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イベント準備のため、クラフトサークルの活動に参加しました。夏休み企画 里山クラフト教室「竹であそぼう」日時 7/28(日)10:30~15:00場所 国営飛鳥歴史公園セミナールーム定員 50名参加費 100円指導 公園ボランティア「飛鳥里山クラブ」申込・問合せ 0744-54-2441 9~17:00当日私は入りませんが、とても楽しい企画なので、興味がおありの方は是非お越しください。申し込みはまだ20名ほどで、空きは十分にあります。竹で水鉄砲を作り、的あてゲームをして遊びます。景品も貰えます。今日はその的あてに使う飾りや景品を作りました。午前中はひたすら部品製作。これはウツギの枝です。芯が空洞で(なので空木(うつぎ)という)、斜めに切ると動物の耳などを表現するのにいいらしいです。ちょうど今が花の時期です。)生木で柔らかいから切りやすいかと思ったけど、柔らかすぎても切りにくいですね。午後はミニ作品をいくつか作りました。5月のイベントでは幼児さんがアンパンマンをよく作っていたので、まずアンパンマンを。それから、葡萄も私が作りました。かたつむりにも挑戦しました。竹の節を利用したカエルは前回作りました。鉛筆は常に人気のチャームです。下のは断面がりんごに見えるものをセレクトして着色したもの。可愛いですけど、男性の作品です。トンボはかなりの技術が必要です。今度挑戦したいな。蚊取り線香の熱を使って曲げていました。そして、貰って帰ってきたもの。竹の花挿しは、同期のYさんに作っていただきました。(Yさん、グラッチェ!)家の門で使おうかなと思っています。ご近所で門のところに竹の花挿しをつけて、庭の花を挿してらっしゃる方がいて、素敵だな~とずっと思っていたので、真似してみようと思います。でも庭に花があんまりないんですけどねあとはカタツムリと、竹笛の材料、菜箸の材料です。うちの菜箸かなり年季入ってますので、新しくしようと思います。削らないとだめなんですけどね。笛は夜に仕上げました。音が出るまで細かく削ったり貼ったりを繰り返しました。5つとも違う音がするんですよ~。これはアトリエの生徒さんにプレゼントするつもりです。もらってくれるといいんだけど…今日も暑かったですけど、楽しかったです♪
2013.07.10
飛鳥里山クラブの里山づくりのための草刈りに参加しました。作業は保護植物をチェックしながら、笹、葛、アカメカシワなどの下草を刈ります。草原の野草は日当たりや風通しをよくしてやります。木漏れ日や日陰を好む野草は刈り過ぎないようにします。難しいな。。。だけど、刈った草はそのまんま~。土にかえるだけみたいです。それは簡単。今日、覚えた野草たち。チダケサシヤブミョウガコクランオカトラノオオミナエシヤブカンゾウ下草はただ刈るだけでなく、土の中のこぶ状になった根も切ります。これが結構な労働でした。道具は現地にあるんですけど、マイ剪定鋏買いました。握力のない女性向けの軽いものを。だけど、今日の下草刈りを終えると、今度は腰にぶらさげられるホルダーが欲しくなっちゃいました。(>_
2013.07.02
飛鳥里山クラブ同期生の親睦会で、古市古墳群を訪ね歩きました。世話人は藤井寺市在住のFさん。市の観光ボランティアもされています。私も地元ではありますが、ガイドするほどの知識はまだありません。それでも地元民としての雑学を多少は披露できたかな今日のコース(午前3時間-昼食1時間-午後30分)道明寺駅集合---道明寺天満宮---道明寺---三ツ塚古墳---仲姫皇后陵古墳---小室山古墳---赤面山古墳---大鳥塚古墳---応神天皇陵古墳---二ツ塚古墳&東馬塚古墳---誉田八幡宮---向墓山古墳---墓山古墳---浄元寺山古墳---峯ヶ塚古墳&小口山古墳---古市大溝---日本武尊白鳥陵古墳---古市駅解散昨日行ったばかりの道明寺天満宮。奥に復元された修羅がありました。知らんかった。。。大きな修羅で石室に使われるような石を運ぶ実験をしたけど、現実にはころがビクともせず、どうやら権力を誇示するために作られてのではと推測されているようです。小さな修羅は実用だったようです。道明寺に始めて行きました。砂紋の中に石を並べて文字が書かれています。とても印象に残りました。「絆、志、徳、正、心、華、、、」お参りに行かれる方は間違って踏まないようにしましょう。こちらは小室山古墳。宮内庁の管理から外れたため墳丘に登れる古墳の一つ。公園みたいになってます。見晴らしもよい。柿や梅が植えられています。こちらは墓山古墳の濠。黄菖蒲が綺麗でした。朝は涼しかったけど、昼前から気温も上がり、最後に予定していた安閑天皇陵は取りやめとなりました。すでに1万5千歩超えていました。みなさんご高齢なのに健脚です。お疲れさまでした~。
2013.05.20
今日は明日香村でクラフトサークル活動日♪なので、お弁当は家族全員分です早朝から重労働…人参とセロリの豚肉巻き、大根の炊いたん、豆苗黒ごま和え、海苔、おかか、梅干飛鳥歴史公園内のセミナールームで午前中は先週末のイベントの片付け。午後は来月橿原昆虫館で行われるイベント「虫まつり」の準備。簡単な工作の材料を用意します。作品見本作りと下準備。お客さんがスムーズに回転するように、ややこしくて地味な作業はこっちでやってしまいます。橿原市昆虫館「虫まつり2012」の様子私がまずやったのは竹の節の部分を切ること。断面がカエルの顔みたいなので、これに目をつけたりベロをつけて遊びます。「のこぎり、上手いな」って褒められました。こっちはドングリや木の実などを利用したミニ作品見本。てんとう虫が可愛い(*´`)大きめのドングリで作ります。ドングリを半分に割って実と殻をボンドで接着する作業もやりました。色はマジックでつけるんですが、これはお客さんがやるそうです。今日の明日香村土産。たけのこ(朝掘り激安)、あすかルビー(朝取り150円)、竹(アトリエで使えるかも)と竹細工、広告紙で作ったブローチ(サークルの方の手作り)。ブローチの手仕事にびっくり。広告紙で作ったなんて思えない。これがまたデニムの質感とよく合ってしまい、付けたまま帰ってきました。作り方の技は聞いてきたので、家でまた挑戦したいと思います。竹とんぼもすごい精度で、みなさん本当に達者です。こちらは今日採取した種。フジクサとニワゼキショウです。ついでに晩ごはん。すぐに英語塾に行かなくちゃいけない息子といつも夜遅くに食べる旦那は冷麺にしました。これは私専用のおかずで、イワシのオーブン焼きナポリ風。オーブン焼きといっても香草入りパン粉とトマトの水煮をぶっかけて焼くので煮込みに近いものです。トロトロで~す(´▽`)サークル活動の日は明日香村まで行っても1万歩も歩かないので、今朝は家から最寄り駅までのバスをやめて歩いてみました。それで約4500歩。なので、今日は1万歩達成できました。充実。
2013.05.08
GW後半戦。特に大きな計画はないのですが、毎日何かしら予定が入っています。昨日は息子のサッカー部の保護者会がありました。ちょうど南河内の地区大会の決勝戦と3位決定戦の日でもあり、早朝の試合前にグランドで行われました。グランドに着いたらいきなりAママさんに会いました。富田林の中学校の先生で、サッカー部の顧問として来られてました。これまでママの側面しか知らなかったので、新たな一面を見せていただきました。おしゃべりするとやっぱりいつものAママさんでしたけど。サッカー部の保護者会では知り合いの方も何人かいて、ちょっとホッとしています。でも何人かの方は息子さんに小学校時代からサッカーをやらせてらっしゃって、中には絶対クラブチームだろうなという方もいたので、びっくりしました。なんでも息子さんが「サッカーでは飯は食えない」って言ったそうです。上手な子の方が、この年でもう悟っちゃうのでしょうか?そして、今日は1日明日香村で里山クラブのボランティア活動です。連休中は明日香村にもたくさんの人が来られるので、歴史公園では「里山あそび広場」というイベントをやってます。里山あそび広場2013午前中は飛鳥駅でイベントのチラシと明日香村の地図を配布しました。どのルートで回ったらよいかとか、いちご狩りの農園はどこかとか、聞かれたり、駅で記念写真を撮ったりする人のお手伝いをしました。たくさんの人が乗っている大阪方面からの急行電車は30分に1本なので、それ以外のときはずっとおしゃべりしてました。お土産物やさんからは酒粕のキャンデーの差し入れがありました。感謝です。お昼は公園館裏の池の辺でお弁当。カキツバタが綺麗でした。カワセミもやってきました。クラフトサークルのご長老(米寿)も自転車で会場に向かわれていました。相変わらずお元気。午後は芝生広場で開催中の「里山あそび広場」に合流。私はクラフトサークル主催の自然クラフト制作のお手伝いをしました。みんな作ってます。すごい人です。クラフトサークルのメンバーが集めた様々な自然材料が並んでいます。木材、枝、蔓、木の実や種、ドライフラワー…自由に材料を選びます。こちらでは作品見本を展示したり、道具の貸出しや仕上げに使う部品を渡します。女性陣で対応します。すべて無料ですよ。ノコギリやキリなどを使いなれていない人のため、技術的なサポートもします。主に男性陣の仕事。これはしんどいですけど、作業そのものがお好きな方もたくさんいらっしゃいます。途中、アトリエの生徒さんご一家がいらっしゃいました。時間をかけてしっかり作って楽しんいただけたのでよかったです。作った作品も見せていただきました。教室で課題としてやるよりも、こういう場所で家族で自由に制作する方が絶対楽しいと思います。ある意味理想ではあるんですが、現実の環境ではなかなか難しいんですよね。帰りはFさんと一緒に。今月、里山クラブの同期生の親睦会として藤井寺・羽曳野の古墳群ウィーキングをやるということで、お誘いをいただきました。もちろん参加します。地元ですので、古墳のこと説明できるようにしっかり勉強しておきますね☆
2013.05.04
今日は飛鳥里山クラブのクラフトサークル活動のために明日香村に行ってきました。18期生歓迎会とGWのイベント「里山あそび広場」の準備です。里山あそび広場では、様々な遊びが用意されていますが、クラフトサークルでは間伐材や木の実、種など自然素材をふんだんに使った自由クラフトを用意しています。ノコギリやキリ、小刀などの道具類もあります。サークルメンバーが作った作品例も置いていますので、何を作ったらいのかわからない人でもすぐに取り組めるようになっています。親子で楽しめるので、是非来ていただきたいです。作品例「鯉のぼり」作品例「おひなさま」準備は間伐材をコンテナに入る大きさに切ったり、木の実や種の仕分けです。また昨年より前に採集したもので、虫食いやひび割れたものは避けたりと、細かな作業もありました。でもおしゃべりしながらまったりとやる作業もなかなかいいですね。それにいろんな植物の名をまた教えていただきました。帰るときにはもう忘れちゃいましたけど。でも一つ覚えました。以前、名前がわからなかったこの植物。千日紅です。ドライになっても鮮やかさがそのまま。庭には種をすでに播いています。秋が楽しみ♪クラフト材料としても利用するようです。作業は3時で終わりましたが、サプライズはまだありました。クラフトサークルの最長老K爺(今年米寿!)に誘われて新人7名が自宅にお邪魔させていただきました。趣味は電動糸鋸を駆使した木工作品です。お経などを題材に文字を切って貼った作品。びっくり仰天!お神輿や山車を作るのが好きだそうです。小さな模型を買ってきてそれを参考に大きなものを作るとか。地域のイベントなどにいくつも寄付してこれれたそうです。こちらは雛飾り。丸い箱にコンパクトに収められるようになってます。もうデザイナーといってもいいほど。こっちはモデラーだぁ~!!自宅の模型です。作業場はお庭の一部にありました。電動糸鋸3台、ボール盤1台、お掃除用コンプレッサーもしっかりありました。本格的家の中はこれまで作った作品が綺麗に飾られていて、生活臭さが感じられませんでした。奥様はすでに他界され、奥様の趣味だった一刀彫や共同で作ったお神輿を担ぐ子どもたちの人形などがケースに収められていました。思い出も大切にされているんですね。一人暮らしとは思えない、いつ誰が来てもいいようにお掃除されたお宅。こんな風に年を取りたい。。。座敷からの飛鳥歴史公園の眺めも素晴らしかったです、まるで旅館にいるようでした。ああ~、私クラフトサークルでやっていけるかしら蛇足。今日はミツバツツジが綺麗でした。飛鳥駅でど根性大根の花が咲いていました。吉野に行く人も多かったです。さくらライナーです。
