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クライマックスのひとつ、山岳地帯での戦いも 中国的ウェスタンの趣があり興味深かった。 韓国では1960~70年代ころ 満州ウェスタンものが多く製作され、 キム・ジウン監督の『グッド・バッド・ウィアード/The Good, The Bad, The Weird』も その香りを宿しているが、 中国でのウェスタン映画はどうだったのだろうか... 過去に西部劇の形式をとった映画が製作されていなかったとすれば 辛亥革命100年を記念して製作された本作の革命的な意味や意義は想像以上に深いかもしれない。
中国人が本作を『The Good, The Bad, The Weird』をもじって 『The Good, The Bad, The Ugly』と言っていたが、 そんなふうに ウェスタンのようでもあり、 水滸伝など中国の古典を思い出させもし (ほかに、項羽と劉邦の話がよく出る!) いろいろな暗喩が鏤められているよう。 セリフの掛け合いには笑いが潜み、 義賊!?がコミカルにだまし騙される水滸伝風チャイニーズ・ウェスタンは 政治的風刺も孕んでスリリング。