鈴木 セイヤ 0
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ということで、昨日の大川さんの締めの受けではありませんが、行って来ましたトゥインクル初日。「行って来ました」ってアンタ、競馬場はある種「職場」みたいなもんなんですが、実は今日はオフ。私用でございました。つまり、「ただのファン」。金払って入場しました。よってスクラッチも貰いました。「ただのファン」ですから。当たりましたよ「エコバック」。仕事で来ているときは当然遠慮するのですが、今日は「ただのファン」ですから、一切遠慮なしです。いやぁ~いいなぁ仕事のない競馬場は。仕事だとロクなことないし(笑) といいつつも、場内で仕切り中の広報の方に会ったり、場内で撮影中のカメラマンのIさんに会ったり、場内で取材中の華代子さんに会ったり。。。って、普段と変わらねぇよ。 実は子供に「仮面ライダー電王が大井に来るよ」って言ったら「行きたい」って言うんで、家族も連れて行きましたがな。というわけで、内馬場へ。思えば内馬場へ行くのは、名古屋JBC場外のフサイチイベント以来。そういえばあの時、華代子さんと延々行列に並んで、そして強い衝撃を受けた覚えがあります。あれ以来かぁ~。 その隣では縁日。家族連れが行列を作っていました。おにいさん、おねえさんが大変優しい方々で、欲しいものを申告すると、落ち易い場所に移動させてくれたりしました。 さらにその奥には恒例のポニー乗馬、そしてさらに奥、ひょうたん池の横でアメリカンミニチュアホース。かわいいが、油断すると指持っていかれます。 途中ちょっと気付いたのですが、着順掲示板の「レースタ仏」が赤から緑に変更になりました。これはリリースが出ていたので知ってはいましたが、許せないのはこっそり書体を変えたことですね(笑)。いや、今日は「ただのファン」ですから(笑) そうこうしているうちに、どっぷり日も暮れてきました。イルミネーションの点灯式が行われるので、L-WINGに移動。 地下道の写真は今まで何度も撮っているのですが、久しぶりに1枚。もうちょっと絞れば良かったのですが。 そんでまあ、入場門で配られた紙を良く見てなかったので、点灯式が3号スタンド前であることを知らなかったという間抜けな事態に。仕事じゃないとここまで気が抜けるかぐらい、気が抜けている。まあ、今日は「ただのファン」なのでまあいっかぁぐらいの気持ちで、遠くから眺める。そして点灯。 いやこれ、生で見ると凄いんですよ。でかいし、綺麗だし。でも写真だと今ひとつなのよねぇ。試験点灯の時も素材用に撮影しに行ったのですが、どうもこう、桜の感じがうまくでないし、あまりにでかいので引いて全体像を捕らえようとすると小さくて、寄せて一部分を切り取ろうとするとLEDの粒々感が出てしまう。ということで新聞で使うのを断念したのですが、これはなかなか良いので、是非1度は現場でご覧になることをお勧めします。スタンドの上よりは、下でご覧になることをお勧めします。 当日は様々な場所で、様々なイベントが行われていました。うまたせ君も場内を徘徊していますし、今年は「うまたせおにぎり」まで登場。売り切れてて食えなかった。残念。 正門前のステージではMr.PINK内田利雄騎手とひまわるのライブ。仮面ライダー電王以上の人だかりでした。明年度は残念ながら抽選もれで南関東の短期騎乗はありませんが、とりあえずは元気そうで良かったです。 さて、イベントもそうですが、常設展示も充実しております。 時計台の1階にある、東京都馬主会のギャラリーオブオーナーです。過去の活躍馬の写真やレリーフ、肩掛け、勝負服などが展示されています。 これ結構渋いんですが、正門右手奥、ハイセイコー像の裏手にある「TOKYO23 STATION」です。23区のパンフレットなんかが置いてあって、今開催は杉並区でした。毎開催ここを覗いている方も結構いらっしゃるようです。ちなみに、未だに勘違いされている方も多いのですが、大井競馬は23区の「特別区」によって主催されております。都営ではございません。都営競馬は美濃。。。。まぁいいか。 というわけで、今年もトゥインクルレースが始まりました。まだ少し肌寒い感じもしますが、場内には体を温める燃料(アルコール)が豊富にございますから、是非、ご来場ください。新聞も買ってね(はぁと)。 さて、今回を持ちまして私の日替わりブログは最終回となりました。短い間でしたが、ご愛読頂きまして、誠にありがとうございました。今後も変わりなく楽天競馬をご愛顧頂くよう、よろしくお願い申し上げます。 と、いうわけで「撤収」。
2007年03月25日
競馬専門紙はその性格上、レースに間に合わなければなりません。間に合わなければ商品価値下落。よって、「生もの」と言われます。 南関東の広域場外が拡大して以来、毎日のように地方送りがあります。今は出馬も2日前確定ですから、だいぶ環境も良くなりましたが、以前、前日確定だった頃、特に冬の上山場外は原則飛行機で山形空港に送り、駄目な場合は新幹線で。。。という2重体制でした。飛行機の場合は航空貨物で遅れるのですが、JRの場合は添乗員なしで新聞を載せられる便は限られており、駄目な場合の必殺技的な方法でした。 最近は毎日のように、新潟地区や益田場外などに発送しています。益田は石見空港行きの航空便があるのですが、以前はどうにも競馬に時間に間に合わず、ここに書けない様な必殺技を駆使していた時期もありました。今は楽勝ですが。 今でも難関なのは、高知のパルス宿毛。高知までは飛行機ですぐなのですが、そこから宿毛まではかなりの道のりです。日本の優秀な宅配便でも、かなり怪しいところです。先日のように、まる1日空港閉鎖なんかになったら、それこそ大変なのですが、なんとか事なきを得たようです。 冬になると場間場外が増えます。特に北の方に。北海道に点在するAibaはかなりヤバい存在です。荒天でちょっと1日欠航したりすると、途端にアウトです。どうしても着かない場合は、場外に新聞をFAXして、壁新聞ということになります。同じく、岩手のテレトラック宮古や釜石など、沿岸部の場外もヤバい場外です。青森、秋田なら飛行機なのですが、岩手は時間がかかる上に、そこから沿岸部は遠いです。荷物を持って行く人も、ツルツルピカピカの道路は嫌でしょうし、ちょっと吹雪いたら、それこそ死のドライブになりかねません。 2日前出馬になったのは、主に新聞輸送が原因で、記憶が確かならば、岩手と九州地区の場外発売が最初だと思います。特に岩手は盛岡から離れた場外が多く、しかも飛行機の便が悪いという致命傷、とまでは言いませんが、物流上の難点を抱えています。いや、別にネガティブキャンペーンを張っているわけではないんですが。 新しい場外ができると、必ず場所を確認します。「宮崎田野場外オープン」「田野ってどこだ?」とか。ま、最近は宅配便が優秀なので、だいたいそれで日本全国どこでも、ナイター競馬なら楽勝で1レースに間に合います。