2013.04.10
飛鳥里山クラブ養成講座19回目。前回に引き続き間伐材の利用法の講習です。今回は炭焼きや椎茸のホダ木以外の利用法として木工クラフトの実習です。指導は里山クラブのクラフトサークルの方々。年2回ある里山あそび広場というイベントでも人気の木工クラフトです。まずはじめに30分ほど工具についての説明がありました。メジャーや金尺の上手な使い方は目からウロコ。それからノコギリ、なた、切り出しナイフ、電動丸ノコ、電動ドリルなどなど。結構本格的です。こちらは用意された材料。くぬぎや桜、竹などの材木。そのむこうに三輪車や椅子などの作品例。テーブルの上にはボンドや小さな作品例がありました。奥には木の実や種など。小さな作品例。こちらで、ノコギリなどを使います。そしてできた作品群。ご指導くださった方々の意に反して大きな作品がズラリ。例年は鯉のぼりなどの小さな作品で終わるそうです。私たちやる気満々ということでしょうか。私はお雛様を作りました。作品例があったのですが、実際には同じものにはなりません。選ぶ材木や切り出し方で全然違う雰囲気のものになりますね。暖かい1日で、作業をしていると暑くなってきました。小鳥の一刀彫にも挑戦しました。ひだまりの中でコツコツと作業するのは本当に楽しい。素晴らしい1日でした☆
2013.02.28
飛鳥里山クラブ養成講座18回目。飛鳥の里山づくりのフィールドワークです。お天気にも恵まれ、作業も楽しくなる1日でした。甘樫丘で、樹木の伐採の実習。最初に手本を見て、その後班に別れて伐採を体験しました。まさかこの歳できこり紛いのことをするとは思わなかったです。オプションでチェーンソーの講習もあるそうなんですが、これは里山管理にはまっちゃった人たちが多いようです。木を倒す方向を決め、ロープを張り、受け口、追い口と切っていきます。伐採した木(クヌギ、コナラなど)は利用方法に合った長さ80~100cmに切ります。また切り落とした枝なども全部利用します。管理している里山林の中には土とレンガで作られた飛鳥里山クラブの炭焼き窯があります。17日に火入れするための準備がすすめられていました。炭焼きの方法や技術のお話を聞きました。炭焼きって長年の経験や感も必要なんですね。難しそうでした。はじめて知ったのですが、木酢液って炭焼きするときにできる副産物だったんですね。そういうったものも採取できるように窯が作られていました。伐採した樹木のもう一つの利用法として、椎茸栽培を教わりました。できた椎茸をもぎ取った経験はあるけど、菌の接種ははじめてです。1mほどの木に20箇所まんべんなくドリルで穴を開けて、菌のついた木片を木槌で打ち込みます。夏を2回越したころに椎茸が出てくるそうです。講座に参加してる人たちは野菜を作ったり、養蜂をしたり、鳥の巣箱作ったり、炭焼きの経験もあるワイルドな人も多くて、もちろん椎茸栽培の経験がある人もいます。椎茸出てこんかったら、木をたたくねん。水かけたら次の日にでてくるで。とか、いろんな経験談も聞けて面白かったです。やっぱり座学よりも体を動かす方が楽しいですね。お天気にも恵まれましたし。さて、飛鳥里山クラブでは19期生の募集がはじまっております。(私は18期生です)ご興味のある方はこちらの募集要項をご覧ください。平成25年度国営飛鳥歴史公園ボランティア第19期飛鳥里山クラブ員募集要項18期生が1人ずつ連れてきてくらたら、すぐに埋まるんでよろしく~って事務局の人に頼まれております。年間の受講料も昨年より1000円安くなって14000円です!よろしくご検討ください~
2013.02.14
飛鳥里山クラブ養成講座17回目。飛鳥の野鳥について。午前中は里山クラブ野鳥サークルの方々と一緒にバードウォッチングに行きました。持ち物は双眼鏡と野鳥観察確認リスト及び筆記用具。野鳥サークルの方々は三脚付き望遠鏡も数台用意されていました。午後は飛鳥歴史公園館で座学です。といってもほとんど野鳥サークルの活動報告や養成講座終了後のサークル員勧誘でした。雪が降ることも珍しくない寒い時期なので覚悟していたにもかかわらず、お天気で気温も高く風もなく絶好のバードウォッチング日和となりましたツグミのメスツグミの群れ手持ちのデジカメでは野鳥の写真を撮るのは難しい。望遠鏡で見せてもらったら、本当に大きく明るく見えました!なんて可愛いの!?でも望遠鏡は動くものには向かないので、やっぱり明るくて、コンパクトな双眼鏡なら欲しいな~と思ってしまいました。私が持っていた双眼鏡は7倍×20のもので、ちょっと見づらかったかな。8倍×30で視野7.3くらいのものがいいそうです。こちらは、池のむこうにカワセミが見えています。それも2羽!時々水面スレスレを飛んでいました。池にはカルガモも群れていました。オンライン図鑑カワセミ1時間半ほどで私が確認できた鳥は、カルガモ、カワウ、カワセミ、コゲラ、シジュウガラ、ツグミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、モズ、エナガ、チョウゲンボウの13種類。他の方が確認したその他の鳥は、イソヒヨドリ、カシラダカ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、メジロ、ヤマガラ、ルリビタキ確認のやり方は個人で野鳥を見たり、鳴き声を聞いたら、名前を調べて観察確認リストにチェックを入れます。観察会後、同じ野鳥を確認した人が二人以上いたら、確認できたことになります。そして全員が確認できた鳥を合わせて、その日の観察確認記録となります。バードウォッチングは昨年春にも息子と体験しましたが、今回のように冬の方が木の葉も落ちて観察しやすいですね。またお天気がよいと、鳥の色もきれいにみえます。今日は本当に楽しかった。野鳥の達人になるには、まずはサークルなどに入って野鳥に詳しい人と一緒に観察することだそうです。一人ではなかなか鳥の名を覚えられません。調べるだけでも大変です。みんなとわいわいしゃべりながら観察会に参加することが、極意だそうです。また楽しみ方としては、単に観察するだけではなく、写真に撮る、声を楽しむ(真似する!?)、絵に書くなど広がりもあるということでした。野鳥観察の団体日本鳥学会(日本でもっとも権威のある団体・日本鳥類目録を作成している)山階鳥類研究所(渡り鳥、絶滅危惧種などの研究機関)日本野鳥の会(野鳥保護の普及、野鳥に接し楽しむ)日本野鳥の会オンラインショップWild Birdで買えるおすすめの図鑑。持ち歩きにも便利。野鳥観察ハンディ図鑑「山野の鳥」日本野鳥の会編野鳥観察ハンディ図鑑「水辺の鳥」日本野鳥の会編最後に、田んぼの土手の写真です。枯れた風景の中で青々と茂っているのはヒガンバナです。今の時期、球根がどんどん大きくなっているようですよ。秋の彼岸花ポイントもチェックしながら歩きました。
2013.01.24
飛鳥里山クラブ養成講座16回目。午前中は龍谷大学文学部教授・浦西務先生による「飛鳥の民俗」について座学。午後は地域のイベントや学校の出前授業などで行っている「勾玉作り」の講師養成講座です。「飛鳥の民俗」龍谷大学文学部教授・浦西 務季節柄、年末から正月にかけての祭礼や風習などのお話でした。非常に興味深く、私も自分の生活を見直してみたいと思うほどの内容でした。歴史を紐解くための資料としては、文字や遺物を研究することが先んじたが、最近は伝承を研究するのがトレンドの一つ。所謂民俗の研究である。ユネスコの世界遺産も踊りや料理など無形のものが選ばれるようになってきた。奈良・飛鳥の正月飛鳥川の綱掛 1/11栢森の女綱 1/14稲渕の男綱 1/14とんど (時間があれば見学を)しめ縄は稲作文化と深い関わりがあり、刈り取った稲を干して稲わらを作りそれで作る。しめ縄は神が宿るまたは降りてくる場所に掛けられ、信仰の場所の証となった。正月は神を村や田畑や家に迎える行事であり、巨大なしめ縄を村民が協力して作る風習はその村の結束力を示す意味も込められていた。日本には正月と盆に神や先祖を家に迎える習慣があり、それとともに家の作りも発展してきた。座敷に呼ぶのは元来は神や先祖といった稀人であったとも思われる。雑煮はその地域の産物、産業技術、物流などを象徴的に表す料理。芋(里芋)や豆は古代から食されている食材。そこへ稲作や発酵技術、新しい食材がミックスされいく。寺社や地域行事でふるまわれる雑煮は昔のまま。家庭の雑煮は人の移動とともに変化している。そんな話を聞いているうちに、祖母の実家を思い出しました。町家でしたが、座敷には仏壇があり、正月と法事のときしか入れませんでした。正月には、座敷にたくさんの料理が並べられ、1日中宴会といったかんじでした。そこには神様やご先祖様もいらっしゃったということなんですね。残念ながら、我が家には仏壇もなけりゃ、座敷もない。床の間のあった場所はリフォームでクローゼットにしてしまったし、神が来るわけないな…ちょっと反省。これから家を触るときはちょっと意識しておこう。「勾玉作り」講師は公園管理センターの石田クン(お疲れ~)勾玉作りは娘は小学校の授業で、息子は博物館で売ってるキットでやったことがあるので傍では見ていましたが、自分が一から作るのは初めてです。私も教室を始めたら、是非課題としてやりたいと思ってるので、俄然力が入りました!まずは、導入の勾玉クイズ。いつごろ、誰が、何のために身につけたのか?どんな素材で作られたのか?笑える程度の引っ掛けもありました。それからラミネーターはやっぱり買おうと思いました。工作にも使えますので。材料と道具類です。勾玉は柔らかい滑石でつくります。道具は家にあるものばかりですが、教室でやるとなると、人数分用意しなきゃいけない。これは投資ですな。。。削った粉をいれる箱に、奥は水を張った箱。ここもポイントだ。いよいよ削りま~す。この時点でみなさん、早く作りたくって待ちきれないかんじでした。濡れ布巾の上で作業するのが粉を舞い上がらせないコツみたいです。粉でアレルギー反応がでちゃう子もいるので、なかなかいいですね。大人なら30分くらいで輪郭は削れました。どのくらいの作業時間かすごく気になってちょいちょい時計を見てたら、「早く帰らなあかんの?」って言われてしまった。約1時間の作業でこのくらい。もう少し磨きたかったけど、片付けの時間も考えて途中でもやめました。サンドペーパーを持って帰れるので(ゴミにならない)、続きは家でとなりました。自分で作ると愛着がわくのか、首から掛けて帰る人が多かったです。これは私。毛糸のモチーフは座布団ではありません私のベストです。でも可愛いねと褒められました。作り方を見る人もいたり。手作りだったら絶賛されたかな
