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2011年09月04日
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カテゴリ: 本のこと
久しぶりに山本周五郎のさぶを読んだ。



初めて読んだのは、中学生のとき。
この当時は街中の個人書店でも新潮文庫の山本周五郎はかなりのスペースがとってあってずらりとならんでいた。
そんな中で、必ずどこにでも置いてあったと思う。
その印象が強いのは、他のタイトルとちがって、ひらがな2文字のタイトルで目立ったことと、中学校で「さぶ」というニックネームの友人がいたから。

でも最初に読んだときは、正直あんまり面白くなかったと思う。
特に寄場送りになっていた時期の話にはなんの魅力も感じなかったかなぁ。
だから2度目、3度目以降は最初と最後のところだけ読んでいたような記憶がある。


今では昔とばして読んでいた寄場にいる期間の話のほうに魅力を感じているから不思議だ。

また、初めて読んだころは、タイトルはさぶであっても真の主人公は栄ニなんだよね、って感じていた。
さらに後になると、実は栄ニのことを克明に書くことで、さぶを浮き彫りにしようとしているのではないかとも感じるようになる。

どちらが主人公か、ってのは読み方によって変わるんだろうね。
2人が表裏一体になっていて、どちらも主人公って言い方もできるのかもしれない。

有名な小説だから、舞台化もされているし、ドラマ・映画化もされている。
こむぎちゃも舞台と映画、どちらも見に行った。
まぁ、長編を2、3時間にまとめるわけだから、当然はじかれるエピソード等もあって全てに満足できるわけはないってのはわかっているけれど、それでもやっぱり自分の中で気に入っている部分が入ってこないと物足りなさを感じるんだよね。
でも、こういう映像や舞台化を通じて、それまでこの作品に触れたことがなかった人が原作を手に取るようになってくれれば、それはそれで意味のあることだと思う。
だからね、人気俳優たちを起用しての興行は望むところなんだよなwww


山本周五郎の作風は、池波正太郎や藤沢周平などと比べて説教臭くて嫌いという人も多いように感じる。


さぶはまさにこんなやついねぇよってタイプの人間かもしれない。
でも人間ってのは徹底すればそれがまた味になるってもんで。
この小説の中のさぶは、キャラクター的に道極めたってレベルの突き抜け方だからさ、この小説の世界ではありな存在になってしまっているように思う。
そして、それが故に成長し続ける栄ニとの対比になっているんじゃないのかなぁ。

男の主人公2人と共に、本作のキーパーソンとなる女のメインキャラクターであるおのぶとおすえ。


周五郎の目は残酷なまでに世の中の女性たちの現実の一部を描いているように思う。
すなわち、苦労人はいつまでもどこまでも苦労するように出来ているし、どんなになんだかなぁって性格でもするりするりと人生よい方向に渡りきってしまう者もいる。
人気のあるおのぶは前者、おすえは後者だよね。

自分のまわりにもこういう人たちいるよね、って思ってしまうあたり、実は周五郎の描く人物たちってのは、うそっぽいと思わせつつ、実は根っこの部分ではすっごくリアリティを追求していたんじゃないかなっても思うようになってきたりする。


この小説、人間関係に疲れて心がささくれだってる時とか、なんで自分ばっかりこんな目にあわなければいけないんだろって落ち込んでいる時とかに読むことをオススメする。
さぶになるのは無理としても、栄ニには近づけるかもしれないなって思えるかもしれないからね。













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最終更新日  2011年09月05日 03時02分16秒
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