昼間だとまだ厳しい場所もありますが。 電話やインターネット投票が普及と、物流の環境が良化したので、宅配新聞などもやってます。遠隔地を想定していたのですが、しかし、実際の問い合わせは首都圏近郊が多く、「買いに行った方が送料より安いですよ」状態。極々まれに送料といい勝負の場所があったりしますが。そういう場所はメモします。 本当は中央の新聞並にコンビニで売れれば良いのでしょうが、新聞は値引きしない代わりに買い取りがない(返品する)商品なので、行きだけでなく、帰りも運賃がかかったり、部数もそんなに出るものでもなく、コンビニで売っても経費倒れで、黒字にできるかどうかちょっと疑問です。1度、大井競馬場さんとコンビニ発売実験をしたことがあるのですが、ここには書けない様な結果となったため、終了となりました。 やべ、オチがねぇ。ということで、人形は顔が命ならぬ「競馬専門紙は物流が命」なのでございます。そんな場所によっては命懸けで運んでいる競馬専門紙をどうぞよろしくお願い申し上げます。今週は浦和競馬です。
2007年03月18日
その前に。。。先週、今週と実は子供のインフルエンザと、家族に蔓延した悪質な感冒で、ほとんど役に立たない状態だった。今も咳をすると頭に響いて痛い状態。それでもここ2週で5日か6日は会社に行ってるし、川崎、船橋と現場にも行ったから偉いもんだ(笑)。寝てばっかりもいられなかったので、ずいぶんネットにも詳しくなった(笑)小枝さんの馬食のはなし。厩舎の人でも若い人は食べないが、ベテランの方は結構食べる人が多い。(追記 食べるのはあくまでも食用で、少なくとも平地では、競走中止した馬を供養がてら食することは今はないと思います。ただ、大昔はあったそうです)故障などで処分された馬だけでなく、去勢で抜いた「玉」も食べる。以前、その話は聞いたことはあったのだが、実際食っているところに出くわすと、ちょっと驚く。が、食べる。「玉」はそのまま煮ると灰汁が出るので、まず新鮮なうちに冷蔵庫で凍らせて、そして、適当な薄さにスライスして、それから味噌味かなんか、濃い味で頂く。まあ、白子鍋みたいなもんで、味は微妙、食感も微妙、男としても微妙な気分だ。そうえいば以前、専門紙やいろんな競馬関係で旅館に集まって飲んだ時、女将が「いいものが手に入りました」と動物系の肉の刺身を持ってきた。「なんですか?」と誰かが聞いたら、「馬です」とニッコリ女将。一同卒倒&発狂。自分はおいしく頂いた。食用の馬はまず競走馬ってことないし。じゃあ、競走馬はどこへ行くのかといえば、サファリパークや動物園の猛獣用の餌として製品化されたり、あるいはドッグフード等ペットフードの主原料となることが多いようだ。国産でまかなっている率は少ないと思うし、製品の状態での輸入がほとんどだとは思うが、一部生に近いタイプなどがそうらしい。最近は特にドックフードの原料としての需要が高いらしく、ある馬主さんによると、比較的高い値段で取引されるそうだ。試しに【楽天市場】でドッグフードを検索してみると、「ドッグフード市場」があったりして、そこを叩くと、鳥のササ身やら手羽先、砂肝、馬肉や馬のアキレス腱(屈腱?)、ヤギミルクなど、あらゆる動物の動物性脂肪を、犬は摂取しているようだ。グルメで驚いた。競馬ファンの間ではある種「タブー視」されている話だが、競馬が好きなら、その先の話は知っておいてもいいと思うし、ドッグフードの袋を見かけたら、原材料欄を見てみると良い。さて、やっと本題だ。月曜日の大井競馬メインレースは、「楽天競馬オープン記念 陽春賞」だ。◎ウイニングアーク○ナイキハーラーワン▲プリナム△ジークヴァルト△キュアノス△ワールドエミネンス予想した時点で、月曜日は道悪になると踏んだのだが、最近の天気予報は競馬新聞並に当たらない。道悪不得手な人気馬ナイキハーラーワンをとりあえず○に据えといて、◎ウイニングアークと思ったのだが。春麗賞、アメジスト賞組が多い中で、ここ数戦でなんとか好位からの競馬も身に付き、千八は初距離だがタイム的にも足りていいはず。(だったんだがなぁ)自身度【D】
2007年03月11日
本題の前に、大川アナへ花粉症対策のアドバイスだ。ずばり、サナダムシ飼いなさい カイチュウ博士で有名な藤田教授のインタビュー参照。 サナダムシはなかなか手に入らないので、手っ取り早くは第2中間宿主のサクラマスやカラフトマスを刺身で食するのが良いでしょう。酸やアルコールは控えましょう。教授のように名前を付けてかわいがるといいと思います。お腹に生物を宿すと言う、男子にはなかなか経験できないことを体験すると、慈しみの心が生まれ、きっと実況にも幅が出ることでしょう。 大川さん、やるしか! さて、今日のお題。日本(JRA)のパート1国入りにより、国際レース以外(勝手に)「G」が使えなくなる、という記事とか記事とか。こういう時、必ず例に引っ張り出されるディープインパクトにもいい迷惑だが、まさかこれをJRAが知らなかったとは到底思えず、恐らく(よく理解していない人々に対し)それを隠したまま、対策を練っていたのであろう。3月中旬には代替案が発表されるそうだから、既に案がまとまったのではないかと思われる。 そもそも「パート1」というのは国に対して承認されるものだと思うが、これは山野浩一さんが「革命でも起きたのだろう」と皮肉を書いていたが、どうやら「JRA」という独立した国に与えられたようだ。「JRA」と言えば海外では「赤軍」であって、ついに革命が成就したらしい。あまり独立して欲しくない団体だ。 ま、そんな冗談は置いといて。「パート1とは」の定義については、JRAのサイトにあるから参照して欲しい。「競走におけるすべての面で制限がないこと」とあるが、これはカナダ等のように、必ずしも満たしている必要はないようだが、日本にある16施行者のうち、1施行者にだけ与えられるというのもおかしな話だ。 ちょうど大井に外国出走経歴馬の転入を認める旨の騒ぎが起こっている最中、缶コーヒー(大井の事務所1階の自販機で売っているマックスジョージア)をすすりつつ大井の番組担当者と雑談していて、「大賞典を国際レースにしちゃいなよ」と言った(もちろん冗談だが)ら、「それはないっしょ」と返事があった。ま、それが主題ではなかったのだが、とりあえず「ダートグレード競走」は当然グレード認定の対象ではなく、「G」の文字は使えなくなるのではないかとおもう。南関東が「勝手に」付けている「G1」「G2」「G3」は果たしてどうなるのか? 北海道の「H1」「H2」「H3」や、東海の「SP1」「SP2」「SP3」は安泰、九州の「KG1」「KG2」「KG3」は微妙だ。仮に「G」を取って「K1」「K2」「K3」にすると、別な空手の団体から商標侵害で訴えられかねない。 影響は生産界にも及ぶ。JBBAニュースに「日本がパート1国だ、やっほー、オレッチの生産馬がブラックタイプじゃー」(実際はもっと知的で論理的な表現)とあった、同じ号に「大井に外国経歴馬? 