2013.01.10
飛鳥里山クラブ養成講座15回目。今日は1日パワポによる座学。正直睡魔との戦い。辛かった。。。午前 風土地理講座「飛鳥地方の歴史的文化的資源の保存整備について」 国営飛鳥歴史公園事務所長 大石智弘午後 歴史講座「飛鳥の発掘調査・飛鳥から藤原京へ-日本誕生への道-」 明日香村教育委員会 相原嘉之明日香村には国営の公園が4つあります。高松塚、甘樫丘、祝戸、石舞台の4地区です。さらに現在はキトラ古墳のあたりを公園として整備中です。整備っていうと聞こえはいいですが、山肌をガンガン削って芝生が植えられるように造成中です。キトラ古墳は前にも書いたように(参考過去ログ)現在は見るも無残な形になってるんですが、無用の寵物となった覆屋は撤去してもとの姿に復元する予定だそうです。とりあえずホッ…ですね。またキトラ四神の壁画などは常設の展示館などを建設予定だそうです。甘樫丘は蘇我氏の邸宅があったとされているのですが、これから発掘調査していくとか。午前中の講座で印象に残ったことは、このくらいかな。午後はひたすら発掘調査で地面の下から出てきた、掘っ立て柱の穴や遺構の写真をみながら、都があっちに移り、こっちに移りの様子を地図も交えて確認することが延々と続く。。。推古天皇から持統天皇までの歴史や家族関係は大体頭には入っているものの、途中からは「もうええ、もうわかった…」と心の中で叫んでいました。私、歴史サークルだけは無理かも今日の講座は中身が濃いかもと思い、朝は1時間早く明日香に入り、カフェで予習してました。誰もいないカフェでのんびりお勉強できました。飛鳥駅近くのコッコロ・カフェ。ダルマ型のストーブ、私も欲しいな。ブルーフレームは昔から憧れ…パンとオムレツ抜きのモーニングです。少し安くしてもらえました。昼休みに散歩しました。殺風景だけど、自然は次の季節の準備を着々としているようです。
2012.12.13
飛鳥里山クラブの忘年会に行ってきました。場所は橿原観光ホテル。橿原神宮の真ん前です。研修中の18期生は9名参加。末席でちょっとホッとしました。120名の大宴会です。お料理は松花堂とお鍋。酒の肴ってかんじで量は少なめですが、お酒だけはビール、日本酒、焼酎、ウイスキーなど飲み放題。ご高齢の方が多いので浴びるほど飲む人はいませんけどね。国営飛鳥歴史公園事務所の方々(お役人さん)の余興。すごく頑張ってましたよ。ボランティアあってのお仕事なのです。所長さんのあいさつもありましたが、40才とこの会の中では若輩もの。里山クラブの役員さん方の挨拶に比べると、決まり文句を間違いなく並べるだけで精一杯ってかんじでした。これからも頑張ってくださいね☆16期生の方々が幹事だったのですが、今日のために1年かけて準備されたそうです。クイズやゲームやたくさんの景品にお土産。テーブルの飾り付けなどみな手作りされたそうです。すごい力の入れ様だクイズは明日香村の歴史や自然や文化に関するものでしたが、どれもマニアックでわからんかった。TVのクイズ番組じゃ我が家では高正答率を誇る私でしたが、撃沈ここで生き残るためにはもっと勉強せんと…でも、お隣に座った方と梅原猛さんのことや、日本武尊伝説についていろいろお話ができてとても楽しかった。こういう話は、好きな人同士でないと盛り上がらないもんね。あとはクラブの中にいくつかあるサークルの話。来年度はどこかに所属して専門を極めていくんですが、今のところ私はクラフトサークルを考えています。でも今日の余興などで、クラフトも相当マニアックで器用な人の集まりみたいなので、やっていけるかちょっと不安。。。歴史サークルほどではないですけど。帰りに橿原神宮をお参りしました。娘がバトントワリングの全国大会で金賞が取れますように…(今バスで幕張に向かっております。)来年の干支の巨大な絵馬ができていました。さざれ石です。何度か来てるのに今日はじめて目にとまった。深田池のカモさん。まったりしますね。。。
2012.12.07
飛鳥里山クラブ養成講座14回目。希少植物の保護と里山づくりについて。飛鳥里山クラブでは年々数が減りつつある、希少植物の保護にも取り組んでいます。今日は園芸サークルの方の日頃の活動を紹介していただきました。午前中は座学でおもにササユリの生態や育て方について学びました。午後は里山クラブの苗床に行って、ササユリの球根の移植を手伝いました。ササユリは6月頃に咲きます。本来は1本に1輪だとか。香りも1輪のものがいいらしいです。2輪、3輪と咲き誇るものはササユリらしくないと里山クラブの方のお話。香りもあまりないようです。ササユリは種を植えて花が咲くまで5~7年かかります。その間の作業はなかなか大変なもの。種の選別、種まき、移植1回目、移植2回目、種の採取。その間に雑草を取ったり、草刈で刈られてしまわないように印をしたり。本当に花を愛してないとできないですね。園芸サークルのサークル長さんは、鉢植えなんかは園芸じゃないってきっぱり。バラを15年やったけど、もうやめますとおっしゃってました。目標は三輪の大神神社の2000本。明日香村は今600本くらいだそうです。因みに大神神社のササユリも人の手で育てられているそうです。奉納されるササユリは他所で育てているものだとか。ササユリのさく果です。この中に3~400の種が入っています。今日移植をお手伝いした小さな球根です。これを堀りあげるのは大変ですね。砂粒と見間違えるほどの大きさです。畝を作っていますが、この前に土をどかして施肥して、新しい土をブレンドして混ぜています。みんなでやらないと重労働です。波板で畝を囲ったあと、5センチ間隔で溝を作り、1センチの深さで球根を並べていきます。これがまた細かい作業。人海戦術です。最後に乾燥と雑草からササユリを守るためにもみ殻を敷きます。これで作業終了。2年後に発芽するらしいです。楽しみ♪里山クラブはササユリのほかに、ヤマユリ、カワラナデシコ、ナンバンキセル、ノカンゾウ、アマナなどを保護育成しています。専門家の話を聞いたり、本を調べたりしてやってらっしゃるようですが、実際にこの場所でやってみないとわからないこともいっぱいあるようでした。でもやりがいのあるボランティアですよね。最後に今日の紅葉を。。。ちょっと曇っていたのが残念。でも、今年は本当に紅葉が綺麗ですね。
2012.11.22
飛鳥里山クラブ養成講座13回目。午前 基礎講座「伝える・伝わる話し方」青木町子氏午後 環境教育講座「飛鳥の環境教育」インタープリテーション・トレーニング 本多孝氏(IPNET-Jイプネット・ジャパン事務局 代表理事)今日は「人前で話す」ということを前提にした二つの講義です。前々回にもガイドとしての心得の講座があって、そのときすでに「なるほど~!」と思っていたんですが、人前で話す方法にもいろいろあるものだな~と感じる1日でした。来年度から自宅で教室をやろうとしている私としては、とてもタイムリーで有意義な講義となりました。■「伝える・伝わる話し方」青木町子氏(元奈良交通バスガイド、奈良市生涯学習財団指導者・企業などで新入社員研修など担当)話の動態 聞く人がどのように感じるかが大切 明るく感じる受け応え→自分の人生にプラス 暗くきびしい受け応え→自分の人生にマイナス心くばり 言われてからするのは心くばりではない。言われる前にすること。 時間的・内容的・精神的心くばり心配りに必要な能力 業務能力(知識) 態度能力(対人関係処理)←こっちが大事聞くための集中力が続くのは3分~15分 聞いてないと誤解の原因に話しやすい人 相手の気持ちに寄り添える人 自分の失敗を話せる人聴衆分析 飽きやすい 外的条件(話と関係ないこと)に支配されやすい 聴衆の気持ちに寄り添って引き戻す大勢に話す3原則 透る声 明瞭な発言 おじない態度接心和合 自分から声かけ 過去の仕事の冠をはずす 優待意識一期一会と一語一恵 あたたかい心 ていねいな心 話し方はその人なり 言葉づかいは心づかい話のプロということで、身がひきしまる思い。めざす方向はちょっと違うかなというかんじもしましたが、気持ちよくお客様に帰っていただくには必要なことですね。メモだけ見ると堅い感じですが、実際の講義は笑いいっぱいで楽しかったです。話をすすめるテンポとか、雑談を入れるタイミングが絶妙でした。見習いたい。■「飛鳥の環境教育」インタープリテーション・トレーニング 本多孝氏(IPNET-Jイプネット・ジャパン事務局 代表理事)インタープリテーションを直訳すると、解釈、説明、通訳、演出、役作りなど。日本語にない概念です。自然・文化・歴史を分かり易く人々に伝えること。知識そのものを伝えるだけではなく、その裏側にある「メッセージ」を伝えること。つまり、明日香村に来た人々に単に自然・文化・歴史の知識だけをガイドするのではなくて、そこに自分なりのメッセージをこめた啓発活動をするということです。前半は座学で、個人個人が自然を大切にするための、スローガンやその理由を考えました。私が考えたスローガンは…「あるがままに」その訳は、「生き物をとったり移動させたりすることは生態系を傷つけます。またゴミなどを自然の中に捨てたり放置すると、そこで生きるものたちの営みを妨げます。自然のあるがままの姿に感謝し、そっとしておくことが何よりも大切だと思うからです。」こういったものをみんなの前で発表し、後半はそれを頭に入れて実践となります。模擬体験講座といったところでしょうか。体験は次の手順で行います。開会あいさつ導入体験活動説明体験活動分かち合い手法説明分かち合いまとめ閉会今回用意されたプログラムは「素敵な自然をみつけよう」と「季節を五感で探してみよう」の2つ。それぞれワークシートが用意され、自分がいいなと思ったことを書き込むようになっています。大切なことは「知ってる」ことよりも「感じる」ことです。なので、教科のテストのように正否はありません。お互いが感じたことを発表し認め合うことを大事にします。イプネット・ジャパンのHPを見ると、ウォーキング、工作、ゲームなどさまざまなプログラムがありました。そういった手法を使いながら、最終的には自然を大切にするという目標に参加者の意識をもっていくのです。教育の本来の目標は何なのかとうことを改めて考えさせられました。今に生きる多くの親たちは教育の目的は社会の役に立ち、自立した生活力をつけることだと思っています。私もそう思ってきました。でも、それだけではなかなか幸せになれないことも薄々感づいているのは、私だけではないと思います。よりよく生きることや幸せを感じられることは、自然の中での体験活動を通してこそ理解が深まるでしょう。私の専門でもあるものづくりに置いても、共通するものがあるように思いました。有意義な一日でした。
2012.11.08
羽曳野市は葡萄の産地です。駒ヶ谷の葡萄からは河内ワインも作られています。今日は用があってこの地区を歩くことになりました。自宅から近鉄駒ヶ谷駅まで自転車で。そこからは徒歩でぶどう畑の丘陵を登りました。駒ヶ谷の旧家が続く地区です。ほとんどの家が葡萄の生産や加工を生業としているようです。同じ姓の家が多いこと!杜本神社梅酒で有名な会社の一族のお宅。やはり同じ姓のお宅がいくつもありました。もともとは葡萄酒を作ることで創業されたみたいです。本社は駒ヶ谷駅の横。河内ワイン館。資料館、葡萄やワインを使った土産、試飲会など。撮影したこの場所の近くに醸造小屋があり、ワインの香りが漂っていました。葡萄畑です。収穫の時期は終わっています。鉄線に触れると感電するらしいので、気をつけないとね。。。葡萄畑を登ったところに、グランドがあります。ここで市立小学校の6年生が集って、連合運動会が行われました。うちの小学校と息子の応援をしてきました。
