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ロジックや 発想（アイデア） ・
視点（着眼点） 、
写真・画像 等も
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剽窃厳禁 。
悪質なキュレーション Curation 型剽窃、
つまみ食い剽窃 もお断り。
複製のみならず、 ベース下敷きにし、なぞって語尾や文体を変えた剽窃、
リライト 、切り刻んで
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引用、言及の場合は必ずご一報下さい。
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無間道(InfernalAffairs)
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光復節特赦
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歌追い人
中毒（純愛中毒）
殺人の追憶・拾遺
映画2003
殺人の追憶と比較
MUSA－武士－
クラシック（ラブストーリー）
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殺人の追憶（2回目）
Master and Commander
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小鳥の朝
May 14, 2017
テーマ： 韓国！(17333)
カテゴリ： 映画
映画のトンネル事故は
2012年に笹子トンネルで発生した
天井板落下事故と似てもいるようだが...
韓国の人が想起するのはおそらく別の事故、別の時の危機管理...
小説「トンネル」を原作とし映画化した作品。
ちなみに
笹子の方は
施工時からボルトの強度が不足していたなどが一因とされていた。
ハ・ジョンウ、ペ・ドゥナ、オ・ダルス主演
キム・ヘスク出演
『最後まで行く 끝까지 간다』（2014年） のキム・ソンフン監督
『トンネル 闇に鎖された男 터널 Tunnel 』（2016年）
（以下、映画の核心に触れる部分もございます）
ハ・ジョンウ主演ゆえか
タイムリミットもあるからか
ハ・ジョンウ主演『テロ、ライブ』 の構造も想起する。
というのも、閉塞した状況・環境の中で
救助を待つ主人公（ハ・ジョンウ）が
どちらも（『テロ、ライブ』も『トンネル』も）変化を見せるから。
「ゴドーを待ちながら」 なども思い浮かぶ。
しかし、待たされる側も
待たせる側も
個人は変わり、変わった姿を見せるインタラクティブ性
「個人間」の相互作用、化学反応、共鳴が
ユーモアと明るさがあった。
災害の中の人命救助の過程で
感動の涙を誘引する演出よりは
無情な集団（組織、マスコミ、大衆など）を浮き彫りにし
彼らへの批評や風刺を
随所に盛り込んでいる。
批評精神と笑いが交互に現れて
半島の伝統芸能 탈춤（タルチュム 仮面劇） のようなカタルシス κάθαρσις をもたらす。
それはディザスタームービー Disaster Movie における
足し算や掛け算のようなカタルシスではない、
引き算、引いた視点と抑制した演出により
半島の古典、古典的탈춤仮面劇のような
笑いと批評精神を最後まで貫いていた。
一方で、
『テロ、ライブ』のような
閉じ込められ自由のない時間の中での
主人公の変化、成長や気付きも見逃せない。
冒頭、耳が遠い老人により、ガソリンを
オーダーよりも（約3倍？）多く満タンに入れられてしまった。
去り際にペットボトルの水を老人から2本渡され
後部座席にそれらをぽんっとほうり投げた姿は
言葉の上では老人に謝意を示し礼儀を失してはいないものの
若干の苛つきが表れていた。
しかし、そんな風にたいしてありがたくも思っていなかった
２本の水は結局彼の命をしばらくつないだのだ...
日常の風景、何気ない選択が違った風に見えてくる。
ちがった風景が浮かび上がる。
ラストでまたトンネルが前方に現れた時
ジョンスはカーナビゲーションの
「前方にトンネルがあります」を今度は異なった心境で聞くのだ。
（内心、びくっとするだろう）
映画ではそれはユーモラスなトーンで演出されているが
人によってはトンネルを前に体を硬くし
PTSDのように過去がフラッシュバックするかもしれない...