冗談じゃねぇ、馬産地の保護しる」(実際はもっと知的で論理的な表現)という記事が掲載されていた。そのダブルスタンダードっぷりにも驚くが、その「オレッチの馬」が日本ダービーを勝ったとしても、ブラックタイプどころか極東の貧しい島国のつまんねリステッド競走の勝ち馬、という評価しか受けないという事実も、知らなかったのだろうか? JRAが先導する革命の道に、地方競馬の施行者や生産者が頭も体も付いて行けないのが現実だろう。というよりも、完全に置き去りだ。 さて、我々は職掌的に「来た玉を打つ」のが仕事で、お上が決めた事に従うだけだから、決まった事が施されるまで口を開けて待っている。現実的には他の商標との絡みもあるからわからないが、純粋にリステッドなんだから「L1」「L2」「L3」でいいんじゃないの? と投げやりな意見を言ってみる。しかし、競馬をきっかけに「○1」(○の中は任意のローマ字)という格付けやネーミングが定着したわけだが、その本家本元が「G」の看板を(国際競走以外は)外さなければならない、というのは何とも皮肉なことである。
2007年03月04日
ナイター競馬の季節が近づいてきた。週末、2007年TCKのスローガン等が発表された。>>2007年のスローガンは、『今年は×TCK』です。なお、“×”は「バツ」ではなく、>>「カケル」と読みます(今年はカケルTCK)。 だそうで、「賭ける」とか「駆ける」とかを「かけて」るのだろう。 トゥインクル開催は3月25日からで、その前に3月12~16日に最後の昼間開催があるので、お間違えのないように。日程表等でご確認ください。 前開催、新しい着順掲示板(電光部分を更新)の使用が始まった。 場内で着順掲示板の写真を撮っていると、TCKのホームページ等の写真を撮っているカメラマンのI氏が「またブログに悪口書くんでしょ(笑)」と近づいてきた。あのですねぇIさん。。。 確かに、着順の数字が小さくなった感じがするし、はっきり申し上げて「見づらくなった」感じがする。ある方から「スタンドの上から見ると、下から見るよりも見やすい」と聞いたので、スタンドに上がって見たら、確かに上からだと見やすい。 馬番の馬券全盛の時代に、いまどき枠色というのもいかがなものかと。それならいっそのこと全面をビジョン化して、勝負服の柄でも表示した方が便利かもしれない。無理か。 そんな事言いながら、Iさんだって「レースタ仏」(れーすたほとけ)とか言ってるし(笑)最初大きく書きすぎて、最後紙が足りなくなった子供の習字じゃないんだから。。。 馬場改修が終わった。時計はC級で1秒から2秒ほど掛かっている感じ。重賞の2分7秒は、これはスローのせいで、馬場のせいではない。 実際馬場に出てみると、砂はこれまでよりも気持ち浅いように感じた。路盤のクッションが効いているのだろうか。コースは外よりも内で、逃げ粘り、逃げ切り、イン伸びが目立った。馬場改修前の傾向で馬場の中ほどがよく伸びたせいか、同じようにそこを通るコース取りが多かったが、外で伸びを欠く馬が目立った。 石崎隆之騎手は、割りと早いうちに改修後の特徴を掴んでいた(のか、それとも普段からイン粘りが多いからかもしれないが)感じがした。山中アナも感じていたようで「石崎親子は何か掴んでいる」とか、同じような事を言っていた。 ただ、馴染んでくるとまた傾向は変わるだろうが。コーナーに角度が付いたが、直線部分も内外の膨らみが若干増した感じがする。雨が振ると馬場の中ほどが伸びてくるかもしれない。 さて、最後は宣伝。明年度まで残すところ35日。日刊競馬卓上カレンダーの季節がやってきた。 ここ1~2年は後輩の稲井君におまかせで、写真の撮影と校正(しかもザル)くらいしかしていないが、とりあえず、南関東の日程入り卓上カレンダーを目下製作中です。楽しみにしている方(いるのか?)しばしお待ちください。発売場所、プレゼント(あるのか?)については、たぶん「俺達の南関競馬」に掲載すると思う(たぶん)。では、ごきげんよう。
2007年02月25日
表題の『ヘブラリーステークス』ですが、なんか頭に残っている。たしかメイセイオペラが勝った年のwebの速報だったかと思う。南韓競馬に詳しい岩手のうっしー(仮称)にちょっくら電話して聞いたのだが、うっしーも記憶にないと言う。っていうか、俺もうっしーと一緒に、その日府中で観ていた事も忘れてる。早いもんで、あれからもう8年ですか。翌日1面を快挙で飾った岩手日報も、今では岩手競馬廃止の急先鋒。時が経てば、人の心も変わりますな(しみじみ)。ちなみに上記の件で電話したら、うっしーが「楽天競馬の小ネタの取材ですか?」だと。分かってるねぇ~(笑)。 しかし何だっけ?『ヘブラリーステークス』。 さて、今日は東京競馬場にてフェブラリーSが行われる。枠順はこちらです。 一応、予想してみた。◎ブルーコンコルド◎サンライズバッカス○シーキングザダイヤ△メイショウバトラー△フィールドルージュ△シーキングザベスト☆アジュディミツオー★ビッググラス 三連単7→4、12→4軸の、3着バラ流し(で買ってみた)。アロンダイトもヴァーミリアンもカネヒキリもいないメンバーなら、もうブルーコンコルドでしょうがないだろう。フェブラリーSは過去5・4着だが、歳を経てレース振りに幅も出てきているし、それが二千をこなせるようになった素だと思う。昨秋のジャパンカップダートでは、最後の直線で内に包まれ、なかなか抜け出せなかったが、詰まっているが手応えは十分だった。 東京大賞典のレース後のインタビューで服部調教師は「おめでとうとか言葉はもうよろしいですから、賞が欲しいですわ、何か形になるもん下さい」と我々取材陣を笑わせていた。当然最優秀ダート馬に選ばれるものだと思っていたが、結果はアロンダイト。あの時の様子からも相当悔しい思いをしているに違いない。 どうも裂蹄か何か蹄冠を痛めているんじゃないかという話もあるが、とりあえず「何か形になるもん」を貰うには、ここを勝つしかないだろう。 対抗(というか本命)はサンライズバッカス。昨秋休み明け2・3・2着だが、武蔵野Sは久々で反応鈍く、続くジャパンカップダートはレース中落鉄。前走平安Sはスタートで遅れと、敗れた理由はハッキリしている。確実に終い伸びてくるだけに、距離短縮で、府中の今回は狙いどころだろう。3歳時、同条件の武蔵野Sでカネヒキリに勝っている実績馬だけに侮れない。 連軸シーキングザダイヤは正直微妙だ。今年も手堅く2着狙い、といきたいところだが、さすがに昨秋は息切れ気味の感じ。調教では強めに追われ動いているが、昨年までのようにうまく?行くかどうかは正直分からない。が、しかし、レースは巧いし、相手も条件も問わない。東京大賞典は11番枠から無理にハナ切ったから、と考えればここも手堅く。 以下流し。 メイショウバトラーは川崎のJBCマイル2着。ブルーコンコルドからコンマ4の2馬身差、しかも自らまくりに行ったレース内容なら、距離長い、出負けの前2走は度外視だ。 