2012.10.26
飛鳥里山クラブ養成講座12回目。午前中は文化サークルの方々と万葉歌碑3ヶ所をめぐりながら秋の明日香村で感じたことをメモし、午後はメモを参考に俳句作りに挑戦しました。午前中に行った歌碑を紹介します。●高松塚古墳前の小丘 立ちて思ひ ゐてもそ念ふ くれなゐの 赤裳裾引き 去にし姿を (巻十一-二五五○ 作者不詳) 立っても座っても思うよ、紅い裳(スカート)の裾を長く引いて去った娘の姿を●檜隈川(現在の高取川) さ檜隈 檜隈川の 瀬を速み 君が手取らば 言寄せむかも (巻七-一一○九 作者不詳) 桧隈川を渡るとき、瀬が速いからと、あなたの手をを取ったら恋の噂になるだろうか●個人宅裏山(額田王の墓)額田王のお墓は個人宅の裏山(植山古墳・野口植山城跡)となっています。許可を得て登ります。頂上に歌碑が立っています。 古に 恋ふらむ鳥は 霍公鳥 けだしや鳴きし わが念へる如 (巻二-一一二 額田王) 古人を慕う鳥はホトトギス。きっと激しく鳴いたでしょう。私があの方をお慕いするようにこの墓は近くにある天武・持統天皇陵(夫婦合葬陵)の方を向いています。額田王は天武天皇の最初の妻でした。才色賢美であったために兄の天智天皇の寵愛も受けたとされています。古の三角関係は今でも歴史愛好家たちをドキドキさせるんです。午後はグループに分かれて俳句を作りました。文化サークルの方々の指導もあって、ワイワイと楽しく作れました。拙い俳句ですが、私が作ったものを紹介します。 稲わらの 柔らかき道 陵(みささぎ)へ 待ちわびて 頭(こうべ)を垂れし 稲穂かな 青空へ 枯枝(こし)のびやかに 柿ふたつ すすきの穂 さららさららと 銀の波グループごとに2句選び、全体で決選投票しました。なんと驚くべきことに私の句が金賞!?4番目の「すすきの…」が選ばれました。すすきが秋風に揺れながら、日の光を浴びて輝いていました。「さらら」はその揺れるときの音と、持統天皇の幼名・鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ)の名を掛け合わせて、すすきが女の子を呼んでいるかんじを出してみました。さすが里山クラブ!すぐにピンと来てくれる人がいたので嬉しかったです。俳句って高校のとき以来作ったことがなかったし、どちらかというと苦手でしたが、自然の中で感じたことを素直に表現する手段としてはとても手軽だなと、日本の文化の素晴らしさを改めて感じました。
2012.10.25
飛鳥里山クラブ養成講座11回目。「甘樫の植生」を題材にガイドのノウハウを教わりました。講師はNPO法人「自然と緑」理事長の斎藤恍三氏。自然ガイドのベテランです。午前中は座学、午後は甘樫丘を実際のお手本となるようなガイドを聞きながら散策しました。ガイドのコツみたいなものを少し紹介。・参加者が知らないこと8割、知ってる事2割くらいのバランスで話す。・「知らない」とは言わない工夫。「いつもなら図鑑持ってるのに。」とか(いつも持ってない)・断定しない工夫「…と言う説がある」「…、これはあくまでも私の説」「冗談です」・知ってることを全部言わない。説明は短く。・参加者が聞きたいと思う大切な部分は、すぐに話さない。質問を待つ。・登り坂では立ち休憩を頻繁にとって、話を増やす。・参加者は自然を楽しんだり、知らない場所に連れて行ってもらえることを期待している。・専門的学術的知識はちょこっとでよい。・時事問題と掛け合わせて説明すると興味を持ってもらえる。なんか、すごく勉強になったかんじ。お客さんの気持ちを考えて、話の内容や歩くペースを決めるんですね。ガイドに限らず、日常生活でも大切な心構えですね。教室をやるにあたっても大切なことだなと感じました。甘樫丘から東側を臨む。雨の日は霧が山を覆い幻想的でした。甘樫丘も霧が立ち込めています。刈入れの終わった田んぼ。満開のコスモスもうつむいて…柿もたわわに。収穫しないのかしら…でんでん虫もたくさん見かけました。
2012.10.18
飛鳥里山クラブ養成講座10回目。里山クラブの野外活動サークルの方々の案内で彼岸花が満開の稲渕の棚田へ行ってきました。飛鳥らしい風景が楽しめる観光遊歩道をちょっと離れた農道などを通るコースになっていました。コース(10:30~15:30)国営飛鳥歴史公園館 → 鬼の雪隠・俎 → 天武・持統天皇陵 → 亀石 → 橘寺 →都塚古墳 → 石舞台芝生広場(昼休憩) → 祝戸荘 → 稲渕棚田 → 稲渕集会所 →稲渕棚田 → 朝風峠 → 中尾山古墳 → 国営飛鳥歴史公園アップダウンもあるところなので、、とてもじゃないけど全行程を歩けないんじゃないかと心配でしたが、気候がよかったのと、楽しめる風景のおかげで、落伍者なく最後まで歩けました。農道っておそろしく近道。それでも歩数計は過去最高の19000歩超え!心地いい疲れでした。都塚古墳です。田んぼの右側の丸い低木のあたりです。6世紀末。被葬者不明。蘇我一族か。石舞台芝生広場のすすき。秋だな~♪稲渕の棚田。彼岸花満開です。つぼみもまだたくさんあります。この週末も楽しめますよ。稲渕の集会所で棚田を管理されている方のお話を聞きました。昭和天皇と皇后さまのお写真が飾ってあったのが印象に残りました。飛鳥時代から守られてきた棚田の風景に感心され、お言葉も賜ったそうです。
2012.09.27
飛鳥里山クラブ養成講座9回目。歴史サークルの方々と一緒に明日香村の主な史跡をめぐりました。残暑厳しく、また歩く距離も長いため、これまでで一番過酷な講義となりました。過去最高の欠席8名。途中で帰る人も出てしまいました。考古学は体力も必要なんですね。集合は川原寺。10時半出発です。オブジェがありますが、週末のイベントのためです。創建は天智天皇の頃とされ、天武帝では官寺だったとか。復元されている礎石はFRP製。往時の川原寺をしのばせるものは、お寺の庭にある大理石の礎石と塼仏(粘土を型に押しあてて成形し,焼いたレリーフ状の仏像)のみ。道路向かいの橘寺に向かいます。途中、左右に細い田んぼを通りすぎます。これは飛鳥宮に続く道だったところ。亀石などがある道と繋がっています。橘寺の辺りは聖徳太子生誕の地とされています。お寺となる以前は天皇の別宮があったということです。このお寺には飛鳥時代特有の石造物「二面石」が納められています。善悪二相を一つの石造の表裏に表現されています。あの岡本太郎さん、「太陽の塔」を造る前にこの飛鳥の地を訪ね、石造物を熱心にみていたとか…午前中は石舞台まで歩き、そこでお昼となりました。石舞台は蘇我馬子の墓とされていますが、何故石室がむき出しになっているかがミステリーで、歴史好きの方はいろいろ憶測されているようです。恨みを買ったとか、田んぼの土として持っていかれたとか…午後は飛鳥京のあったところを。ここは南東の角になります。今も田んぼのある場所などを少しずつ発掘調査してるそうです。専門の方々が「めくる」っていう言葉を使ってるのが面白かったです。「ここらもめくったら敷石がいっぱいありまして…」なんてね。そのほかにも水路や井戸のあった場所を確認。それから酒舟石や亀型遺跡の説明を聞いて飛鳥寺へ。日本最古の大仏です。お顔を見る限り日本人じゃないな。ここで、寺というものがどういものか初めて聞きました。もともとは釈尊の遺骨を土に埋めてその印に柱を立て、その周りを巡って参ったのがはじまりとか。やがてその柱が塔となり、仏像を納める場所や、民の代わりに拝んでくれる僧が現れて建物が増えていったということです。初期の塔の地下からは仏舎利のほかに古代の古墳と同じような装飾品も埋められていたそうで、仏教が伝来してから50年くらいは古代神道とのせめぎ合いの期間があり、以降は日本的な習慣も取り入れながら仏教が根付いていったと考えられるということです。ちょっとマニアックになってしまいました。飛鳥寺の西側には蘇我入鹿の首塚があります。これも鎌倉時代になって鎮魂のために造られたとか。蘇我氏ってやっぱり恨みをかったり、無念なままなくなったりといろいろあったんでしょうね。首塚は蘇我氏の邸宅があった甘樫丘と蘇我馬子が造った飛鳥寺の中間にあることから、入鹿にとっては安住の地ということになるようです。この首塚の西隣を、ただいま「めくって」います。ここは日本書紀にもある飛鳥時代の「槻(ケヤキの大木)の木の広場」があった可能性があるらしい。この広場は神聖な場所でさまざまな祭事も執り行われたとか。天智天皇と藤原鎌足が大化の改新の前に蹴鞠をして知り合った場所だというドラマもあるようです。発掘中の人に「でかいケヤキの根っこはでませんか?」なんて声かけしてました。(爆)その後、水落遺跡へ。飛鳥京からは土管が次々と発掘されていて、水道のようなものがあったらしく、今はその水道がどのように流れ、飛鳥川とどう関係していたかというのが、研究している人たちの関心の的になっているようです。水落遺跡は水時計を使った時を知らせる施設があったそうです。礎石は他の建物よりも精巧で狂いがないように置かれています。最後は、甘樫丘の休憩所まで歩き、蘇我氏の邸宅の遺跡などの説明を受けて解散となりました。本当は甘樫丘に登る予定だったみたいだけど、その余力はもう残っていないのでした。それでも帰途、橿原神宮駅までまた歩きましたけど。歴史のフィールドワークはきつかった~万歩計を見たら14500歩。明日香村を散策するようになってからの最高記録となりました。次回は奥明日香。こちらもかなり歩きそうです。
2012.09.13
飛鳥里山クラブ養成講座8回目。甘樫丘の昆虫の生息調査です。まぁ、昆虫採集ですね。夏休みで息子1人を1日中家で留守番させるのも心配だし、講座の内容もこども向きなので、連れて行くことにしました。もちろん、事務局の方にはお知らせをして。こーゆー場合、問題になるのは事故があったときの保険ですが、一応こども保険には入っております。現在の明日香村の田んぼまず班分けなどして、採集する地区を確認。午前中の1時間半は無心で虫を追いかけました。楽しかった~!9人で採集し、4つの虫かごがいっぱいになりました。天敵同士を同じかごに入れちゃったり、バタバタする蝶も一緒に入れたりで、かごの中は地獄に。虫さんたち、ゴメンネ。。。おじいさま方は童心に返ってはしゃいではりました。そんでもって、みなさん息子にからむ、からむ。「孫連れてきたらよかった~」っていう人も。午後は虫の写真を撮って、名前を調べて、みやすくパネルにします。うちの班のまとめです。ハグロトンボ、シオカラトンボ、キアゲハ、キチョウ、ヒメウラナジャノメ、キリギリス、ヤブキリ、ショウリョウバッタ、イナゴ、ツユムシ、ノコギリクワガタ、コオロギ、クロカタヒロオサムシ、カナブン、シロテンハナムグリ、コブキコガネ、ナナフシ、アブラゼミ… 緑で囲ったのは私が捕った虫。セミはアブラ、ニイニイ、ミンミンがいました。大阪では多いクマゼミはいません。班ごとにまとめを発表。この日の流れで、私と息子が発表する羽目に。1日通して息子は何をやっても誉められておりました。元気よく歩く。遅れた人を呼びに行く。ものおじせず大人としゃべる。わりと虫のことを知っている。ノコギリクワガタを見つけた。まとめの背景の絵を描いた。人前で発表した。などなど… 橿原市昆虫館の学芸員さん(左の方)から、「生態別に背景がわかる絵がいいね!」って言われてうれしかったみたいです。でも、一番嬉しかったのはノコギリクワガタを自分で見つけたこと。おじいさん方がら「おー、やったな!」って声かけてもらいニコニコしてました。4班全部をまとめたもの。夏休みの間、甘樫丘の豊浦休憩所に掲示しています。遊びに来られる方は参考にしてくださいね。