日常と隣り合わせの闇、
「トンネル」の前と後では違った風に見える光景、
以前とは違った風景になった日常も意識させる。
また、トンネルの中に残されたペットの犬ドゥリの行動に
思わず「犬野郎 개새끼」と毒づく姿は
最近の韓国で「犬に罪はないけれど」と前置きしながら
韓国定番の悪口「犬野郎」と言う時の後ろめたさ、
意識の変化が反映もされているよう。
犬を飼わないジョンスにも
トンネルの中でのサバイバルを通して
同志愛のようなものが生まれ
心境の変化があらわれるようす。
犬に「犬畜生」と言ってしまっていた、
同伴者、共生共存する相手とは思っていなかった犬に対して
共に生き延びるための同志として
犬を尊重するように変わっていく。
そんな小さな変化も見逃せなかった。
ジョンスのそのような姿から
ブラックリストの時代に
いにしえの伝統芸能仮面劇のような風刺と批評精神、笑いをこめつつ
柔軟に適応し対応もする時代精神がほのめかされているかのよう。
待つ側だけでなく
待たせる側も変わる。
救助隊長テギョン隊長がジョンスに水の代わりに尿を飲むように指示すると
自分は飲んだことないだろうとジョンスに指摘され
実際に飲んでみるところ。
誠実さが心に残る。
そのように
相手の落ちているところ、位置、状況まで
共に落ちて降りて行き、心を寄せようとする韓国らしい情あふれる対応、
（ タルトンネ的 ）
変化も
待つ側と待たせる側が疎通しつながる
すがすがしい相互作用だった。
『テロ、ライブ』 のユン・ヨンファDJがテロリストの事情に同情してしまった時もそうだった、と想起。
「ゴドーを待ちながら」のように
待って待って待ち続け
顔を見ることもなく...
お互い顔も知らず電話で連絡を取りあうだけで
いつか通じ合えた救助隊長に
ラストでついに初顔合わせ、
やっと会える感動が押し寄せる！と思いきや...
長期間暗闇で過ごした主人公は遮光アイマスクをしたまま救助され
その盛り上がりのタイミングは肩透かしのように外された。
やはり、ディザスタームービーの王道、感動のクライマックスは回避し
ゆるく、肩の力も抜いた演出の調子は最後まで、といった印象も。
最後にスジナ（スジンちゃん）が無言で向き合う、
あの生き延びた犬ドゥリは
エリザベス（Elizabethan collar）をつけていて
その姿を見ると
愛するご主人を失った心の傷が早く癒されるようにと
希わずにはいられなかった。
せっかく、トンネルの中でジョンスから
「犬野郎」と言われなくなり
助け合う仲間として
遮光アイマスクを共に装着し運び出された仲、同志なのだから...
ジョンスと救助隊長テギョンの感動的な対面がクライマックスではなく
遮光アイマスクを着けた人間と犬のペアというオチ、
そしてまたトンネルを通って移動する生活...
という、感動からは距離感、外しのある演出。
ドゥリを観て
震災後、韓国文化院に展示されていた
震災により天国へ旅立ったペットたちを描いた作品展を思い出し...
人間も動物も災害で心も体も傷つくのは同じ、と...
前作の『最後まで行く』でもちらっと思ったが
今作も30代～40代が主人公、
監督自身の世代を
ほぼ実年齢の俳優たちが等身大で演じている配役も興味深い。
ハ・ジョンウも作中のジョンスも38歳。
実年齢と役の年齢、そして韓国を担う中年がまた主役。
ハ・ジョンウより年下のペ・ドゥナが夫を
オッパと呼ぶのも実年齢と作中の役年齢、設定がオーヴァーラップしているからかも...
to be continued...!?
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天井板落下事故と似てもいるようだが...
韓国の人が想起するのはおそらく別の事故、別の時の危機管理...