フィールドルージュは広いコースの方が良績。どのみち追い込んでくるだけに、武蔵野S、ジャパンカップダート同様、3着狙い。 シーキングザベストは、GI級との対戦はほぼ初めてと言ってもいいが、大崩れなく、武蔵野Sからも好勝負は可能だろう。 アジュディミツオーは☆印。別に印は〒でも◇でもなんでも良かったのだが。左回りは元々右ほどは良くないし、芝スタートもあまり良くない。さらに展開も微妙で、枠は好枠だがどうか。 ★印(印はなんでも良いのだが)ビッググラスは1回置きの馬で、今回は負ける番だが、まあそれはそれとして、上がり馬としての魅力がある。多分アカンとは思うが、相手なりの競馬ができるし、大崩れなく、見ながら行ける外枠もOKだ。 さて、月曜日から大井競馬。初日のメインは準重賞の'07雲取賞だ。◎ブラックムーン○ザマローレル▲キョウバチャンプ△ブレイブスピリット△デザートボス△グローリーソング△ショウサンセラヴィ 牝馬のブラックムーンが◎。主戦の的場文男騎手が、浦和の最終日に、騎乗馬に左わき腹を蹴られ重症。左下部肋骨骨折の疑いと診断され、左脾臓と左腎臓に出血が見られるとのこと。意識はしっかりしているそうだが。お大事に。ということで、真島騎手に乗り替わり。馬も不安説がささやかれているが、当日のパドックの気配次第だろう。末脚切れるし、普通なら◎。真島騎手の位置取りに注目。 ザマローレルはスタートが今ひとつだけに、枠を出てみないと分からないところはあるが、遅れても大井なら、得意のまくり戦法でリカバリーできる。 キョウバチャンプは叩いた上積みあり、好枠から素早く番手ゲットできれば、直線で二の脚も生きるだろう。 さて、現在引越し作業中の大井記者席。業者がADSLモデムかなんかを落っことしてぶっ壊したらしく(ルーターはセーフらしい)、記者席の無線LANが使用不能に。出鼻を挫かれ、『ダウンザショルダー』の弊社TM。今開催は原稿手打ちっすよ。どないなっとんのじゃぁ~。と叫びつつ、今週はここまで。
2007年02月18日
売得が低迷すると出てくる「ネタ」なのか、またぞろハルウララの亡霊が地方競馬の世界を彷徨い始めている。まず本家ハルウララが千葉の施設でホースセラピーの乗馬として余生を過ごすことが決まったとの知らせ。それはそれで良いのだが、芋づる式に「ハルウララ超え」ブームに。 1月4日、園田競馬でシャッフル(牝7歳)が敗れ、デビュー以来無傷?の114連敗を達成。ハルウララの記録を超えた。1月30日、同じく園田競馬でエリザベスクィーンが敗れ、デビュー以来無傷?の114連敗を達成。ハルウララを超えた。2月5日、名古屋競馬で、ブラックハーロック(牡7歳)が敗れ、デビュー以来無傷?の通算114連敗を達成、ハルウララを超えた。 シャッフルはその後も快調に記録を伸ばし、現在116連敗。エリザベスクィーンは114連敗で、共に12日にも連敗を目指し出走する予定とのこと。ありがたくも「連敗クイーン」というコンビ名が地元新聞社により命名された。ブラックハーロックに至っては、大差に敗れ、タイムオーバーのおまけ付き。2月24日まで出走停止となった。 詳細な記録は今ひとつはっきりしないのだが、とりあえずトップはハクホークイン(浦和・引退)の161連敗。以下、トサノカオリ(北海道・引退?)の120連敗と続く(と思う)。ハクホークインはなぜか日刊競馬にレースのビデオがあった。先日のエントリーに書いたアレだが、これって何かのお告げなのだろうか? 競馬の馬主、調教師は勝利を目指し出走させなければならないし、騎手は勝利を目指して騎乗しなければならない(はずだ)。幸いなことに、シャッフルの西門調教師も、エリザベスクィーンの松浦調教師も「とにかく1勝を」と願っているというし、ブラックハーロックの馬主さんも「連敗記録で注目を集めるのは複雑」と語っている。 しかし、そうは思っていない人も当然いる。およそ8億円とも言われたハルウララの経済効果を再び。「ハルウララ」で検索すると、出るわ出るわ。映画は広く知られているが、定番のTシャツなどの衣類、携帯ストラップ、ぬいぐるみ、絵本、写真集から、焼酎、米、女性用下着等々。 実際、「ハルウララを超えるアイドルホースになってくれれば、競馬場にお客さんが」の皮算用も主催者にはあるのだろう。成績を見る限り、エリザベスクィーンはうっかりすると勝ってしまいかねない(苦笑)が、シャッフルや特にブラックハーロックは安泰だろう。 ハルウララブーム真っ盛りだった頃、ある人が「あれじゃ競馬場じゃなくて動物園だ」と言った。「どんな手を使ってでも競馬を続ける」高知式のある意味気合と言うか気概と言うか、生き残るためにあらゆる手を使ったり、あるもの全てをネタにするような必死な姿勢は、言下には否定できない。 スカパー!795chと平行して、たしかBS-iかなんかで高知競馬の中継を見た。番組冒頭、司会の方が「さぁ、ひとつ前のレースが終わりました、いよいよハルウララの登場です」とのたまった。危うくひっくり返りそうになった。だって、「ひとつ前のレース」って黒船賞ではないか。言下には否定できないが、もっと自分達の商品は大事にした方が良いのではないかと思ったものだ。 南関東のある専門紙でも、わざわざ高知に取材に赴き、レースを1面に据えた社もあった。自分は日刊競馬地方版において紙面構成に関して決定権を持ち、責任を負う立場にあるが、さすがにそれには賛同できなかったし、自らの媒体でやろうとも思わなかった。やるんなら、真っ当な方法で。どれだけ貢献できたかは分からないが、昨暮れの高知県知事賞のようにレースを売ってゆくのが自分たちのできる方法だと信じている。 「判官贔屓」の気持ちもわからないではないが、あの日「負けることを期待して」競馬場に足を運んだ人達は、その後どれくらい高知競馬に定着したのだろうか? もちろん、勝つことを期待できる要素もあるにはあった(微々たるものだが)から、全てが「負けることを期待して」とは言わないが。 皮肉も込めて、園田と名古屋の主催者さんにアドバイスしておこう。所有者の移転は慎重に。そして商標管理はしっかりと。以上だ。
2007年02月11日