2012.07.26
飛鳥里山クラブ養成講座7回目。今日は飛鳥の史跡について。歴史を学ぶということだったので、座学かと思っていましたが、あいさつもそこそこにいきなりフィールドワーク。昼食休憩はあったものの、5時間にわたり歩いては話しの連続で、正直今までで一番きつかった。これまでにも訪ねたことのあるところもありましたが、マニアックな話もあり面白かったです。この講座に参加している男性の多くの方は、歴史が大好きな方。すでに橿原考古学研究所などでボランティア活動をされてる方もいて、講師陣(里山歴史サークルの方)と顔見知りので「自分、教える側やろ~」と言われる方も。この辺りの古墳のこともご存知の方も多く、話もはずみました♪講義のルート檜隈寺跡→キトラ古墳→文武天皇陵→高松塚古墳&資料館→中尾山古墳→天武・持統天皇陵→鬼の俎板・雪隠古墳→欽明天皇陵→猿石・吉備姫王墓このブログで歴史講座やっても仕方ないので専門のHPなどご参照ください。全体を通して感じたことだけメモします。キトラ古墳「はぁ?これが…」ってかんじの見た目。酷すぎる。キトラ古墳の壁画が発見された後、高松塚の二の舞にならないように、石室を空調管理するために設けられた施設だそうです。が、結果はご存知の通り、壁画は結局全部はがされて飛鳥資料館に。今じゃ意味のない建物ですね。建物の裏のシートがかけられているところがキトラ古墳です。看板もしょぼくて、こんなに酷い扱いを受けている古墳、他にあります?ってカンジ。。。おい、文化庁!キトラ古墳の西側は国営公園を整備するために、ガンガン造成中です。これにもちょっと抵抗を感じた。たぶん芝生広場を作ったり、キトラ壁画館みたいなものも考えてはるんでしょうね。次、文武天皇陵と中尾山古墳。文武天皇は天武・持統天皇の皇孫。天皇のお墓のことを陵墓というんですが、宮内庁が管理しています。天皇陵は明治時代になってその当時の考古学レベルでばたばたと指定されたために、ほとんどが間違って指定されており、その後調査がすすんで、明らかに違う人の陵とわかっても、指定しなおすということはされないまま現在に至っています。文武天皇陵もそんな陵墓のひとつ。今は近所にある中尾山古墳が有力ということです。講義はこんなかんじ。墳丘の横に棺を入れる横口が見えます。左の方、ササユリが咲いていますね。中尾山古墳の周りはカエデの木がいっぱい生えています。秋にはみごとに紅葉します。紅葉が美しい中尾山古墳・私の過去ログ何故、間違った陵墓指定を直さないのか?という質問にある宮内庁の方は「間違った場所でもずっとお参りしていると、そこに御霊が宿るから。」ということだそうです。呆レタ。。。斉明天皇のお墓というのが、最近の考古学調査で牽牛子塚古墳であることにほぼ間違いないとうことがわかりました。そのときは、宮内庁の方も立ち合ったそうなのですが、それでも陵墓指定されていません。ひとつ改めると全部やらなきゃいけなくなるからかな。。。ま、いいや。次、天武・持統天皇陵。珍しい夫婦合葬陵です。持統天皇はよっぽど、だんな様に惚れていたんだなぁと勝手に推測。本物かどうか怪しい陵墓が多い中で、ここは数少ない埋葬者が一致している天皇陵です。ホッ。持統天皇は天皇の中で最初の火葬者ということです。お骨を納めた骨蔵器は銀製だったようですが、藤原定家は「明月記」に人に聞いた話ということで、「この骨蔵器は銀筥であったため、盗掘者が持ち出し、中の遺骨を路上に捨てて持ち去った」と書いています。ガーン夫婦で寄り添って眠ってらっしゃると思ってました。その遺骨はちゃんと元の場所に戻っているのでしょうか?しかし陵墓指定されているかぎり、調査はできない。。。興味のない人には、ホントどうでもいい話ばかりなんですが、興味のある人同士だとやっぱ楽しい♪日本人がどんだけ古墳を適当に扱ってきたかなんて話に花が咲きました。史跡のフィールドワークはまた秋にもあります。楽しみです。
2012.07.12
日曜日の夜の番組「知られざる大英博物館」の3回目日本の古墳を見られた方、結構いたのでは?期待以上で、テンションが上がってしまい、久しぶりに近所の古墳に行ってきました。自転車で行ける限界にある河内大塚山古墳です。陵墓指定はされていませんが、その大きさ(5番目に大きい)から大王クラスといわれています。石室は横穴式ですよ。お濠も残っています。カメラだけ柵の中に入れて。。。地上で見ているとわかりにくいですけど、前方後円墳の前方側から。古墳のあるところはどこも静か。宮内庁が管理しているために、人が立ち入れないかわりに、自然が残されています。(それでもちゃんと管理しないとカラスの寝床になっちゃいますが)そこから比較的近い大津神社にも寄りました。日曜日は茅の輪くぐりで賑やかだったことでしょう。もう蝉が鳴いていました。誰もコン。。。(爆)帰り道、おしゃれなカフェを2件発見。近所でも彷徨っていると何かしら発見があるものです。
2012.07.11
飛鳥里山クラブ養成講座6回目。明日香村で野草を摘んで染色体験をしてきました。明日香村は田植えも終わり、水面に周囲の景色が映って綺麗です。午前中は染めに使える野草や、ベニバナを摘みに里山クラブの畑に行きました。話を聞くより、まずは労働ってかんじです。草木染めにはハルジオン、セイタカアワダチソウ、クズ、ヨモギ、ワラビなどを使います。いずれも煮出すとよく色が出る草で、しかも毒がありません。ベニバナは秘密の畑に行ったんですが、今年は不作で雑草に負けていました。あんまり手入れしてなかったのかな。。。もどってきてすぐに染料つくり。お昼を食べてから、柄を作る作業と染め付けです。ベニバナ染色には中国製の乾燥品を主に使います。花の先の花びらだけを使うんですが、棘があって指先が赤く血に染まりそう。日本じゃ人件費が高くてとてもじゃないけど割に合わないそうです。今しがた摘んだ生の花も混ぜて使いました。工程は話すと長くなりますので省略~基本的には水と中和剤(クエン酸)を使って染めます。こちらは草木染。摘んだ野草を鍋にぶち込んで蒸しながら色を煮出します。水は後で少しずつ足して必要な量にします。媒染となるミョウバン液に布を浸して染めます。模様は輪ゴムや割り箸を使って絞り染めに。あまり考える時間はありませんでしたが、先生の経験だと考えたからといって、思い通りには上がらないので、直感でやれ!と…染め上げたものは干して、品評会♪みんなで誉めあう左から綿の草木染め(ユニクロのタンクトップ)、シルクのベニバナ染め、綿のベニバナ染め。草木染めは本来は黄色なんですね。モスグリーンのものがよく売っていますが、あれは木酢で黒い染料を作って二重に染めたものです。今回も用意されていたんですが、私は黄色のまま残しました。モスグリーンの方が草木染めのイメージに合い、高く売れるそうです。楽しかった。最高の贅沢ですね。
2012.06.28
飛鳥里山クラブ養成講座5回目。「里山つくり隊」による、雑木林を再生する活動や現代生活にあった明日香村独自の里山つくりの考え方について学びました。午前中は主に座学。午後はフィールドワークです。野外では活動範囲を一通り見て周り、その後下草刈り、かまの刃研ぎの実習でした。貴重な自生するササユリ群生地です。笹が腰あたりまで伸びて近づけません。この後、草刈をやってササユリを保護しました。刺さっている竹はササユリがあることを示し、整備業者が過って一緒に刈ってしまわないようにしています。ササユリは本当に綺麗でした。ホタルブクロ。一瞬自生か?と思われがちですが、植えたものです。ナデシコ。こちらも植えたものです。この辺りでは「万葉の植物」と称するものを苗床で栽培し、ある程度大きな苗になってからあちらこちらに植え替えています。それらが群生になるまで育てるのはかなりの労力がいるようです。やはり勢いのある雑草に負けてしまいますので。「里山つくり隊」の森づくりの方針の一つに「多種多様」があります。森は放っておくと単一品種が蔓延り、里山の魅力のひとつでもある豊かな生態系がなくなってしまいます。また植林された杉や檜なども伐採された後は、クヌギなどを植えて雑木林を作ろうとされています。タラヨウ。別名「葉書の木」。裏側をひっかくと黒くなる。文字も書けるので切手を貼れば葉書として使えます。クリの花。肉桂。ハーブティーとして使えます。葉脈の入り方が独特なので、食卓の飾りに使っても面白そう。さてと…柴刈りの出で立ち。長靴はマムシ避け。着るものは白っぽいもの。ハチ避けです。尾主に笹、葛、アカメガシワなど成長の速いものを刈りました。作業が終わった後は道具の手入れ。カマの刃を砥石で研ぎます。これは家でもやってるので、オテノモノ…梅雨時でお天気が心配でしたが、よく晴れて暑かったけれど、雨で泥だらけになるよりははるかに良かったです。ここには書ききれないほどの「里山つくり隊」の方々の苦労話や、それ以上の自然の恵みを利用した楽しいイベントの話を聞いて、またワクワクして帰ってきました。次回は紅花染色体験です。これも楽しみ~♪
2012.06.14
飛鳥里山クラブ養成講座4回目。万葉の花の研究家・片岡寧豊先生による万葉集に詠まれた花々を観察しながら話を聞きました。午前午後ともフィールドワークとなりました。明日香村には、日本固有の品種のほかに弥生時代から奈良時代にかけて大陸から伝わった帰化植物も見ることが出来ます。その多くは野生しているものの、意識して守っていかなければならない品種でもあります。たくさんあるようですが、実物や写真で観察したものを紹介します。万葉名 植物名つみ ヤマボウシかきつばた カキツバタはながつみ ノハナショウブおほゐぐさ フトイくれない ベニバナ 染料あかね アカネ 染料なでしこ ナデシコひる ノビルちち イチョウちさ エゴノキ 果皮は麻酔効果がありすりつぶして川漁に使った。ひ ヒノキ 濡れていても燃える火の木うのはな ウツギたく・たへ コウゾさきくさ ミツマタうまら ノイバラ いちしのはな ヒガンバナ(有力)鱗茎が毒性。救荒食、モグラ除け。たまかづら スイカズラひさぎ アカメガシワいね イネ 古代の稲は赤米や黒米で禾(ノギ)があった紅花の染物(左)と茜の染物(右)。紅花の鮮やかさにびっくり。茜はすごく落ち着いたかんじの赤です。紅花の染色実習は、花が摘める時期にあるようです。茜の若葉です。根が染料の原料になります。くれぐれも抜かないように注意されました。写真はきりがないので、興味のある方はネット検索してみてくださいね。
2012.05.25