小説「トンネル」を原作とし映画化した作品。
ちなみに
笹子の方は
施工時からボルトの強度が不足していたなどが一因とされていた。
ハ・ジョンウ、ペ・ドゥナ、オ・ダルス主演
キム・ヘスク出演
『最後まで行く 끝까지 간다』（2014年） のキム・ソンフン監督
『トンネル 闇に鎖された男 터널 Tunnel 』（2016年）
（以下、映画の核心に触れる部分もございます）
ハ・ジョンウ主演ゆえか
タイムリミットもあるからか
ハ・ジョンウ主演『テロ、ライブ』 の構造も想起する。
というのも、閉塞した状況・環境の中で
救助を待つ主人公（ハ・ジョンウ）が
どちらも（『テロ、ライブ』も『トンネル』も）変化を見せるから。
「ゴドーを待ちながら」 なども思い浮かぶ。
しかし、待たされる側も
待たせる側も
個人は変わり、変わった姿を見せるインタラクティブ性
「個人間」の相互作用、化学反応、共鳴が
ユーモアと明るさがあった。
災害の中の人命救助の過程で
感動の涙を誘引する演出よりは
無情な集団（組織、マスコミ、大衆など）を浮き彫りにし
彼らへの批評や風刺を
随所に盛り込んでいる。
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半島の伝統芸能 탈춤（タルチュム 仮面劇） のようなカタルシス κάθαρσις をもたらす。
それはディザスタームービー Disaster Movie における
足し算や掛け算のようなカタルシスではない、
引き算、引いた視点と抑制した演出により
半島の古典、古典的탈춤仮面劇のような
笑いと批評精神を最後まで貫いていた。
一方で、
『テロ、ライブ』のような
閉じ込められ自由のない時間の中での
主人公の変化、成長や気付きも見逃せない。
冒頭、耳が遠い老人により、ガソリンを
オーダーよりも（約3倍？）多く満タンに入れられてしまった。
去り際にペットボトルの水を老人から2本渡され
後部座席にそれらをぽんっとほうり投げた姿は
言葉の上では老人に謝意を示し礼儀を失してはいないものの
若干の苛つきが表れていた。
しかし、そんな風にたいしてありがたくも思っていなかった
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日常の風景、何気ない選択が違った風に見えてくる。
ちがった風景が浮かび上がる。
ラストでまたトンネルが前方に現れた時
ジョンスはカーナビゲーションの
「前方にトンネルがあります」を今度は異なった心境で聞くのだ。
（内心、びくっとするだろう）
映画ではそれはユーモラスなトーンで演出されているが
人によってはトンネルを前に体を硬くし
PTSDのように過去がフラッシュバックするかもしれない...
日常と隣り合わせの闇、
「トンネル」の前と後では違った風に見える光景、
以前とは違った風景になった日常も意識させる。
また、トンネルの中に残されたペットの犬ドゥリの行動に
思わず「犬野郎 개새끼」と毒づく姿は
最近の韓国で「犬に罪はないけれど」と前置きしながら
韓国定番の悪口「犬野郎」と言う時の後ろめたさ、
意識の変化が反映もされているよう。
犬を飼わないジョンスにも
トンネルの中でのサバイバルを通して
同志愛のようなものが生まれ
心境の変化があらわれるようす。
犬に「犬畜生」と言ってしまっていた、
同伴者、共生共存する相手とは思っていなかった犬に対して
共に生き延びるための同志として
犬を尊重するように変わっていく。
そんな小さな変化も見逃せなかった。
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ブラックリストの時代に
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そのように
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待つ側と待たせる側が疎通しつながる
すがすがしい相互作用だった。
『テロ、ライブ』 のユン・ヨンファDJがテロリストの事情に同情してしまった時もそうだった、と想起。
「ゴドーを待ちながら」のように
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やっと会える感動が押し寄せる！と思いきや...
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やはり、ディザスタームービーの王道、感動のクライマックスは回避し
ゆるく、肩の力も抜いた演出の調子は最後まで、といった印象も。
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遮光アイマスクを着けた人間と犬のペアというオチ、
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という、感動からは距離感、外しのある演出。
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前作の『最後まで行く』でもちらっと思ったが
今作も30代～40代が主人公、
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