いろいろな事があったので、かいつまんで書く。 もちろん先週は川崎開催であるから、毎日の業務は川崎の新聞を作ることがまず1番なのだが、それと平行して『APS通信』という、全国公営競馬専門紙協会の会報を製作していた。タイムス紙タブロイド4ページであるから、原稿さえ揃えばさっくりなのだが、原稿を依頼した全国の大先輩方が存分に書き論じて下さった結果、大幅にオーバー。もちろん、素人じゃないから、その辺は無理繰り詰めたが、見栄えがあまりよろしくないと、副会長(弊社社長)より突っ込まれ。なんとか勘弁してもらった。 NARグランプリ2006に来場される方は、地全協様のご厚意により、受付のところに毎年置かせて貰っているので、勝手に持っていって欲しい。毎年、総会終了後pdf化して、日刊競馬のサイトのどこかでダウンロードできるようになっている(はず)。ここ数年、廃止の話題ばかりで明るい話題など少しもなかったのだが、今年もいきなり会長の稿が「正念場を乗り切れ」だから、推して知るべしだが、一昨年の高崎廃止の原稿ほどではないが、今年も生々しい話題満載で、ボカすのに苦労した(笑)。しかし、新聞作りながらこの手の印刷物を平行して作るのはシンドイ。おかげで休みなしになった。 佐々木竹見カップジョッキーズグランプリは面白かった。このレースはC2、C1あたりでこのレースに出すための馬を、3開催くらい前から選抜レースを組んで選んでいるから、かつての全日本リーディングジョッキー競走や、各地で行われている騎手戦と比べて能力差が少ない組み合わせになる。例年「をっ!」と思わせる騎乗があり、大概その騎手が優勝する傾向にあるのだが、今年は7Rのマイスターチャレンジ、武豊騎手だった。 行きたい馬が多く、それゆえ差し、追い込みで決まりそうなレースだったのだが、意外にも落ち着いた。武豊騎手は、スタートがあまり速くないヤマテプログレスでさっと番手を奪い、しかも、仕掛けのタイミングがひじょうに難しいヤマテプログレスで、まさにジャストミートのタイミング。もう7Rだけで優勝といっていいだろう。結果はコチラ。 ちなみに、武豊騎手の日記にもある通り、翌日の川崎記念当日は、かなりご機嫌麗しかった。 その川崎記念。半信半疑ながらもアジュディミツオーに◎したのだが、残念2着。しかし、6馬身差の2分14秒2っていうのはどうよ? という感じ。確かに調整も予定通りで上積みあった。体は増えていたとはいえ、冬場はいつもこれぐらいだから心配ないのだが、今ひとつ物足りない。やっぱり骨瘤の影響なのか? ヴァーミリアンは完勝、逆にアジュディミツオーは完敗といっていい。 もう既に話題になっているので、黙っているのもなんだかなと思うので書くが、大井の外国出走経歴馬導入の話。12月の半ばに軽種馬協会の偉い人からお話を伺い、年明け、大井の番組担当者からお話を伺っていた。これって平成11年(12か13年だと思っていたが、古谷さんに11年だ、と聞いた)に出た「特別区公営競技振興対策協議会」の第3次答申に盛り込まれていたことで、当然皆知っているかと思ったが、案外知らなかったようだ。 我々専門紙に関して言えば、「来た玉を打つ」仕事なので、主催者が「やる」と言えばやるし、「やらない」と言えばやらない。反対する権限はない。なので、やる事になったら、粛々と馬柱を作る事になるだろう。自分の一存では決められないことだが、JC程度の柱は作れるし、問題ない。番組担当者と密談(雑談)した時に、「フランスみたいに公式成績で10着以下を完走か不完走かしか出さないところとかどうすんの?」みたいな話はしてきたが、それもあるところにはあったりするので、たぶん大丈夫だろう。 まあ、それ以上の事は知らないが、柱は載るし、攻め馬も載るし、当然調教試験もある。談話は日本人の調教師だし、格付けも聞いた限りでは問題なし。我々的にはそれほど怖がることも嫌がる事もないと思う。まずやるかやらないかが決まって、そして実際馬が来て。それからで全然間に合うし。 白毛馬ハクバノデンセツがデビューした。新聞を買った人は気付いているかもしれないが、番組がかなり怪しい(笑)。ゲラ出た時に「なんじゃこりゃ~」と叫びましたよ(心の中で)。たしか、アズサドリームの時もこんな番組があったような気もするが。しかも枠もいい枠だ。よって打ちました◎。現場で古谷さんに「◎打ってるー!」って言われましたよ、ハイ。そして結果。やっぱ、競馬って公正だな(笑)。年末のホワイトクリスマス賞(か、ホワイトホース賞)目指して、頑張って欲しい。っていうか、たぶんレースの方がこの馬に合わせて組まれそうな気がする。大井でそんな例が昔あったし。 そして今日、インパーフェクトとフリオーソが、共同通信杯に出走した。さすがかよこさんと古谷さんだ。しっかり取材している。取材章を忘れて(っていうか見つからなくて)、普通にスタンドから観戦していたどっかの誰かさんとは大違いだ(笑)。1月に更新した後、カメラのバッグに仕舞いっ放しだった。フリオーソは見どころなかったが、インパーフェクトは直線向いて、外に引っ張り出さなければならなかった位置取りがなければ、もっと上にこれたかもしれない。 そして今週はNARグランプリ2006だ。今年も小ネタ収集の密談頑張るぞー。
2007年02月04日
「会社にビデオデッキを設置しました」 っと書くと、ずいぶん遅れた会社だと思われてしまうが、何の事はない、年末まで続いた席替え作業で外していたビデオデッキを付け直しただけである。すでにHDD・DVDレコーダーも付けているので、いまさらそんなもの使うような用事もあまりないのだが、いまだ全貌を解明していない古いビデオが沢山あるので、それを見るため(だけ)に復活させた次第。 ラベルに「地方重賞」とだけ書かれたそのビデオ群は、ほとんどがUHFで放送されていた競馬中継を録画したもので、10年ほど前に1度何本か中身検めしたものの、その後再び放置されていたものだ。本来なら社屋の引越しの際に捨てられておかしくないのだが、なぜか生き延びて現在に至る。 だいたい、VHSのテープなんて久々に見たし、テープのメーカー、AXIA(富士フィルムアクシア?)も最近見かけない。「おー、アクシアだよ。カセットテープとか買ったよなぁ」みたいなノリだ。最近は何か映像が回ってくる時は、だいたいDVD-Rか、DVD-RAMだし。 さて、なんでそんなビデオをひっくり返しているかと言うと、浦和TMの鎌ちゃんに「女だらけの水泳大会」のビデオがあるぞ、ということを言ったら、「ぜひ見たい」(いや、本当は言っていないがそういうことにしておく)と意欲を見せたのが理由だった。何者かが、自宅で使っていたと思われる古いテープを供出し、それにUHFの中継を録画したのだろう。3倍モードで録画されて、6時間使えるのだが、レース部分は2時間程度で、その後ろに水泳大会が途中から録画されていた。だが、そこからはまった。 何しろ、疑わしいテープを巻き戻して、頭から再生して出てきたのが第1回帝王賞。1978年。俺は9歳だ。ローズジャックが勝ったのだが、鞍上は阪本泰之現調教師じゃないですか。そのまま再生しっぱなしにしていると、次々と重賞レースが続く。だいたい中継のあるレースは限られていたようで、帝王賞、東京ダービー、東京大賞典、全日本アラブ大賞典、川崎記念ぐらいだったようだ。それが何年分か続いた後に、「女だらけの水泳大会」が始まる。そのテープはそれでオシマイ。ちなみに司会は田代まさし。空中ブランコからプールにジャンプし距離を競う競技と、最後の騎馬戦でお約束のポロリがある。記憶によると、もっとハプニング性が高かったと思っていたのだが、今改めて見ると完全にお約束だった。ダンプ松本がわざわざポロリ役の人に近づいていく、みたいな。