飛鳥里山クラブ養成講座3回目今日は国営飛鳥歴史公園館のセミナールームで講義漬けでしした。午前中は救急対応について。けがや病気の手当てですが、主に止血のコツや血流をよくするための方法などについて講義を受けました。その後は三角巾の使い方などの実習がありました。以前にもおやじの会の防災キャンプで三角巾の練習をしたことがあったけど、もう忘れた。。。定期的に練習しないとダメかなと思ったけど、赤十字の人は決まった方法などない、血流のしくみを覚えておけば、どんな巻き方でもかまわないというかんじで、気楽にできました。前腕を骨折した場合の固定の仕方。吊るすのは知っていたけど、胴に固定するのは知らなかった。確実に動きません。お昼休みは他の講習生の方々と高松塚の壁画修復室のお庭でお弁当を食べました。気持ちよかった。話題に事欠かない。話に花が咲く♪野草のこと、壁画修復のこと、骨折の経験、古墳のことなどなど。。。午後は里山の雑木林について学びました。講師は樹木の管理をされている方です。私、雑木林のこと何も知りませんでした。ぶっちゃけ、雑多な木の集まりくらいに思ってました。雑木林って里山の一部なんですね。自然林ではなくて、人間が生活するために必要な木を育てていた場所なんです。「おじいさんは芝刈りに…」って昔話でよくある行。これって雑木林に行って、下草を刈ったり、樹木の手入れをして、そこで出た間伐材やら落葉やらを燃料として家に持って帰ってくる作業だったんです。今の時代では雑木林は生活に必要ではなくなり、放置されていることが多いようです。そうなると木が伸び放題となり日の光は地面まで届かず、芽吹きがなくなり、山は荒れてしまいます。弥生時代から続いた雑木林をなんとか今の時代にあうような利用法を模索しているのが現状のようです。講義の内容を全部ここに書くのはやっぱり無理かな。。。頂いた樹木に関する冊子です。かなりマニアックかな。樹皮をみただけで、何の木がわかる図鑑とか。樹齢別樹皮の違いが…里山クラブ員は「芝刈り」もやるんです
2012.05.10
息子と2人で明日香村でやってる「里山あそび広場」に行ってきました。以前は通りかかりで寄った程度でした。でも今日は朝から本気モードで臨みました。息子が最初にとびついたのは、前にもやった独楽回し。上手になったもんです。その後は竹馬に挑戦してました。里山クラブの方に指導してもらって、乗り方のコツはわかったみたいで1、2歩すすんでは落ちるというのを繰り返していました。それから手作りの玩具「ぶんぶん蝉」を作りました。回すと蝉の鳴き声のような音がします。面白い~。材料は竹筒、割り箸、ガムテープ、ひも、どんぐりの傘、テープ、ボンドなど。昼ごはんは芝生の上で。おにぎりを食べながら、摘んだ野草の名前を持ってきた図鑑で調べました。公園に来る途中で40種近く採取してました。私がコーヒーやハーブティー(無料でいただけます!)でまったりしている間、息子はまた竹馬に。すごく面白いみたいで、20歩くらい歩けるようになりました。なかなか竹馬が終わらないので私は自然素材を使ったクラフト作りをしました。なかなか盛況でしたよ。材料は木材、枝、木の実や種など。道具ものこぎり、ニッパー、きり、はさみ、ボンド、マジックなどなんでも揃っていて全て無料です。1時半からは里山クラブのバードウオッチングに参加。双眼鏡を貸していただけます。(無料)最初に双眼鏡の扱いの指導を受けます。その後、クラブの人と一緒に観測地を歩きます。ツバメ、キジバト、カワセミなどを観察。その後は、また竹馬に。さらに練習して50歩歩けるようになりました。これってもう乗れるといえるんかな?私も作りかけのクラフトを仕上げました。鯉のぼりで~す。(かなり雑な作り・汗)のんびりと楽しく過ごせました。家族全員で来たかったな。里山あそび広場は明日までやってます。そして、次回は石舞台古墳横の芝生広場で10月に開催されます。
2012.05.04
連休2日目です。午前中はいつもの家事と娘の球技大会用の衣装づくりです。球技大会に衣装?ってかんじなんですが、実は応援用。クラスでは試合用にオリジナルのプリント入りのポロシャツと応援用に「ヤッターマン」風の衣装を作るんです。(ほんま、めんどくさい学校や…)子どもたちが主体的に取り組んでることなので、学校も親も「やめろ」とは言わないです。ま、率先してやれともいいませんけど。今回の衣装は連休中に1日オフの日があるので、娘が作ると言ってたんですが、骨折してしまったので、結局全部私が作ることに。トホホ…取り合えず裁断だけは終わりました。午後は藤が満開の葛井寺へ。お買物のついでに行けるお寺です。西国第五番札所 葛井寺雅な花やな~幸せ~白い藤もあるご朱印もいただきました。
2012.04.29
飛鳥里山クラブ養成講座2回目今日は野草観察と野草を使った料理。講習も少しありましたが、ほとんど実習というかんじでした。里山クラブの自然観察サークルの方々が、朝早くから摘んできてくださった野草のサンプルがずらり50種類。よく似たものの見分け方や、食べられるもの、毒のあるもの、間違った名で知られているものなど、説明は広範囲で頭がパンパンになりました。家のまわりに自生する雑草(モトイ野草)たちの名もわかりました。野草採取はマナーが大事。私有地、田畑、その畦道では採取してはいけません。人の土地ですから。公の場所で自生しているものなら少しは許されるというかんじでした。実際には道路わきとか、公園内の整備されてない場所とかになります。でも希少品種などはそういう場所でも取ってはいけません。ということは、ある程度勉強していないとダメですね。先日ツクシを摘んだときにも、地元の人に「こういうのは取ってはダメよ」と教えてもらったことを思い出しました。明日香村では普通に咲いているカンサイタンポポ。セイヨウタンポポに比べて清楚なかんじです。白いシロハナタンポポも在来種です。タンポポは花も葉も食べられます。葉は若い柔らかな葉を摘みます。基本的にどの野草もベビーリーフを狙います。ノビルです。慣れればすぐに見つけられるようになりました。ネギのようなかんじです。酢味噌で食べると美味しいそうです。わけぎに近いかんじですね。午前中は摘み菜の味噌汁に入れる葉とカナッペを飾る花を探しました。私の味噌汁に入っているのは、ノビル、フキ、セリ、ヨモギ、カラスノエンドウ、ミツバ、タンポポ、スイバなど。カナッペを飾っているのはタンポポ、カラスノエンドウ、スミレ、オオイヌノフグリです。カナッペのジャムは自然観察サークルの方が作ってもってきてくださったもの。緑のがヨモギのジャム、赤いのはスイバのジャムです。スイバは冬の間は葉の色が赤いそうです。身近にある花で洒落たカナッペができるものですね。このほかにサークルの方がもってきてくださったのが、ツクシの甘辛煮、フキ味噌など。フキ味噌は1度作ったことがあるのですが、分量どおり作ったものの味付け具合が正直よくわかりませんでしたが、今日頂いたのは美味しかったので、また教えてほしいなと思いました。午後もまた観察に出掛けました。たけのこ~穂先が土から出ちゃったものはもう食べられない。きくらげ~触るとぷるぷるしています。これは野草ではないんですが、ねぎぼうず。可愛かったので。ほったらかしのアスパラガス。珍しかったので。またノビル。家の庭に植えてみます。カラスノエンドウがすでに蔓延っているので、根付く可能性大。(同じような場所に生えている)野草は観察したり、料理したり、染物、スケッチ、水彩画、押し花などなどいろんな楽しみ方があるそうです。今日は簡単なお料理でしたけど、本当に楽しかった!観光に来てる方が、「あ、ノビルですね!あるんですね!」って声をかけられたときは、ちょっぴり優越感♪五月になれば、クサイチゴなど実のなるものも楽しめるそうなので、楽しみです。
2012.04.26
今年度は明日香村の里山クラブ18期生として1年間、飛鳥の自然、歴史、文化をフィールドワークや実習を通して学びます。その後はボランティアガイドや里山保全活動への参加が前提です。私が持っているスキルがどの程度お役にたつのかも全くの未知数ですが、とにかく1年楽しんで通いたいです。月に2回程度20回の講習ですが、内容は多岐にわたり盛りだくさん。全くこれまで興味のなかったことにも挑戦することになりますが、ちょっとわくわくしています。今日は開校式、オリエンテーリング、アイスブレイキング(「氷を溶かす」意で知らない人と親しくなるための自己紹介ゲーム)、ボランティア概論などで10時半から3時まで。講習生33名はほとんど私より年上の方々ですが、お友達もできました。なんとかやっていけそうです。1年間、楽しく無理せずがんばります!国営飛鳥歴史公園にて
2012.04.12
明日香村で素敵なお店に出会いました。今までにも何度か前を通っていたんですけど、「金つば」を売ってる店くらいの認識でした。入ってびっくり。また絶対来たいお店です。飛鳥藍染織館入口です。お蕎麦が美味しいお店だそうです。そのほか人気のメニューに「金つば」があります。紫芋などを使ったお菓子。生憎私と息子はお弁当だったし、この後アイスを食べにいく約束だったので何も口にしませんでした。。。店内は飲食店というよりはギャラリーです。古民家の中は全国から集められた土鈴と凝った色柄の藍染織が美しく展示されています。ミニ個展のお部屋もありました。特に土鈴に魅かれた。。。こんなに面白いものだったんだ。こちらは大津絵をモチーフにした作品。大津絵は大学時代の後輩のお家の家業です。今では大津絵を描く方は減ってしまい、後輩が唯一の後継者だと先日テレビで知ったばかり。面白いな~2階にも展示されています。古民家を探検するというだけでもワクワクですね。雑貨も少し扱ってします。衝動買いしてしまいました。丼碗が2客しかなかったので、ちょうどよかったです。1客¥1200也。藍染や土鈴の絵付けなどの体験もできるそうです。お食事も魅力的。また行くぞ。
2012.03.30
今日はお天気が良かったので、朝急遽遠足を決定。行き先は毎度のことながら明日香村。春を探しに行きました。梅か桜か?菜の花もあちらこちらに…たんぽぽ、全開~♪梅は終わりかけかないや、まだまだ綺麗。桜はごく一部だけ。来週末あたり見ごろかも一番うれしかったのが土筆。思わず摘んでしまいました。土筆さん、ごめんね~!!!ごはんの友にしてしまって…直売所でふきのとうが激安。こちらも春の味♪結局、〆は食いもんか。。。
2012.03.29
明日香村では有名な萩王さん。日本料理のお店です。お昼はスーパーのお弁当で節約して、ティータイムに行ってみました。店内はカメラや携帯電話は禁止なので、中の様子はHPをご覧ください。日本料理 萩王 Official Web Siteお部屋は香を焚いているのか、ほんのりいい香りがしました。食事に邪魔にならない程度のものです。私と息子は、「福みどり」とコーヒーのセットを頂きました。「福みどり」娘にお土産で一つ買いました。最高級抹茶のババロア、和三盆の糖蜜ゼリー、ふっくらと炊き上げた黒豆蜜煮を合わせたスイーツ。甘さが上品で、抹茶は苦味がなく濃厚なのにやさしいかんじ。なんといっても黒豆がゼリーやババロアと同じくらいの柔らかさで、口の中で溶けてしまいます。息子は「黒豆か…」なんて言ってましたけど、口に入れた瞬間、手で口を押さえて「うわっ!これ、豆ちゃうわ。うま~」って言ってました。大人のコーヒーは苦手だったけど、雰囲気で頂けたようです。口なおしにババロアを残していました。メニューは全てセットメニューで、お子さま向けのものはありません。紅茶はフランスのものを使い、花の香りのするものなど珍しいものが揃っていました。HPで後から知ったのですが、12歳以下は入店できないみたいです。お店の方、息子を快く受け入れてくださり、ありがとうございました。m(_ _)m
2011.12.04
飛鳥歴史公園高松塚周辺地区の中尾山古墳です。紅葉が実に美しかったです。高松塚古墳の南側には宮内庁が管理する文武天皇陵があります。中尾山古墳は高松塚の北側にあり、古墳時代後期の八角形墳です。これは天武・持統天皇陵と同じ形式です。最近では中尾山古墳が実は文武天皇陵だという説が有力だそうです。ちょうどお昼時でお天気もよく、紅葉に陽光が当たると赤い光だけが落ちてきて、古墳一帯が赤い空間になってました。すごいです!誰もいないのがもったいないなぁ…写真は3枚とも修正かけてませんよ~(いつもは修正してるのかっ!)
