/03) 8月4日の演奏会の開催おめでとうございま…
chorus cabinet @ じっとさん へ レスありがとうございます。 本当はCDの…
じっと@ Re:FM番組紹介(05/18) 1年ちかくぶりの更新ですね。お忙しいの…
choruscabinet@ はざくら2005さん へ 演奏会、聴きに行かれたのですね。 ビク…
はざくら2005 @ Re:TV番組紹介(08/14) 情報ありがとうございます。 この番組で…

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May 30, 2006
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カテゴリ: CD&DVD
合唱版 美しき水車屋の娘

シューベルト:歌曲集《美しき水車小屋の娘》(ガス・アントン編 男声合唱版)
ガス・アントン指揮/カメラータ・ヴォカーレ、ジークリッド・アルトフ(p)
('05年録音 VMS  VMS 162)

 ガス・アントン指揮の前作(といっても'77年の録音だが)『シューベルト:男声のための合唱作品集』(VMS 132 2枚組)の出来栄えがもうひとつだったので不安もあったが、それでも期待の方が大きかった。何といってもシューベルトの傑作《美しき水車小屋の娘》初の合唱版登場である!ワクワクしない方がおかしいではないか。

 しかしその期待は見事に裏切られた。なんというつまらない演奏だろうか!合唱団の技術的未熟さも原因の一つだが、それ以上に“表情の乏しさ”にはがっくりさせられた。シューベルトの名作をせっかく合唱に編曲したというのに、何の工夫もなくただ歌っただけなのだ。

 「音取りを確実に、ピッチと声質を揃えてきれいなハーモニーを鳴らす」そう心がけるだけで魅力的な演奏になる・・・そんな曲も確かにあるが、《水車小屋》のように細部までしっかりと表情をつけるべき曲もあるのだ。どのような味付けが望ましいのか、演奏者は“曲が求めている調理法”をもっともっと研究する必要があると思う。いずれにせよ、当盤は指揮者の音楽性自体に大きな疑問符がつく一枚といえるだろう。
筆者の評価=☆(最高は☆5つ)





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Last updated  May 31, 2006 12:53:30 PM コメントを書く


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