まあ、それはいい。録画内容が年代的に前後するので、おそらく後年、水泳大会のテープにダビングされたものらしい。そんな推理はせんでええな。 次のテープ。ただ「重賞」とだけ書いてあるテープは、これは最後まで競馬という硬派なテープ。年代的には先ほどのテープの続きのようで、カツアール、アズマキング、スズユウ、トウケイホープ、サンオーイ、カウンテスアップ、テツノカチドキ、チャンピオンスターあたりが出てくる。赤間清松、高橋三郎、佐々木竹見、本間茂などの名人が、前をカットしたり、内に閉じ込めたりと結構激しい競馬をしていた。結果を知っているのに、なぜかレースがおもしろいし、中継の録画なので、司会や解説者のトーンで、レース前後の空気が分かる。 3本目は80年代後半から90年代。この頃は中継も多かったようで、黒潮盃なんかもあった。レースは幾分スマートになった感じで、内田博幸が乗っている。的場文男騎手のダービー2着も前のテープと合わせて4回くらい見た。それもそうだが、やはりこのテープの見どころはロジータだ。ロジータについては見ている人も多いと思われるが、辛勝の羽田盃以後は、中央挑戦の2戦を除き素晴らしいレース振りだった。特に東京大賞典、そして最後の川崎記念は圧巻だった。正直感動した。会社引越しの際、このテープを捨てずに持ってきた人に感謝したい。たぶん俺だと思うが。 やはりビデオは偉大だと思った。成績としては知っているが、あるいは他人が書いた回顧を読んだり、雑誌の写真を見たりして知ってはいるが、映像は初めて見るというレースが沢山あった。当然生で見ているレースもあるのだが、それはそれで改めて見直すと、昔レースを見て思ったこととはまた少し違った印象もあった。レース回顧の文章を雑誌に書いたレースもあったのだが、書き直したいぐらいだ。きっとおっさんになったのだろう。 本当はキャプチャーして載せたかったのだが、権利関係を考慮して自粛した。できればこれらのレースをどこかで見られるようにしたいのだが、たぶん無理だろう。
2007年01月28日
順調にいけば、次回川崎(1月29日~)で白毛馬ハクバノデンセツがデビューする(かもしれない)。父は大井で走った白毛馬のハクホウクンで、ハクタイユーから続く、白毛馬3代目となる。昨今、日本に於いて内国産の種牡馬の子が3代続くことは稀とは言わないが少なく、これも白毛のなせる業なのかと思う。10年くらい前になるが、岩手のテシオで白毛馬を取材させてもらった。当時、平取の北島牧場で神馬兼種牡馬として繋養されていた日本初の白毛馬ハクタイユーから、その年に誕生したホワイトペガサスまで、1頭行方が掴めなかったものを除き、ほとんど全ての白毛馬を見させてもらった。それまで牧場巡りや取材は何度も行っているが、その時は何とも奇怪な取材で、見るのは全て白い馬。聞くお話も白い馬。手始めにハクタイユーを繋養していた北島牧場に伺ったのだが、北島牧場さんは平取義経神社もされていて、毎年2月、初午の日に初午祭という祈願祭が行われている。多くの牧場関係者が集まり玉櫛を捧げて、馬の無病息災と活躍を期待し祈願するものである。クライマックスは、年男が馬上から破魔矢を打つ儀式で、こんな感じである。1度見学させてもらった事があるのだが、そのクライマックスに登場する神馬がハクタイユーであった。まあ、それはよい。当時、白毛については「白い」というだけで何の知識も持たなかったので、いろいろ伺ったことを覚えている。たとえば、白毛はアルビノ(先天性色素欠乏症、詳しくはコチラ)ではないとか、白ツメなのでその部分がどうしても弱くて、競走馬として大成しづらい、だとか。あるいはほぼ全身の皮膚がピンク色(普通の毛色の馬は褐色)のため、皮膚病を発症するケースが多いとか。後に厩舎で伺っても、だいたい同じ様な事を言われたのを覚えている。当時、「白毛は流星(額や顔の白い部分)が全身に広がったものではないか」というお話を伺った。その当時はそうなんだべな、と思ったのだが、それから色々と実馬を見て、厩舎や牧場で色んな馬の流星の部分なども見たのだが、どうも違う。鹿毛馬などは流星の部分も皮膚が褐色で、それが広がったものならば、皮膚は褐色でも良いのではないか、と思った。白毛馬はほぼ全身の皮膚がピンクで、やはりこれは色素と関係しているのではないかと思う。その年、偶然平取で1頭アスワンの白毛(突然変異)が生まれたと聞いて、その牧場に出向き、放牧場にいる当歳馬を見せてもらった。のちのホワイトペガサスだ。可愛らしい当歳の写真が家のどこかにあるはずだが、見つからない。偶然、屋外で作業されていた高橋さんの奥さんにお話を伺った。「取材は遠慮したい」ということだったが、いろいろお話をしてくださった(笑)。奥さんもお産を手伝われたそうだが、「とにかく出てきたときビックリした」そうだ。そりゃそうだ、いきなり真っ白いのが出てくるわけだし。青森県五戸町のマルシチ牧場も伺った。この牧場は遺伝による白毛第1号ミサワパールを生産した牧場だ。牧場主の鳥谷部さんは強い訛りで速射砲のように話す方だった。東京から取材に行くのならたぶん通訳が必要だと思われるが、幸い私は同郷なので問題なしだ。日が暮れるまでビッシリお話を伺ったが、突然変異で生まれた2頭、ハクタイユーとカミノホワイトが共に黒鹿毛の父と、栗毛の母から生まれていることに注目した方で、ハクタイユーの相手に栗毛のウインドアポロッサを選んだらしい。経済的にシビアな生産界だが、90年代後半とはいえ、ホビー性が強いと言うか、ラボ的なお話だった。その後、突然変異同士の交配による第1号ミサワボタン(父ハクタイユー、母カミノホワイト)も成功?させた鳥谷部さん。既に取材の前年であったが、生産馬ハクホウクンが白毛馬の初勝利を飾っている。その後、サンデーサイレンスの白毛シラユキヒメなんかがデビューしたりしたが、数年してアスワンの白毛馬が浦和でデビューした。「おー、あの馬だー」というのがホワイトペガサスだった。8勝して最終的にはC2まで出世した。別に白毛マニアではないのだが、なんとなくその後デビューした白毛馬も見続けてきて、とりあえずシロクンまでは全て見た。シロクンは自分が見た白毛馬の中では、最も綺麗な白毛馬だと思う。海外での事例もそうだが、青毛、青鹿毛から生まれる白毛は、綺麗な馬が多いようだ。現役馬では、道営のマルマツライブはまだ見ていないが、そのうち見に行きたいと思っているし、中央のホワイトベッセルも早く見たい。ちなみに、世界は広くて、プエルトリコ在住の白毛研究家?の方サイトもある。ここは読んでみるとなかなか詳しくて面白い。
2007年01月21日