2011.12.04
12月25日まで明日香村では、飛鳥アートプロジェクトを開催中です。石舞台古墳、国営明日香歴史公園地区、万葉文化館、川原寺跡などで現代アートを体験できます。紅葉美しい明日香村、息子と2人で自転車でめぐりました。一部の作品を紹介します。飛鳥アートプロジェクト公式サイト霧の彫刻「霧立つ ASUKA…息吹く古代の夢」 中谷芙二子1時間に1度10分間、霧が立ち込めます。古墳の周りの濠や古墳の中からも出てきます。古墳の主が蘇るようなイメージになります。霧の中をあるく人々のシルエットも面白いです。子どもたちはおおはしゃぎです。息子のズボンはビショビショに…「ゴルフコースプロジェクト」海老沢一仁古墳の石室に描かれる四神(朱雀、玄武、青龍、白虎)を模ったゴルフパターコースです。観賞するだけでなく、ゴルフをやって楽しむ体験型の作品です。コースが複雑で滅茶苦茶面白かったです。「トイレdeアートin高松塚古墳」高松塚古墳の近くの公衆トイレを作品で飾っていました。建物だけでなく、洗面台やトイレの水タンクの上にも作品が置かれていました。こうなると、なかなか汚せないですね。アートは人の心を前向きにより正しい方向へ導いてくれる力がありますね。
2011.12.04
やっぱり談山神社に行ってきました~。ダンナ、航空ショーは止めたようです。朝が早すぎで…息子の英会話の暗唱大会の後、すぐに出発。1時間ほどで目的地に着きましたが、駐車場待ち90分。そんなに人気のスポットとは知りませんでした。駐車場はあきらめて、1km以上降りた道路沿いの駐車場(空き地)に車をとめました。神社まで20分歩きましたけど、渋滞でイライラするよりはマシですね。談山神社は明日香村の石舞台古墳から5kmほど東へ山を登ったところにあります。桜井からの方がアクセスはいいかも。ここは、中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新の談合をした地とされており、神社の名の由来となっています。鎌足の墓所(古墳)があり、神殿には鎌足の神像が祀られています。十三重塔。紅葉、キレイ~西宝庫。感激~今日は朱印帳を買いました。最近1人でふらりとお寺や神社をお参りすることがあるので、1冊持っててもいいかなと。霊場めぐりするほどははまってませんが、お参りした記念になるかなと思って。お守りは結構高いし、買ってからの扱いにちょっと困りますので。紅葉狩りの後は休憩。飛鳥駅近くのコッコロ・カフェ。二回目です。私はかぼちゃのモンブラン♪うま~帰途。南阪奈道路から見た夕焼け。秋満喫。満足じゃ~ダンナに感謝談山神社の紅葉はまだ色づく途中のものもあり、来週も見ごろが続きそうです。
2011.11.27
彼岸花祭りの明日香村に行ってきました。今日はダンナと息子も一緒です。娘は台風で休校になった授業の振り替え。そうでなかったとしても期末テスト前で相手にしてくれません。ずっと行きたかったカフェ「ことだま」でランチを予約していました。エントランス。民家を改装したお店です。畳と座卓の席と床にテーブルの席があります。お庭が眺められます。金魚が印象に残った。ランチはおまかせ。明日香村の食材にこだわった献立。食後の飲み物とデザート。器が骨董やクラフトを使っていて素敵です。昭和初期のステレオか?スピーカーからはジャズが流れています。飛鳥美人。小さな置物にも魅入ってしまいます。とってもリラックスできるお店でした。次はティータイムで行きたいな。センスのよいお土産も置いています。明日香村のボタン工場のボタンを使ったアクセサリーがいいなと思いました。買わなかったけど。。。cafe ことだまのHP稲渕の棚田ロードへ。今の時期は彼岸花がいっぱいです。案山子のコンテストもやってました。なでしこジャパン!その後石舞台へ。芝生広場ではいろんな屋台が出ていたり、音楽やクイズや楽しいイベントをやってました。そんな中、息子がはまったのが、コマ回し。私も一緒にやりました。ダンナや指導してくれる爺様たちのおかげで1時間くらいやったら回せるようになりました。もちろん息子も!(家に帰ってからもやってます。熱しやすいかも。。。)今日のお土産は明日香村の野菜たち。(亀石の横で購入)白なす、グリーンなす、新しょうが、みょうが、早生みかん、にんにく。どれも100円。そして明日香村ボタン工場のボタン。飛鳥駅の土産物屋で見つけました。500円。カフェでみたようなアクセサリー、自分で作ってみようと思います。この素材は水牛とか貝でできています。イベントは夜も続きます。明日香村で有名なスポットはろうそくでライトアップされています。来年は夜に行ってみたいです。明日香村観光サイト 遊・悠・あすか
2011.09.24
高松塚古墳の修理室の公開に行ってきました。申し込み方法など詳しくはこちらでずいぶん前(2004年のようです)に高松塚古墳の壁画がカビだらけになっているというニュースがありましたね。それも人為的な管理のミスで。結構ショックでした。文化庁の隠蔽体質も問題になりました。大騒ぎになる前からちょこちょこ隠れて修理していたらしいのですが、結局は恒久保存対策が国をあげて始まり、発掘調査の名のもと、墳丘を掘り起こし石室を解体して、特別管理されたお部屋で今も修理中なのです。この修理室の公開はその作業が適切に行われているというデモンストレーションのようなものです。高松塚古墳壁画の経緯についてはこちらで修理室は古墳から歩いて10分ほどのところにあります。解体され修理室に並べられている壁画はガラス越しに見ることができます。まさに集中治療室。この春の公開では昨年修復が終わったばかりのキトラ古墳の「玄武」と高松塚の「玄武」が並べて置かれ、その図案が酷似していることがよくわかりました。カビで見えにくくなっていた女人像も少し色が戻っていました。ガラス越しで少し離れたところからもはっきり解りました。修理(修復じゃないんです)にはあと5年くらいかかるそうです。終了するとまたもとの墳丘に戻されるとか。1300年前の美しい壁画は発見されなくてもいずれは土となっていたでしょう。地震による墳丘や石室のひびなどから雨水や虫が入り、中世には世の中が乱れてほとんどの古墳に盗掘の穴が開けられました。朝鮮半島や日本に残る漆喰の上に描かれた絵は残っているほうが奇跡なんです。それに比べイタリアなどに今も美しく残るモザイク画やフレスコ画の技術の凄さに改めて敬意を表したいと思います。修理室の見学の後は、国営飛鳥歴史公園館、高松塚古墳壁画館に寄りました。お天気が悪く(どしゃぶり)だったので、古墳めぐりなどは諦めて帰りました。飛鳥駅の近くのコッコロ・カフェで休憩♪「大和茶ロール桜風味餡」息子はバナナケーキ。来月になると明日香村は棚田が美しい季節です。お天気の良い日にまた訪れたいです。
2011.05.22
岡寺の近くまでは電車とバスで行きました。蘇我入鹿が暗殺された飛鳥板葺宮跡。中大兄皇子の母、斉明天皇の皇居でした。この事件の後、難波宮に遷都され天皇中心の政治改革がはじまります。大化の改新ですね。岡寺の石楠花(しゃくなげ)が見ごろでした。岡寺から石舞台までは山側の道を歩きました。棚田や竹林が続きます。筍掘りが最盛期で掘り出したあたりには剥がされた皮があちこちに落ちていました。土の中の筍を見つけるのは至難の業ですね。石舞台を見下ろしながらお弁当を食べました。石舞台のお隣の広場で息子とフリスビーやキャッチボールをしました。家族連れや学校や子ども会のグループがたくさん来ていました。といっても混雑というほどでもなく。子ども会長の息子、「ここに子ども会で来て、みんなで缶蹴りしたいな。」と。隠れ場所など歩き回ってチェックしてました。石舞台から飛鳥駅まで歩きました。川原寺跡、橘寺、鬼の俎と雪隠、亀石、などに寄りました。史跡には説明の看板があるのですが、その横にQRコードが貼ってあります。携帯電話でアクセスすると説明が表示されたり、音声ガイドになったりします。息子は終始それに夢中でした。私なんか、繋ぐのが面倒と思ってしまうのですが…周囲の人の目も気にせず大きな声で音読するので、ちょっと恥ずかしかったです。猿石。欽明天皇陵のお隣の吉備姫皇女王墓の中にあります。飛鳥時代らしいユニークな石像です。吉備姫皇女王は斉明天皇の母。天智天皇と天武天皇の祖母になります。春らしいお天気の中、息子と二人での遠足でした。こんな時間がもてるのもあと1,2年かな。
2011.04.29
日本の古代史の本をちょこちょこ読んでいます。今日読み終えたのは関裕二の「古代神道と天皇家の謎」。タイトルに惹かれてしまいました。日本の古代史は古事記や日本書紀の研究と考古学的研究によるものだと思っていました。でもこの本は古い神社の伝承などを集めた推測、憶測の集大成というかんじのものでした。関氏は歴史学者というよりは歴史オタクっていう印象です。史実の裏づけなどはなくても読み物として面白いです。関氏の著書をもっと読んでみたくなりました。
2011.02.01
自転車を走らせて太子町まで行ってきました。思っていたよりも近かったです。これなら近つ飛鳥博物館だって自転車で行けそうでした。ただ山の上なので坂道がきついかも。叡福寺は聖徳太子ゆかりの三太子の寺の一つで上の太子とも呼ばれています。南大門二天門聖徳太子御廟宮内庁書陵部の管轄です。ほかの陵と違うのは鳥居がないこと。仏教を厚く信仰した聖徳太子に鳥居はないよね~古墳の石室にお堂が造られてるのはちょっと残念なかんじ。母、后の三骨一廟です。中がどうなってるのか気になる方は、近つ飛鳥博物館に原寸大の復元模型が展示されてますのでご覧ください。おみくじを引きました。大吉でした!そういえば娘も大吉だったんです。受験でも念願がかなうといいけど、今が運のピークともいえるので油断は禁物かな。叡福寺の近くにある用命天皇の陵です。聖徳太子は第二皇子。仕事初めだからか、宮内庁の管理事務所に人がいるのをはじめて見ました。(どこの陵の事務所もいつも閉まっているのです。)陵をお掃除している人もいたし。敏達天皇、推古天皇、孝徳天皇の陵も周辺にあります。小野妹子の墓も。夕飯の支度もあるので帰りました。
2011.01.04
今日は息子がスポーツクラブのサッカーの練習に行ったので、JR柏原駅まで送った後、三輪山に行ってきました。柏原駅からは三輪駅までは1時間半くらいかかりました。三輪山は縄文時代から自然崇拝の対象として信仰されてきた神聖な山です。麓にはこの山を御神体とする日本で最古の神社、大神神社(おおみわじんじゃ)があります。お正月前とあって、拝殿の手前は特設の賽銭ゾーンの工事をやっていて、ちょっと離れた場所からのお参りとなりました。三輪山そのものを拝みますので本殿はありません。三つ鳥居という独特の鳥居さんがあるはずなのですが、見えませんでした。通りがかりの人も鳥居の前で一礼しています。拝殿です。屋根には雪が。寒かったです。底冷えというのでしょうか、足の裏が冷たかった。自然と平和を願いました。欲はなんとなく禁物です。大きな兎の絵馬。撫で兎という黒いうさぎの置物があって、撫でてきました。それから和紙でできた人形(ひとがた)に名前と生年月日を書いて、悪いところを撫でて納めました。一足早めの初詣です。山の辺の道。桧原神社に向かいます。めちゃくちゃ静か。すれ違う人はみな挨拶をします。途中、狭井神社があります。そこから神社の許可をもらうと三輪山に登れます。山全体が御神体ですので、飲食や写真は禁止。下山までの制限時間もあるということです。今日はパス。いつか入ってみたいです。桧原神社です。天照大御神(あまてらすおおみかみ) お祀りされています。崇神天皇の時代に伊勢に遷されましたが、元伊勢(もといせ)として今も信仰を集めています。ここでは三つ鳥居が見れました。三輪山の麓には古墳がいくつかあります。3~4世紀頃の古いものです。その中の箸墓古墳をめざしました。途中、立派な旧家がいっぱいありました。多くは三輪そうめんを生業としているようです。「竹内に貧農なし」といいますが、まさにこういうこと?箸墓古墳です。卑弥呼の墓という説が有力というニュースがありましたね。陵墓指定されてないようなので、今後の研究が楽しみです。せっかく三輪まで来たのでにゅうめんでも食べて帰りたかったけど、帰りの巻向駅周辺にはお店は皆無。残念です。三輪駅は大神神社の参道があるので三輪そうめんを食べさせる店もあり、お正月はにぎやかになりそうです。
2010.12.27
吉野山の蔵王堂の金剛蔵王権現が特別開帳されているのでお参りしてきました。金剛蔵王権現は釈迦如来(中央)、千手観音(右側)、弥勒菩薩(左側)の三尊が合わさったもので秘仏としても有名です。開帳の時期は決まってなくて「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録された年と遷都1300年祭の今年に開帳されています。今日いただいたリーフレットには4年に1度、結縁灌頂の法会(非公開)で開帳されているようです。仏様との結びつきを強く希望する限られた人にだけ蔵王堂の扉を閉めて行われる行事です。さてお参りした感想ですが、すごいです!こんな仏像これまでに見たことがありません。三尊とも怒りを露にした真っ青な顔と大きな体…自分のお願いがちっぽけに感じられる。「おまえは自分のことばかり考えておるな。」と叱られているよう…お坊さまの説明がありました。説教ではなくて蔵王堂の建物や蔵王権現について。それからお参りのマナーについて。そして最後に北朝鮮の砲弾のニュースに触れられました。めったにない開帳の時期にこのような悲しい事が起こりました。個人の様々な希望や夢も平和でなければ叶わないはず。どうか平和を願ってください。ということでした。お参りは平常は祭壇よりも後方からですが、今は祭壇の左右に障子の衝立で仕切られた1帖ほどの空間が6か所ほど設けられ、その中で間近に見える仏様と1対1で向き合えます。というか、もう見上げるかんじです。そしてお祈りしました。弥勒菩薩さまの前で平和と共生を、観音菩薩さまの前では娘の学業成就を。韓国の兵士や若者のことを思うと少し目頭が熱くなってしまいました。金峯山寺のHP金剛蔵王権現の画像のある頁今日は紅葉も楽しめました。蔵王堂へ向かう石段で。南朝宮跡。後ろの塔は後醍醐天皇など南朝の天皇が奉られている。下千本の紅葉が見ごろでした。お天気はよく人は少なく最高♪一人で来たのがもったいなかった。次は家族か友達を誘おう…