とはいえ、実際は人間様の都合で動いている。昨年の南関東では、全国的に施行されたものも含め、たとえば認定厩舎(いわゆる外厩)であったり、短期騎乗であったり、他地区の騎手が重賞に乗れたり(いずれも一定の成績を収めている者)など、大きなものだけ挙げても制度的な改正があった。今年も1月に競馬番組の改正があった。大きなものでは、たとえば「能力調教試験の受験義務付けの緩和」。現行、転入馬全てに課せられていた調教試験が、下記のように改正された。転入馬(調教試験)ただし、南関東4地方競馬場(以下「南関4場」という。)での出走経歴馬のうち、南関4場での最終出走から起算し、当該競馬の前日までに6ヶ月を経過していない馬は、出走申し込みの申請により調教試験の受験を免除できる。ただし、南関4場での最終出走の際に鼻出血による出走制限又は能力不足による番組除外を受けた馬及び調教再検査を命ぜられた馬はこの限りではない。つまり、交流競走や出戻り移籍などで、南関東で6ヶ月以内に出走していた馬なら、転入あるいは再転入の際調教試験が免除されるわけだ。実際、1月5日、川崎の能力調教試験で、グランドタイガーとワレンダーソロンが調教試験免除となっている。グランドタイガーのようなパターンならまだ分かり易いが、ワレンダーソロンのような場合は、何事もなく柱を出せば、あたかも前走笠松遠征のように見えてしまう。新聞の対応としては、恐らくひとコマ追加して、そこにそれまでの成績と、「転入・調試免除」のように入れる事になりそうだ。ただ、ひとコマ入れてしまうと、調試のように時計があるならまだしも、それがない上に、それ以前の成績が1走減るのは果たして親切なのかどうか悩むところだ。新馬、未出走馬に対する能力試験は予想する際重要なファクターだが、調教試験の場合はもうひとつ微妙だ。中央競馬に比べれば、休み明けの馬が(とりあえず)走れる状態であるか否かがわかるだけでも便利であるが、たとえば先日の船橋記念を勝ったプライドキムなんかは、はっきり言って調試は最悪だった。結局そこからグーンと変わってきたわけだが、中間の時計も少なく、ただ惑わされるだけに終わってしまった。こういうケースは珍しくはないのだが、「勘弁してくれよ~」という気分になる。特に外れた場合は。さらに抜け(抜いた)だった時は。中央競馬のように、追い切りだけでドンの方が、元々格上だけに◎は打ちやすかったかも。その他にも、番組賞金算定率の変更があったり、格付け制限の変更があったり。これらは賞金額と格付け基準表に合わせて変更するもので、ほぼ毎年行われている。もうひとつ、「外国産馬の出走資格の改正」というのがあって、これは別な外国絡みの件と合わせて、後日番組に問い合わせてから書こうと思う。
2007年01月14日
本年もご愛読よろしくお願いいたします。さて、年末年始は相変わらず普通に働きました。元旦にはNARグランプリの地区投票のFAXを送り、2日は川崎4日目の出馬、3日は5日目の出馬の後、川崎競馬場へ行き、報知オールスターカップの写真を撮るという、極々普通の日々。レース後は新年会、というか、自分の気分的には忘年会のような宴会。山中アナとは別角度で寄せ鍋写真。新年会(忘年会)を終えて、3日間の正月休みを頂いておりました。家族は普通に正月休みを満喫していたので、もうゆっくりするのは飽きたらしく、結局お湯に浸かったり、高いところ(2000m位)に登ったりと、まあ、家族サービスで休む暇なし。さらに、やっと年賀状の作成、返信に取り掛かって。。。更に他の人は普通に年明けして営業再開しているもんだから、電話は鳴るわメールは来るわ、FAXは送られるわで、気も心も休まらぬまま、普通に新年を迎えました。ところで、投げっぱなしではいけませんので、高知県知事賞の結果発表。もっとも、高知新聞の記事や、スポニチの記事でみなさんご存知でしょうが、宣伝効果もあって引き続き競馬開催ができるように相成りました。一応場外発売の数字は入手しましたが、あんまり細かい数字を書いてもアレですから、まとめたものをば。高知競馬場 17,465,500上山場外 873,900南関場外 31,701,500共同在宅 2,030,900合計52,071,800円也ということで、自分も含め、ご購入ありがとうございました、といったところです。大井、川崎とほぼ同時開催だった『ばんえい相談所』の方も、断片的ですが、聞いたところによると川崎2日目で1500万売ったとか売らないとかで、高知班(あったのか?)、ばんえい班の皆様ご苦労様でした。現地の新聞社さんからも「おかげさまで~」とFAXが届きました。むしろ、大した事できなくて申し訳なかったのですが。廃止されそうな競馬場に行って騒ぐのも良いのですが、今回の『ばんえい相談所』にしても、古谷さんの『巡回場立ち予想』にしても、そうしてお客さんに競馬の面白さを伝えていくというか、啓蒙していく活動が、地道ではありますが売上げを上げていく一番の方法だと、再認識しましたし、これまで廃止になった競馬場から学んだ事であります。馬事文化がどうのとか言ってると非常に危険です。そうしている間にお客さんはどんどん引いていきます。個人的にも、北関東や上山、新潟などいつも記者席を訪れたり、会社に寄ったりしていた記者の仲間がどんどん減っていって、専門紙協会の集まりでもなんとなく寂しさを感じますし、かつてバリバリのエース級TMだった人が場外で新聞を売っているのを見ると、悲しくなります。我々は競馬専門紙ですから、目立つところに掲載したり、成績柱を大きくとったりとか、現地の記者さん達の協力を得て各馬寸評を充実させたりとか、職掌的にもそういった事が主にはなりますが、本年も地道な作業ではありますが、なんとか貢献できればと思っております。それが本年の抱負でしょうか。
2007年01月07日
おはようございます。モーニング展望です。『モー展』といえば、知っている限りでは高知競馬が1R前の時間帯に橋口アナと記者でその日のレース展望を行う、というのが最初ではないかと思いますが、本日はそれに乗っかって高知県知事賞展望です。高知競馬といえば、今週こういう記事が出ました。若干宣伝臭さも漂うのですが、「崖っぷち」と言えばそれは間違いないでしょうし、皮肉を込めて言えば現在の「廃止ブーム」はばんえい競馬の方に向かっており、流れを引き戻す? 意味でも高知県知事賞です。さて、メンバーはこのようになりました。◎マイネルリチャード○チェリーキング▲ストロングボス△ニッタレビュー△マルタカシャイン△ノボエンペラー珊瑚冠賞を制したマイネルリチャード中心でしょう。名古屋グランプリ除外後、すぐにここ目標に調整を続けてきました。高知競馬にしては珍しく? 中間馬なりの時計も3本出ていますし、メンバーを考えれば最有力といっていいでしょう。チェリーキングは福山との交流戦を制しました。距離自体は〔0101〕と勝ち鞍こそないものの、連対経験があればまず問題なし。初挑戦ですがいきなりもありえます。ストロングボスはA2、A選抜連勝と、ここにきて安定度も増してきました。同型の出方次第ですが、すんなりなら3連勝でVの可能性もあります。ニッタレビューは春の二十四万石賞の勝ち馬。ここも57キロと斤量は不利ですが、それでも57でこの1年戦ってきた。好枠を引いて、番手追走と有利な条件。逆転も。マルタカシャインは距離実績こそないが、比較的堅実に入着している。安定度は高く、堅実。ノボエンペラーは、一昨年、昨年と高知県知事賞3着。(高知的には)久々で馬なり調整中心で乗り込み量も不足気味だが、このレースとの相性を買いたい。明日の元旦も、メインの高知市長賞に、地方競馬歴代最多勝のエスケープハッチが登場。我々の友人たちも橋口アナと飲みに高知競馬を応援しに、高知競馬へと大挙出かけるようだ。俺も行きたかったなぁ。とりあえず、今日から4日間で750万円。日刊競馬的にも支援の意味で、職権を乱用(笑)し、高知県知事賞を目に付くよう1面下に配置した。なんとか南関東で2000万ぐらい売れないもんかなあ。ちなみに大井競馬のメインはゆりかもめオープン。高橋三郎厩舎1・2・3着で。さて、本年もご愛読有難うございました。来年もよろしくお願いいたします。それではよいお年を。(と、手を振る)
2006年12月31日
読者のみなさま、メリークリスマス。日替わりblogの企画開始時に、各ライターに対しアンケート形式で希望の曜日が尋ねられた。なんとなくボケーッと週末を中心に希望したのだが、なんだか日曜日はネタ的に中途半端だなぁ~と思っていた(って言ってもまだ1回だが)のだが、どうやら神は我等を見捨てていなかったようで、有馬記念展望にブチ当たった。ので、神に逆らわずに有馬記念展望。まず第1にディープインパクトの取捨。有馬記念というレースはこの世の欲の権化みたいなものだから、時にどスローペースになったり、時に乱ペースになったり。ディープインパクトという馬は、基本的にはスローペースを上がりでイワす馬。もちろん脚質的にハイペースは大歓迎なのだろうが、他馬陣営がそれでは思うツボ、と思うのか、あるいはスローペースに落としてなんとか逃げ残ろうとするのか、結果ヨーイドンの競馬を招いてしまう。そういった展開面を心理的に左右してしまうところが、やはり強い馬だからなのだろう。展開を考えると、アドマイヤメインの大逃げ宣言が出ている時点で、ディープインパクト有利だろう。ナリタブライアンが勝った年然り、大逃げを打つ馬がいると、力通りの決着は濃厚だ。ここで気になるのは、ダイワメジャーの出方だろう。今シーズン3連勝(うちGI2勝)はいずれも番手から絶妙のタイミングで抜け出したもの。大逃げ馬がいて、2番手集団は淀みのない平均ペースとなれば、レースのカギは安藤勝己騎手の「タイミング」にゆだねられる事になりそう。そしてダイワメジャーのカギを握るのはコスモバルクとデルタブルース。中山得意、早仕掛けのコスモバルクがダイワメジャーの目論見にどう絡むのか、あるいは岩田騎手操るデルタブルースがロングスパートを仕掛けたら。。。追い込み勢は、超ハイペースがイメージできないだけに、日本馬ではディープを後ろから差すようなシーンは考えられない。これは2、3着でいいだろう。あまりそんなことを妄想してても結論が出そうにないので、結論。◎ディープインパクト○ダイワメジャー▲デルタブルース△メイショウサムソン△ドリームパスポート△スウィフトカレント△ポップロック少なくとも、上積み、成長がないとはいえ、ジャパンカップ程度のデキであれば、ディープインパクトの勝ち負けは間違いなさそう。逆転の余地があるとすれば、ダイワメジャーとデルタブルースぐらいか。3歳馬ドリームパスポートは着が計算できる馬だし、メイショウサムソンは秋3戦して調子が上がってきている感じ。以下追い込み馬を3着候補に据えたいが、あまりバラバラ流すとトリガミになるので、絞った。3連単フォーメーション1着4→ 2着5・2→ 3着5・2・8・3・11・1さて、明日から7日連続大井開催だ。「クリスマスから大晦日まで大井」そんな脱力感溢れる見出しを、日刊競馬1面に載せた。ついでに我々は、クリスマスから大晦日どころか、新年川崎開催(1月1日~)まで、我々は仕事しっぱなし(1月3日まで)である。例年のようにニューイヤー駅伝も天皇杯も会社で観戦する。川崎のトラックマンは、小向の土手で初日の出を見ることになる。29日は東京大賞典、30日は東京2歳優駿牝馬、1月3日は報知オールスターカップが行われる。有馬記念が終わったら、こちらの方も、是非是非、観戦しにきてもらいたい。っていうか、次の日替わり当番って大晦日じゃねぇかよ(笑)
2006年12月24日
ファンの皆様おはようございます。日曜日担当の小山内でございます。サンデーと言えば、サンデーサイレンスからサンデー兆次まで、広くございますが、まあそんなことはよろしい。初めての方、はじめまして。初めてじゃない方、ご無沙汰しております。小山内です。 折角バトンを渡されたわけですから、貰いましょうか。(1)初めて「強い」と思った馬は?う~ん、中学生の時にテレビ(NHK)で見たシンボリルドルフですかね。そんな離さないんですが、毎度NHKで放送されるレースではきっちり勝ってましたからね。 そんでも秋の天皇賞でそれを差し切った馬がいて、それがギャロップダイナでしたね、どちらかというと、強い印象に残っているのはこっちですね。いや~、ホント強い馬だと思いましたよギャロップダイナ。それが勘違いであると分かるのは大学生になってからですね、ええ。その当時はそんなに情報なかったですからね、今と違って。(2)忘れられないレース まあ、これは沢山あるわけですが。初めて馬券を勝ったレースも朧げながら覚えていますし、上山の最後の樹氷賞だとか、他にもいろいろあります。まあ、ちょっと変わったところで挙げると、中山の'93グローバルカップですね。デットーリ騎手がそれまで極端な競馬しかできなかったシャマードシンボリで馬群を割って出てきた時ですね。「すげぇ」って思いましたよ、デットーリ。ニューマーケットに行った時、行ってきましたよデットーリの家。行ったっていっても競馬博物館のガイドツアーのコースになってたんですけど。まあ、ミッキーの家みたいにデットーリには会えませんでしたけどね。開催中で普通に競馬場で乗ってました。(3)今、気になる馬は? う~ん、パーソナルラッシュ(笑)(4)自分の勝負服を作るとしたら? 胴赤・白星散らし・袖赤(5)見てみたい対戦 見て見たいっていうか、また見たいのは某テレビ局感謝祭の「人vs馬」。あれはおもしろかった。(6)競馬場グルメ やっぱり浦和。なに食ってもうまい。上山もなに食ってもうまかった。県競馬の朱鷺大賞典の時にテントでやってたもち豚串焼きは、何本食ったかわからんぐらい食った。今は中央の開催でも売っているみたいだけど。あれは感動的なうまさだった。(7)弱点最近はないなあ、ほぼ無敵。新しい弱点を開発するか。(8)好きなもの あ~これ沢山あるから困るなぁ。強いてひとつ挙げれば競馬(笑)だな。 というわけでリレーコラムはじまります。よろしくお願いします。明日は高橋華代子さんです。
2006年12月17日
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