2010.11.25
今日は前々から職場まで自転車で行ったらどのくらいかかるんだろうと気になっていた事を実験しました。いい年なのにバカなことしてるな~羽曳野の自宅から八尾の職場までは電車やバスで1時間かかります。結構遠回り。交通費は片道600円。でも直線距離なら10kmほどなので自転車で行けないかな~って昔から考えてました。実際に自転車で行ってみたら1時間弱で着きました。途中坂道といえるのは大和川を渡るときくらい。電動アシスト付きの自転車なのであんまり関係ないですが。むしろきついなと思ったのは路面の凸凹でした。長時間運転してるとおしりが痛くなりました。高速道路のようなきれいな路面なら自転車通勤を考えたかも。でも行って良かったです。地震などで歩いて家に帰らなくちゃいけないときの最短コースの確認ができました。復路で古墳に寄りました。今年は日本古代史にはまっちゃって今は古事記(もちろん訳したやつ)を読んでいます。「ヤマトタケル」の行を確認したくて読みはじめました。おどろいたのは幼い頃読んだ日本の神話のほとんどが古事記のお話だったこと。「因幡の素兎」「八岐大蛇」「海彦山彦」etc…国造りのお話くらいはそうだろうと思ってましたけどね。うちの子供たち、ああいう神話って読んでないのでは…雄略天皇 丹比高鷲原陵この陵は島泉丸山古墳(円墳・径76m)と平塚古墳(方墳・辺50m)の2つから成っています。2つあわせて前方後円墳にしちゃったのかな。ちょっと無理があるような…陵拝所は平塚古墳側。丸山古墳には壕があります。雄略天皇(在位456-479年)は考古学的にも実在が確かめられている天皇。倭の五王の武とされている。同母の兄安康天皇が殺された事件に便乗し、皇位継承者の兄弟を次々と殺し、即位後も自分に従わない豪族を処罰したりと暴君のイメージがつきまとう。司馬遼太郎さんの「街道をゆく1」にも雄略天皇のエピソードが紹介されていて興味を持ちました。コミックになっていればと探したけどなかった。やっぱり何か本を読もう。
2010.11.16
毎月18日は近所の中の太子野中寺と葛井寺の重要文化財が開帳されます。運動会の代休ということで仕事も休み、息子と二つのお寺をめざしてハイキングに行きました。といってもいつもはバスで行き来している道です。中の太子野中寺すぐ南側に日本で最初の官道といわれる竹内街道があります。竹内街道沿いにはお寺や古墳、旧家が点在しており、二上山の南側を通って奈良まで続いています。野中寺は聖徳太子の命により蘇我馬子が建てたお寺です。飛鳥時代には法隆寺のような立派なお寺だったようです。しかし南北朝時代の乱で焼けてしまいました。そして今より300年前、江戸時代に僧坊として再建されました。その名残が今の建物に見られます。創建時の塔の礎石が残っています。聖徳太子の石像。朝鮮地蔵と呼ばれている石像。ビリケン顔だ…重要文化財・金銅弥勒菩薩半跏思惟像(こんどうみろくぼさつはんかしいぞう)日本で最古の弥勒菩薩とされています。ガラス越しじゃなく、間近でみることができます。高さ30cmほどの小さな弥勒様ですが力強さはさすが。お顔は彫りが深く古代ギリシャ彫刻のよう。お団子に結った髪には豪華な冠がついています。右手で頬杖をつき右足を左足にのせて瞑想する姿は後の時代の半跏思惟像のモデルになっているそうです。金銅仏とは青銅に鍍金を施したものですが、金はかなり剥がれていました。お庭もあります。お寺の東、南に交通量の多い道路があるとは思えないほど静かです。樹齢400年超の山茶花。天然記念物です。墓地にも足を伸ばしました。歌舞伎「野崎村」でも有名なお染久松の墓があります。ここの墓地は登っていくと二上山が見えます。なかなかいいロケーションです。参考:小さな弥勒菩薩半跏像に会いに行く『野中寺』@羽曳野 (奈良の寺社観光ガイド)この後葛井寺まで歩き、千手観音菩薩も拝観しました。こちらは西国三十三箇所第五番札所でもあり、たくさんの参拝客で賑わっていました。途中、クレープやらたこやきやらいろいろ食べ歩きもしました。よく歩いた、でも秋らしい1日でした。
2010.10.18
息子と二人で大阪府近つ飛鳥博物館に行ってきました。因にダンナは廃休でお仕事、娘は部活です。今日は博物館を見学した後、2時から博物館の裏側を学芸員さんが案内してくれるツアーがありました。子ども向けなんですけど、実は私が見たくて息子を無理矢理引っ張って行っちゃいました。まずは安藤忠雄が設計した博物館の屋上へ。二上山の手前のこんもりした小山は推古天皇陵。博物館の周辺の山は古墳群です。建物の中へ。撮影室です。半分物置きになってます。資料室です。もとは燻蒸室。「バルサン」する部屋です。資料や収蔵品の保管に必要なようです。一般収蔵室。展示用の機材や什器と公開していない埴輪や土器がところせましと置かれています。全部本物だそうです。展示室は本物はわりと少なくて、レプリカや復元模型が多いんです。円筒埴輪ですね。須恵器や土師器。復元前の人物埴輪。羽曳野市安閑天皇陵出土のガラス碗。本物は東京国立博物館です。これは木型とレプリカかな。特別収蔵室の入口。土足厳禁。温度湿度が最適に管理されたお部屋。重要な収蔵品や借り物はここで保管するそうです。な、なんと、子どもたちは銅鏡を触らせていただきました。1枚1億円!お、落とすなよ…博物館館長のデスクに座らせていただきました。恐縮してしまいますっ!お土産に勾玉を作るセットを買いました。息子やる気マンマン!根気のいる作業なので、完成するかどうかはわかりません。完成したらアップするかも…今日、展示室で気になったのは人物埴輪の表情。なんだか癒される。特別展「古墳ってなあに?」に展示されていた犬の埴輪が滅茶苦茶可愛かったんですけど、それは撮影禁止でした。気になる方は是非行って見てくださいね。
2010.07.31
今朝のデンマーク戦で寝不足にもかかわらず、畝傍山周辺の初代から第4代の天皇陵と橿原神宮を訪ねました。橿原神宮の御祭神でもある神武天皇はその実在が議論の対象になっているものの、初代天皇としても有名。神武天皇陵は古代の古墳が残っているわけではなく、古事記の「御陵は畝火山の北の方の白檮の尾の上にあり」という記述に基づいて、幕末に陵墓として整備された場所でしかありません。天皇の神格化は新しい国家を作るための必要な事業でした。その中で初代神武天皇の陵がどこにあるのかもわからない状態は許されないことだったそうです。しかし日本書紀には壬申の乱の折には天武天皇が軍備を献上したという記述もあり、陵墓は存在していたとされています。近鉄橿原神宮西口駅から畝傍山の麓を時計回りに歩きました。4代懿徳天皇陵 駅から徒歩5分。制札修理中。こことは別に橿原神宮内に「イトクの森古墳」とうのがあり、そちらが本物か?と思ってしまいました。3代安寧天皇陵 さらに5分歩く。こっちの制札は真新しい。でも字があまり上手じゃないかも…どう思います?個性的なのかな?2代綏靖天皇陵 30分は歩いたかな。畝傍山の南側は田植えの終わった田園風景が広がっていました。おたまじゃくしもいっぱい。陵の入口は国道県道に面し、拝所まで右に折れた参道を200mくらい歩く。よく整備されています。それにしても陵拝所ってどこも判を押したように同じ形式。やっぱりお役所仕事だからかな。初代神武天皇陵 綏靖天皇陵の南隣なのですが、15分くらいは歩いたかな。めちゃくちゃスケールがデカいです。尊厳化の極みだ。もともとは田んぼのあぜ道の塚だったそうで。陵墓整備のために畝傍山にあった部落も含めたくさんの人々が立ち退いたということです。それにしても静か。人工的に作られたものでも、年月がたてば自然と一体になる。うぐいすが美しく鳴いています。スケールの大きな空間の中にいると、人の心は自然と落ち着いたり、逆に高揚したりするものなのかもしれません。最後に橿原神宮に寄りました。外拝殿を飾る巨大な絵馬の虎は上村淳之作。神饌田。御田植祭の準備が整っていました。奉納される稲や米はここで栽培されるようです。深田池の菖蒲と蓮がどんよりしたお天気でも奇麗でした。今回、畝傍山の登山道も境内の中で発見。いつか登ってみよう。
2010.06.25
近つ飛鳥博物館に行ってきました。特別展「継体大王の時代」展でうちの近所にある峰ヶ塚古墳の出土品が展示されいるというそれだけの理由で。展覧会の目玉は藤の木古墳出土の国宝「棘葉形杏葉」や鴨稲荷山古墳出土の豪華な冠や飾履の復元品などです。最近は博物館などで過ごすことが癒しになっているかも。近つ飛鳥博物館は2度目ですが、結構好きな博物館です。前に来たときよりも、近所の古墳をあちこち見たり本を読んだりして、基礎知識が多少あったせか、すごく面白く見れました。前回来たときは全く気にもとめなかったものが、今日は未知との遭遇でした。一番驚いたのは修羅(しゅら)の展示です。修羅は木製の大きなそりのことで、古墳の石材を運ぶのに使った道具です。これが藤井寺市の三ツ塚古墳で発見されました。古代の木製品の保存を技術的に難しく、その先端技術の映像とともに紹介しています。近つ飛鳥博物館は太子町の一須賀古墳群の中に建てられ、周辺は古墳群を見学できるように歩道が整備されています。山の中なので、本気で見学するなら運動靴にリュックかな。春は桜が奇麗だそうです。博物館からバス停に行くまでにもいくつかの古墳が見られます。山全体では250基もの古墳があるそうです。一度家族で来なくちゃ。博物館で埴輪の本を買っちゃった。はにわの表情が実にいいかんじ。今年のハロウィンの仮装は埴輪にしようかな。創作意欲がわきます。
2010.06.16
昼から息子と津堂城山古墳へ行きました。この古墳はは宮内庁の陵墓指定には入っていませんが、古墳の規模や精巧なつくりの石棺や出土品などから大王クラスの古墳とされています。中世には墳丘を削って築城されたり、八幡さまが祀られたりしました。明治以降も陵墓指定から外れたために、古墳内に道路はできたり、畑や住宅が作られたりで、原型を想像するのは難しくなっています。明治時代末期に神社の石碑をたてるために、地元の人が知る後円部頂上にあった大きな石を掘り出したところ巨大な石棺だとわかり、学術調査が進み、後円部のみ陵墓参考地となっています。前方後円墳、墳丘長208m。前方部(左)と後円部(右)。後円部のみ柵があります。後円部の西側にある八幡神社。古墳の内濠は畑になったり、しょうぶ園になっています。墳丘の斜面や造り出しは子どもたちの恰好の遊び場。ドッジボールしてる子たちがいたので、息子はすぐに混ぜてもらって1時間ほど遊びました。ほかにもおにごっこや缶けりや木登りなどやってました。こんな遊び場が近所にもあったらなと羨ましがっていました。古墳の主は喜んでいるような気がしました。外濠に建てられた城山古墳ガイダンス棟「まほらしろやま」。知識を深めるにはいいところ。休憩所にも使えます。出土された埴輪が展示されているだけでなく、埴輪のかけらも触れます。水鳥型の大きな埴輪が有名なんです。 実は今日の目的はしょうぶ園の花。今が見ごろなんです。人も少なくゆったりと見れます。お近くの方は是非。
2010.06.06
自転車でお買い物に行くついでに白鳥陵に寄ってきました。日本武尊(ヤマトタケル)の墓と伝えられている古墳です。古事記や日本書紀にはヤマトタケルのことが記されています。父は景行天皇、息子は仲哀天皇。父の命で東国征伐に行くも、国に戻る途中で亡くなり、その魂は白鳥となって故郷に戻ったというお話です。ヤマトタケルの陵はこの軽里のほかに絶命した三重県の能褒野、白鳥が休んだとされる奈良県の琴弾原にもあります。三重の名はヤマトタケルが「足が三重に曲がるほどに疲れた」と言ったことに由来するとも言われています。羽曳野の名も羽を曳くように飛び去った白鳥から来ているそうです。日本武尊白鳥陵税金を投じて周辺の道が整備されいます。古墳の濠に沿った北側はお散歩によいです。白鳥陵拝所のとなりは民家。というか民家の並ぶ中に突然あるというかんじでした。お濠に亀はつきものなのか…私がヤマトタケルの伝説を初めて読んだのは手塚治虫の「火の鳥・ヤマト編」でした。中学生の頃だったと思います。その後、大学で梅原猛さんの講義を選択したときにも授業で白鳥伝説について聴きました。西洋と日本の古代文化を比較するような内容でしたが、梅原猛さんの説は日本の古代文化やアニミズムが西洋のものに比べて圧倒的にすぐれているという内容でした。当時は信じられませんでした。そのころ執筆されていたのが戯曲「ヤマトタケル」です。後に市川猿之助がスーパー歌舞伎として演じた古典歌舞伎の常識をやぶる作品でした。梅原猛さんはギリシャ悲劇、シェイクスピア悲劇、モリエール喜劇、能、狂言、新派などあらゆる舞台芸術の長所短所などを比較しながら、ヤマトタケルを書いている、楽しみしてください、といつも言われいました。そんな思いを抱きつつ初演ヤマトタケルを京都南座に観に行ったのでした。舞台芸術は朝倉摂。衣装は毛利臣男。あまりにも強烈な印象でこれこそが日本の芸術だって感動したことを今でも覚えています。そんな私が今、羽曳野に住んでいるのも何かの縁なのかもしれません。
2010.05.31
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